※最終話までのネタバレあり
メモ:リヴァイの理想
「進撃の巨人の力で見た未来のためだってことは…わかるけどさ」
「それは僕じゃなくてミカサに言うべきだよ」
「あんなでたらめ言って傷つけて…」
最終話『あの丘の木に向かって』
「すべては…突き放した僕らを」
「エレンを討ち取り人類を滅亡から救った英雄に仕立て上げるため?」
「…それじゃあ、巨人大戦後のタイバー家みたいに」
「壁外人類の報復からパラディ島を守れっていうの?」
「え?」
「8割の人が、踏みつぶされちゃうの?」
「あきらめちゃダメだ!」
「やり直せ!」
「…仕方なかった」
「オレは…頭がめちゃくちゃになっちまった」
「始祖の力がもたらす影響には過去も未来も無い…同時に存在する」
「だから…」
「仕方なかったんだよ…!」
「…あぁ」
「…そう」
「本当に…」
「どこに…」
【考察とか】
いや、ちょっと待ってくれ…
どうしても131話冒頭と最終話冒頭がマッチしてしまったので、やらないわけにはいかなくなってしまったのだよ
小さい頃のリヴァイの顔がハリル……というのは「あり」か「なし」かという疑問はあるだろう、うん
しかしラムジー兄弟の着ている服は貴族の坊ちゃんに見えないこともないし
ハリルとアルミンのあごから上は切り取るべきなんだろうか…あ?
しかしながら、69話『友人』で登場するチビリヴァイの目は大きいんですよ
ということは、地下街以前の坊ちゃんリヴァイは目が大きくても不思議じゃないよね?
ハリルのふくふくな下膨れについては、リヴァイの輪郭からいってもアリだな、とは思った
いいもの食ってるからちょいデブ
しかししかし、それにしたって人相が……変わりすぎだろ(笑)
(子供の頃は父ロッド似だったが、成長するにつれてクシェル似になっていった、とかさ)
と、一応ちゅねも自問自答しながら作業してました(^^;)
そのうち妙に面白くなってきちゃって……
さてさて、問題なのは、このシーンをどこに入れるべきか
だったのですが、
エレンの「オレ達が行きたかった場所」というセリフで、入れるべき場所が決まりました
といっても、まだ出来上がってない状態でして(^^;)
とあるシーンがあり、どうやってそれに持っていくかが難しくてね
果たしてこれでいいのかも自信もてない、けど、あのままでいく
1月中に作っていたものを元にして手直し作業しているのですが、ぶっちゃけほぼ差し替え状態で、残るのものはたぶん「流れ」のみです(^^;)
今回のこれも、つい一昨日に追加浮上してきたものでして
例によって想定よりも長くなりそうで、1つの記事では終わりそうにない
2つに分けよう
どこで切るべきか……
ややこしいので今回のシーンについての考察を入れておきます
これはエレンとリヴァイが「道」で会話しているシーンではないと思いました
リヴァイの中の理想のエレン像を元にした、リヴァイの空想、という位置づけ
だがしかし
進撃&始祖を継承しているエレンが、軟禁生活状態の坊ちゃんリヴァイを「道」に呼んだ可能性も捨てきれないんだよなあ
エレンは自身の体験を坊ちゃんリヴァイに語り、坊ちゃんリヴァイはそこに味付けして(ここはこうした方がいいんじゃない?みたいなこと)、ふたりで空想遊び(ヒーローごっこ)している
なんせ「道」にいるエレンは子供エレンの姿で、二千年前のマリアに出会ったりしているのだから、坊ちゃんリヴァイに会いに行ってたって不思議じゃないよね
ピーターパンみたいだ(^^;)
現実に戻った坊ちゃんリヴァイは、「道」でのことは完全に夢だと思っている
アリだな
どちらにしろ、記憶改竄で皆に植え付けるエレン像は、リヴァイの理想が元になっている(のだと思う)
リヴァイはエレンの中の別人格として存在しているようなもので、エレンの人生を追体験しています
エレンの全部なのか、それとも一部分のみなのかは定かじゃないんだけど
出たり入ったり、かもしれないです
エレンを体験したり、誰よりもそばでエレンを見ていたり
そして実物のリヴァイは、エレンの中にいた時の体験を内包している状態で、そのエレンが現実世界(軟禁生活&地下街という閉鎖された世界)ではイマジナリーフレンドとなってリヴァイに寄り添っていた
リヴァイはウーリから、レイス家だからこそ持っている本をかなり読み与えられていたんじゃないかな~と思う
空想家、ロマンチスト
その他、きょーれつな我の強さとか(^^;)
いろいろエレンと同じなので、エレンの中に入れた
実際のリヴァイはエレンよりもだいぶ年上ですが、イマジナリーフレンドエレンは年上だったり同年代だったりで、
今回のエレンは、完全にお兄ちゃんポジションです
実際のエレンに出会った時は、だからある意味、リヴァイの中でエレンという存在が出来上がっていて(理想化)、だからこそ「お前は間違っていない」とか「やりたきゃやれ」みたいな無責任極まりないことを言っていたんじゃないか
俺の知っているエレンなら「こうやるはずだ」と確信してたから
けど、じょじょに自分の思うエレンと実物エレンにズレが生じてきて……
みたいなことじゃないかなあ?
リヴァイはエルヴィンに続きエレンまでも、皆の中で理想のままにしておこうとした
(理想のままにしておきたかったor真実を隠そうとしたエゴ)
これがイェーガー派を生み出し且つ存続させる素となってしまってる
よね?
果てには孫の代まで影響を及ぼしてしまったわけで
エレン(エルヴィン)を綺麗なままにしておくってのが、いかに危険かっていう……(^^;)
ここはミカサとの対比にもなっていた
というのに気が付きましたが、これについては後ほど
ハンジ=イェレナ、エルヴィン=マガト
ということも判明したことだし
で、何気に、65話『夢と呪い』のケニーと祖父の関係とも同じになっていて
祖父たちは下の世代たちのことを想って真実を隠し続けようとしたが、その結果が「かわいい孫」が「切り裂きケニー」となった
【始祖ユミルと王】
というわけでリヴァイの理想を実現させる手助けをミカサはしてしまうわけで
フリッツ王と始祖ユミルの関係は、やっぱりリヴァイとミカサの関係に近い
ミカサ=奴隷というわけじゃなくて(^^;)
王でありながら奴隷少女にぞっこん
でも立場的にそれを言い出せない、的な?
この、好きなことを言い出すのが気まずい気恥ずかしい存在ってのが、フリッツ王にとっては始祖ユミル、リヴァイにとってはミカサになるよね、ということ
フリッツ王、他にも妻はいるんだけど、なぜか子供ができるのはユミルだけで、さすがに周囲がザワつき始める、みたいな?(笑)
ユミルはユミルで、王は他の妻も自分と同じことをしているだろうと思っているわけで
(リヴァイは真の王様で、ミカサは他国の血が流れてて、という共通点もある)
(始祖ユミルも、元の国ではお姫様orいいとこのお嬢様だった可能性大だよね)
ただ、王が死んだ後も従順であり続けたという部分が、リヴァイにもかかってくるように思う
その場合、フリッツ王がエルヴィンで始祖ユミルがリヴァイになるんですが
こちらもリヴァイ=奴隷というわけではなくて(^^;)
エルヴィンが死んだ後もリヴァイを縛り続けたもの(誓い)があり
この部分から始祖ユミルと王との間に交わされたものが読みとれるんじゃないのか、と思いました
ミカサもあやうく縛られそうになってたけど(エレンが死んだ後もエレンを想い続けろ的なこと)、それはリヴァイが断ち切ってます(いや、未満か?)
で、リヴァイとの間に新たなソレが出来たので、リヴァイが死んでいたら、ミカサはずっとあの場所に縛り付けられていた
というか、ミカサが動こうとしない(よっぽどのことがない限りは)
まあ、3年後もなかなか動こうとしないんだけど(よっぽどのことがあった)
ミカサの場合は、カルラの言いつけに縛られているというのもありました
→「困った時は二人で助け合う」「(2人で)生き延びる」
始祖ユミルに話を戻しまして
ちゅねとしては、なんとな~くですが、「子供たちを頼む」とか「(ここを逃げ出して)子供たちと幸せに暮らせ」とか、そんな感じのものだったんじゃないかな~と
それがうまく伝えられずに王は死んでしまったから、ユミルは二千年もの間、あの場所にとどまりつづけることになってしまった
エルヴィンも、自分が死んだ後は、リヴァイは調査兵団を離れてもいいと思っていたんじゃないか……というのは以前から思ってたことなんだけど
他の兵士達と違って、リヴァイはただ自分が連れてきただけなので
ロッドがケニーを解雇したのと同じ(ケニーの場合はウーリが連れてきてロッドが解雇した)
そのロッドも、ウーリの「祈っていてくれ」の真意がわからなかったのだろうし、ちゅねもこれは今のところさっぱり分からん(笑)
それくらい分かりづらい言葉をフリッツ王は始祖ユミルに言いつけたのだろう(たぶん)
「今までよくやってくれた、お前は自由だ、他の生き甲斐を探して長生きしろ」
↑これをうまく伝えられない(^^;)
ま、これもゆっくりやっていきます
今はまだ見えてない部分がある
なんか複雑なので整理するの難しい
整理しきれてない
始祖ユミル、ミカサ、リヴァイは力がありすぎて、フリッツ王、エレン、エルヴィンに分不相応の成果を与えてしまい、勘違いさせて破滅へと突き進ませてしまうみたいなこともあるのかなあ?