最終話までのネタバレあり
2022.7.9追記 レッツトライのエレンの心情のところ、追加しました
2022.7.22追記 末尾
……なんか7月に入ってからも用事が立て込む(-_-;)
というわけで疲れてイマイチ集中できない状態でも書けるものを
息抜きです
84話『白夜』のリヴァイと89話『会議』のエレンが対比関係になっていることに気が付きました
リヴァイ=エレン
ハンジ=ミカサ
フロック=ヒストリア
エルヴィン=グリシャ
主な比較対象キャラは上記の4組です
ハンジとフロックの比較対象がもしかしたら逆かもしれないんだけど……
リヴァイグループのハンジとフロックが死亡したのに対して、エレングループのミカサとヒストリアは生き残っている
その代わり、リヴァイが生存、エレンが死亡なのかも?
これ(84話『白夜』)の対比が
↓これ(89話『会議』)
これが(84話『白夜』)
↓これです(89話『会議』)
これは1ページ全体を比較対象として
↓これです
わかりやすい目印かな~と思ったのは
↓
↓
これが(84話『白夜』)
↓これです(89話『会議』)
【Let's try】
これを元にして84話『白夜』のリヴァイに心情をつけてみよう!
あのことは…まだ話していない
エルヴィンが人類を救うことよりも
エレンの家の地下室に行くことのほうが大事だったなんて
こんなこと…
なにより こんなこと話したら…
フロックは…
フロック達新兵の命が囮になる間に
俺が獣に接近する……
そうすれば「獣の巨人」を討ち取れる…
かもしれない…
…そうだ…
かもしれないだ
だが…そのためにはあの若者たちに死んでくれと…
一流の詐欺師のように体のいい方便を並べ立てたんだぞ?
エルヴィンが先頭を走らなければ誰も続く者はいないだろう
そしてエルヴィンは真っ先に死んだ
はずだった
とにかく こんないい加減なこと
…ここで言うべきじゃない…
と、
こんな感じになります
白々しいだろう?
もしかしたらこの後の「心臓を捧げよ」の続きのどこかに
これを組み込むこともあるかもしれないですね…
予定にはなかったんだけど
ひょっとして入れないといけないのかしら……
(ちょっと不安になってきた)
リヴァイがアルミンとジャンにどこまで話すかは、ちゅねの匙加減でどうにでもなることなんですが(^^;)
フロックがエルヴィンの詐欺演説を真に受けていたので、リヴァイにとってはそのまま勘違いしてもらった方のが都合がよかった
だからフロックの話を受けて「エルヴィンは人類を救うために悪魔になるしかなかった」と大ボラを吹いた
エレンの場合は89話『会議』にて
「そういう時期だから大声を出した」とハンジが勘違いしたけれども、自分が知った事実は到底みんなには話せないので、あえて訂正はせずに、そのままみんなに勘違いさせておいた
です(笑)
事実を話さないエレンにもリヴァイにもイライラする
とりわけリヴァイの方は、ちゅね自身もつい最近まで騙されていたこともあり、
こういう嘘をついてみんなを勘違いさせたリヴァイにネチネチ言いたくなってくるというわけなんだよ( ̄▽ ̄;)
エレンとリヴァイの違いとして
リヴァイは息を吐くように嘘をつけるけど、エレンはそんな芸当は出来ない
32話『慈悲』でリヴァイが言っていたのはこのことなんだと思いました
で、この状態で『白夜』以降のリヴァイの言動を見返すと全てが「白々しいな~」と感じるわけですよ
白々しい
実に白々しい
そして気が付いた
だから84話の副題が『白夜』なんだと
こういう捻ったタイトルのつけ方って好き(^^;)
(まあ、ただの勘違いかもしれないけど)
大ぼら吹きのリヴァイには84話以降、夜が来ないのかもしれないよね
夜が来ない=眠れない
同じようなものでパッと思いついたのが、また神聖かまってちゃんになってしまうが
『ロマンス』というタイトル
ライナーのイメソンらしいので無視できないよね
ちゅねの中では、ライナー=リヴァイなので
『ロマンス』の歌詞に思い切り寄せていきましたし、【進撃の巨人】を読み解くうえで神聖かまってちゃんは重要だと思うよ
ただ……、神聖かまってちゃんの世界観といっても……難解でございますから(^^;)
はっきりしない部分に、ちゅねの妄想や解釈が入り込んでしまうんだよっっ
想像の余地が多いって、こういうことだったのね……
で『ロマンス』という歌にちゅねが同期できたかといえば、出来ていないわけで
あの歌詞の内容で、タイトルが『ロマンス』っていうのが
捻ってるよね
割とちゅねはなんでも明るい風に捉えがちなんだけど、そうではなさそうだというのは『僕の戦争』の公式MVを見て思いました
(けど、ちゅねがベソかきながらやったリヴァイの境遇の方にマッチしてたという)
エレンの「がっかりした」発言は『ロマンス』の「disappointed」から来てるだろうし
個人的には(他の方も感想で書かれていたんだけど)、地鳴らしの理由が「がっかりしたから」というのに度肝を抜かれたし、そこが作品の個性になったと思っている
131話『地鳴らし』は魅惑的
もちろん、理想と違ってたからって世界を踏みつぶしちゃダメだよ~というエレン批判は変わらないけど
「すべては仲間のため」「自分を討ちとらせた」というよりも、「がっかりした」の方が大虐殺の理由としてしっくりくるんですよ
なぜなら、そこには怒りがあるから
「愛」なんていう感情でラムジー達を踏みつぶしたほうのが逆に怖いよ
それが最終回にて「仲間のため」と覆されたのが、一部では歓迎されて、一部ではがっかりされた(そうだよね?(^^;)
仲間のために地鳴らししたんだから、全部踏みつぶさなかったことにがっかり、というのもあるか
ちゅね考察では、エレンの地鳴らし理由は「がっかりした」そのままなので、がっかりしていないわけで
ややこしいよね~( ̄▽ ̄;)
このジャケットは見るたびに「いい画だな!」と感じる
→ジャケット撮影した人って誰だろうと調べてしまった
『ロマンス』の歌詞中の“殴られる「君」”というのが、自分自身(=自傷)かもしれないし、世間かもしれないし、夢や希望や理想かもしれないし、そのまま「誰か」なのかもしれないし、それらと違う別のものかもしれないし
「ロマンス」という言葉も調べたら結構色んな意味合いがあるし、どう捉えるかで見える光景は変わってきそうだ
この歌も最初に聴いた時はあんまり好きじゃなくて、の子の歌い方も歌声もキンキンしててむしろ不快だった
けど、今はすごく好きなんですよね
自分のことながら、この感覚の変わりようを不思議に思う
身体(感覚)に馴染んだんだろうけど
インストール完了?(^^;)
今は時間が無いのでこの辺でやめておこう
さて、リヴァイと違いエレンはその場では嘘は言わず、ただ黙りこくっただけです
エレンにしてもリヴァイにしてもジーク側が接触してきた時に事態が動き出します
エレンの場合は、ヒストリアの件のみ、事実とそれを隠していた経緯を正直に話しました(106話『義勇兵」)
けれどもグリシャの事実はミカサに隠したままで、その後も言い出せずに112話『無知』で、ついに嘘でもってミカサを遣り過ごそうとしました
そのシーン112話『無知』のエレンに、89話『会議』エレンの心情を付け加えてみましょう
何より こんなことを話したら…
そうだ マフラーだ
…この作戦がうまく行けば…
ミカサはマフラーを捨ててくれる…
かもしれない…
山小屋の奇跡と
オレ達幼馴染(104期生の仲間かも?)の信頼を捧げればな
…お前の言う通りだ
少なくとも…
ミカサがよく頭が痛そうにしてたことなんて
アルミンも昔から知ってたからな
どの道オレ達の信頼は殆ど失われるだろう
イヤ…全滅する可能性の方がずっと高い
それならば玉砕覚悟で勝機に賭ける戦法もやむなしなんだが…
そのためには
ミカサのことがガキの頃から嫌いだったと…
一流の詐欺師のように
体のいい方便を並べなければならない
そしてオレは真っ先にミカサに嫌われる
アッカーマンが何なのか…
知ることもなくな…
ヤバい
珍しくエレンパートがギャグ落ちしてしまった(^^;)
エレンの見つめる先にいるのはリヴァイだと、ちゅねが思っちゃってるからね(^^;)
(エレンの心情は80話『名も無き兵士』のエルヴィンから持ってきました)
一応、目印っぽいというか、同じような感じに描いたんじゃないかな~と思ったコマ
89話『会議』
112話『無知』
(エレンの画の方でもよさそう)
89話『会議』
112話『無知』
正直に話せばいいじゃ~ん、と思ってしまうのは他人事だからだと思います(^^;)
リヴァイは、エルヴィンを信じてついて来たハンジや
仲間たちは人類のために戦い死んでいったと信じて疑わないフロックの気持ちを想うと、とてもじゃないけどエルヴィンの真実を言い出せなかったのだろうし
エレンは、エレンの家族に迎え入れてくれた思い出や、エレン達家族を誰よりも大切に想っているミカサの気持ちを壊したくないから、自分だけが悪者になるような感じで嘘をついたわけだ(ミカサに嫌われて、ミカサの方から離れていってもらうのが理想だったのだろう)
ええと、騙されている人がいるとしても、その人がその嘘で救われている場合や、真実を話すことで確実に不幸のどん底に落ちるであろう人に、「あなた騙されてますよ」と告げるのって躊躇しちゃうよね(^^;)
エレンの場合は完全に二股男と同じように考えればよさげ
本当の家族(本命)がハンジで、ミカサが別宅
時系列的にはハンジの方が後なんだけれども…
他に好きな人が出来て、その人と子供作っちゃったパターンに近いかしら(^^;)
で、ミカサを傷つけずにどうにか別れる方法は……ピコーン!
みたいな
まあ、ミカサがブラコン、エレンもなんだかんだでシスコンと考えればいいか(笑)
でも妻と子どもが出来たから、お前を連れて行くわけにはいかないんだ
お願いだから独り立ちしてくれ
エレンは嘘をついた代償としてミカサに殺されます
グリシャの真実を話し、自分達の家族というものがグリシャの嘘の上に作られた幻(他人の不幸の上に築かれた幸福byトルストイ)であったことと、自分はハンジと新しい家族を作ったことを告げて、ミカサの想う家族を解散させる
それをしなかったせいで、エレンが大虐殺を起こした原因の一端は自分にあるとミカサは思った
というか、カルラの言いつけを守れなかった責任を感じたのではないかと考察している
1話『二千年後の君へ』
だから、エレンの始末をするのは同じ家族である自分の役目であるとし、ミカサはエレンを殺してしまった
あともういっちょあった
リヴァイがいつ「生かすべきはベルトルト」に気がついたのか
エルヴィンがうわ言で「先生……」というところだと思いました
それが89話のエレンでいう所の「まさか!」に重なる(と思う)
「……え?」
「…だから 見逃して…」
「……に」
「向かわせたのは…」
まさか!?
みたいな?
2022.7.22追記
>「愛」なんていう感情でラムジー達を踏みつぶしたほうのが逆に怖いよ
について
親子の無理心中は「愛」で子供を殺しているね
ということを思い出しました
「この子は自分が居ないとダメだ」「親が居ない生活をさせるのは気の毒だ」
「可哀そうだ」
「不憫だ」
といった気持ちだよね?(だいたいは)
この先の(親のいない状態の)子供の可能性を一切無視し、「愛」をもって殺すんだよね
たしかに惨めな人生が待っている可能性が高いことは否めませんが……
ちゅねだったら「生きたい」と思うんですが
母からの「愛」はちゅねにはわからないけど、父からの執着心が鬱陶しくてむしろ自分を切り離してくれという気持ちが強かったせいもあるんだけど
(アメじゃなくてムチばかりの執着心なんてさ…)
どちらかと言えば惨めな人生子供時代を歩んできましたが、続きが読みたい漫画や小説は次々に現れたし、宮崎駿の新作は楽しみだったし(^^;)
だからね、エレンが「皆のことが大事だから」と、みんなの為に勝手な行動を取って突っ走っていくことに対してイラついてました
家畜が嫌いだからといって、野に逃がしてあげようとする行為と同じに見えるんですよ
勝手に家畜扱いすんじゃねーよ!と思ってましたので
「僕達のために殺戮者になってくれて(ありがとう)」というアルミンの言葉をそのまま受け取れば、なんじゃそりゃ、となる
だからアルミンは「でも僕達は豚さんじゃないから」とエレンに諭すべきだったという意見には賛同します
無理心中と言っても色んなパターンが考えられるか
子供になんらかの問題があり、それが耐えられなくなって殺す
子殺しの罪を背負って生きて行く覚悟が無いから自分も死ぬパターンとか
死にきれなかったとか
ここでは割愛しますが
ミカサがエレンを殺した理由はこっち方面
いや、これ、仮に作者が、みんながみんなエレンに感謝した、が正解ですと公表したとしても、そこは読者の権限として、自分なりの解釈を見つけて自分はそっちの方がいいと思うので、私のことは放っておいてくださいってなりますよちゅねは
だって見つけちゃったんだも~ん
ちなみにちゅねの解釈は、「みんながみんなエレンに感謝した」という風に記憶改竄された、です
だからそこを軸に考えれば、少なくとも記憶改竄されない人物(リヴァイとミカサ)が真相を握っていることになるでしょ?
もっとわかりやすく
↑これが記憶改竄されちゃったみんなの様子
過去記事でも何度か書いていて重複してしまうのですが
ここは何度でも書きたいのだ
ここが一番ちゅねが主張したい部分だから
(他の部分は各々が想像すればいいと思う)
「エレン、お前ってやつは!」
ってシーン見て「は?」となった人は
この考察をすんなり受け入れてくれると思ってるんだけど
この意見を潰すべく加筆修正新装されたバージョンが発売されたとしても、ちゅねが好きなのは旧バージョンですとか主張出来るし
ラムジーを殺したことについても、どうせどこに行ってもエルディア人てだけで差別されるんだから、「そんな可哀そうな人生、生きていても意味無いよ」なんて想いでエレンはラムジーを救ってあげた(殺してあげた)のかもしれない
と、ふと考えてしまった