※最終話までのネタバレあり
年をまたいだので、すっかり勘が鈍ってしまった
ちゅねはいったい何をやろうとしていたんだろうか…?
というところからはじめましょう
55話『痛み』
132話の死に行くハンジを、84話のリヴァイと重ねる作業をすることにします
↑フロックに担がれて強制退場させられるエレンの「あぁ…」と、ハンジの「あぁ…」が同じなので、そこを重ねたところからスタートします
84話『白夜』と比較しながら見ていくと、ある意味わかりやすいです
↑ここの「あぁ…」が、↓これね
その後はどうする?
どいつもこいつも…
命を
この世から駆逐するまで
どうやら私はここまでだ…
だが…あいつらがこいつらを何とかしてくれるはずだ
あとは頼んだ…
この壁の巨人を…
素晴らしい巨人を
どうか戦争から救ってくれ
【考察】
ハンジがリヴァイの扇動に乗ったのは、元々お腹の子を産みたくないという気持ちがあったからだと思う
でも、だからといってお腹の子のことを思うと、殺すのは可哀想……という気持ちもある
心理状態がぐらぐらなのに、エレンには屈辱的な仕打ち
一方ではリヴァイにはあんなこと言われちゃったもんだから
ぐぐっとリヴァイ側に気持ちが傾いた
まあ、リヴァイを抱えて川に飛び込んだ時点でお察し?
リヴァイはただ、ハンジが望んでいたことを言ってくれていただけ(何も知らずに)
よくよく考えたら、最後の決定権って女が持っているんですよね(^^;)
ハメられた男には決定権が無い、この立場を親身に考えたこと……あったわ
リヴァイがこれになりかけたんだった
男には男特有の恐怖があるのか
↓「心臓を捧げよ9後半」で、もしもリヴァイがハメられてたらどうなっていたかを再現しております
(あくまでも一例ですからね)
ハンジが島を裏切り地鳴らしを止めることにしたのは、
106話『義勇兵』
単純に、まだ知らぬものがたくさんある世界にワクワクしたからだろう
ここはきっとアルミンと同じような理由で
ワクワクを破壊されるのが嫌だった
エレンが巨人の力を使いこなせるようになったのも、ハンジの好奇心の賜物で
ある意味エレン巨人は、ハンジが丹精込めて磨き上げた作品なんですよ
それを含めて、自分の作品群を戦争の道具に使われるのが嫌だったんだろうな~単純に
自分が愛してやまないものが人を殺す道具でしかないのが悲しいって、こういうことか
ようやく理解できたかも、しれない(^^;)
でもってサネスがやってたことも「壁(壁の巨人)」と「王」を戦争から守ること
戦争に利用されないように隠していたから、そこもハンジと同じだったわけだ
ちゅね、諌山創の解釈?かもしれないものを間に噛ませることで、理解できたことがいくつかあるんだが
グリフィスのこととか(完全じゃないにしても、以前よりは格段に理解できるようになった)
ハンジの深堀は、これくらいでいいかな?
(父殺しはしなくてもいいかな)
『白夜』がテンプレだから、子殺しの方なんだよね
(白夜=リヴァイによるベルトルト殺し)
ハンジの生い立ちのストーリーの方は
ハンジに乱暴しようとした憲兵を止める間男に、「この子は女の子だぞ」と言わせたい
どう見ても男の子にしか見えないハンジが、なんでこの男は自分が女だってことを知ってるんだ、と疑問を持つ
そこから母の不貞に気づく形にしたいなー
場所はハンジの自宅じゃなくて、銃を作ってたじじい共のアジト?
まだどっちかハッキリしない
といって、次回からはミカサの「父殺し」に戻ろう