【進撃の巨人】リヴァイとコニー/104期ユミルとコニーのナイフ

※138話までのネタバレあり

 

 

 リヴァイとコニー

コニーが、これまでのリヴァイを模倣するかのような描写が散見されるのだが

これって、コニーがリヴァイの立場とシンクロしつつあるっていうことなのかね?

一心同体とか?

 

コニーといえば、裏切られるのに飽き飽きしちゃったキャラで、「時間がねぇ 早くいくぞ」「世界を救いに」とキリリと決めたキャラでありますが

 

124話『氷解』で、ファルコを連れ去ったジャンとコニーが屋根の上でやりとりする下り、これ84話『白夜』でのエルヴィンかアルミンかの選択と似ていますよね?

 

ジャンはピクシス指令を生き返らすべきだという考えだったけど、コニーは自分の母ちゃんだと言い張り、ファルコを強奪して逃走

 

もちろんこの時のジャンの立場があの時のハンジで、コニーがリヴァイだよね

 

「エルヴィン」か「アルミン」かの選択は、「ピクシス指令」か「俺の母ちゃん」かというくらいの意味だったということ?(^^;)

 

コニーがファルコを連れ去った後でアルミンはミカサに対して「生き返るべきだったのは 僕じゃなかった」と遠回しにあの時のミカサの行動を攻めるようなこというけど、ミカサはあの時アルミンを諦めてエルヴィンに打つべきだという意見に同意していますから!(^▽^;)

すべてはリヴァイの独断だよ…

しかもエルヴィンて、自分がダメな時はハンジだってリヴァイに言ってなかったっけ?( ̄▽ ̄;)

ハンジはエルヴィンに打つべきだと…

 

 

な、なるほど、あの時のリヴァイは「こいつ(エルヴィン)を許してやってくれないか」とフロックに言ったのではなく、「こいつ(フロック)を許してやってくれないか」とエルヴィンに言っていたわけか

 

 

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126話『矜持』より

コニーがジャンの意見を突っぱねてファルコを連れ去り、かあちゃんにファルコを食わせようとする一連の流れは、リヴァイがジークを巨大樹の森に軟禁し、ピクシス指令の考えを突っぱね、自分の意見を強引に押し通そうとしたリヴァイそのものである

 

ふたつのシーンは重なっているけれども、すっかりそのままというわけじゃないから厄介なんだわ(^^;)

こういうところで読み違いをしてしまうんですよねえ(現在進行形で)

まず囚われの身のファルコとジークでは状況も人柄も全く違っているわけだし

ただ、ファルコ自身も騙されたとはいえレベリオ襲撃の一端を担っているわけだから、全くもって綺麗な存在というワケではないけれども

ファルコはエルディア人の解放を願っており、ジークはユミルの民の救済だよね

 

リヴァイの場合は、エレンを見限り巨人の力を他に移そうとするピクシス指令の命令に背く以上、失敗するわけにはいかないと並々ならぬ決意でいたことは確かだろうけれど…

 

「考えろ、お前のその大したことのない頭でな」(24話『巨大樹の森』より)

 

 

「まさか…誰も…この状況を理解できていないのか?」

「もしかしたら…リヴァイ兵長でさえも…」

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(エレン、正解)

 

リヴァイは最初から、ただの馬鹿だったんだわ…

 

 

コニーは、自分の今の気持ちをサシャなら分かってくれると、亡きサシャに縋りますが、リヴァイの場合はエルヴィンだったと思われ

さらにファルコをかあちゃんに食わせようとしている自分を見たアルミンとミカサの顔を思い出し「クソッ」というのは、リヴァイの場合はワインを部下たちに飲ませることを許可してしまった過去の自分判断に対しての「クソッ」だから……

共通する感情は、罪悪感かな?

 

それに加えて、51話『リヴァイ班』にて、無垢の巨人にされた母親を前にしたコニーが、ライナーとユミルに騙されたことに気づいて「クソ」と言っていることも合わせると、113話のリヴァイは、騙されたことへの腹立たしさも加わっている

しかしながら、コニーを騙したライナーとユミルってのが、両方ともリヴァイなのがね…

 

作品内において、頭の悪いキャラと、頭のいいキャラに分けられているとして

馬鹿・エレン、リヴァイ、コニー、サシャ、104期ユミル、ライナー

利口・エルヴィン、ハンジ、アルミン、ミカサ、ジーク、イェレナ、ピーク

ざざっと、こんな感じか?

 

頭の良さとは別に姑息というか悪知恵が働くのがエレン、リヴァイ、104期ユミルなんじゃないだろうか? 

 

でも、この時のコニーって、ハンジの行動にも重なる部分が多いんですよね(-_-;)

ファルコを連れ去って森の中で悶々とするシーンも、ハンジとリヴァイの森の中のシーンと似てるよね?

なぜこんなことをするのか、考えられるとしたら、ジャンやミカサやアルミンと違って、コニーはエレンを早々に見限っていることなんですが

コニーはエレンを裏切り者と見ているのに対し、他の三人はエレンの行動の裏には何かがあると希望を持っている状態だということ 

 

あともうひとつ気になったこと

リヴァイが一貫しているところは、子供を抱っこしている母親に目を奪われるところだけど、逆に言えば母親を恋しく想う子供にも目を奪われちゃうんじゃないの?

コニーといえば、無垢の巨人にされた母親をずっと思い続けている

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70話『いつか見た夢』より

何者かに母親という存在を奪われたコニーを、リヴァイが傍らで見ているじゃないですか、しっかりと(^^;)

そしてそんなコニーを心配するサシャの姿

この時にリヴァイは完全にコニーに感情移入しちゃっていますよね?

リヴァイの中で、サシャを含めたコニーの存在が特別なことになってしまったんじゃないかと思われる

サシャとコニーのこと、リヴァイは弟と妹のように思ってたりして

123話『島の悪魔』でリヴァイがラムジーを助けたのは、サシャが「やりすぎですよ」と言ったからなのだろうか?

もしかしてガビのことも「サシャを殺したガキ」としか思ってなかったりして 

 

子供には優しいと思わせておいて、リヴァイの手でファルコをコニーに食わせちゃうとか(^^;)

ということも視野に入れておかないとね

 

母親を亡くしていると言ったらエレンもアルミンもミカサもヒストリアも同じなんだけどさ

……ジャンだけか、母親健在なのは

 

そこではたと思い出すのが、エレンとアルミンの殴り合いで、エレンが唐突にアルミンに「お前とオレじゃ喧嘩になんねぇからだよ」というシーンですが

あれはエレンがリヴァイで、アルミンがジャンと考えていいのだろうか?(ミカサがエレンを庇うようにアルミンを組み敷いたから)

そこから勝手に先走って考察するに、(かあちゃんの愛情を受けた)お前と(かあちゃんの愛情に飢えている)俺じゃ喧嘩になんねぇ、ということなんだろうか(^^;)

 

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51話『リヴァイ班』より

ひっくり返ったコニーのかあちゃん

首、手足を拘束されています

これ、ミカサだわ(たぶん)
やっぱりキーワードは「かあちゃん」だな
 

 

104期ユミルとコニーのナイフ 

顎の巨人の継承者

マルセル→104期ユミル→ポルコ→ファルコ→コニー?

 

コニーで終わるのか、そのあとすぐ、たとえばガビに食われたりするのかがまったく予想がつかない

とりあえずファルコはコニーが食いそうな予感

 

 無垢の巨人にされた人たちが元に戻ることはないのかなあ?(^^;)

ジャンとコニーが人間に戻るとして、ジャンはともかくどうやってコニーが人間に戻るのか

最初はアニを食べて女型のコニーになるのかと思ったけど、ファルコなんじゃないかと思ってしまいました

 

というのは、コニーがリヴァイに道具として使われる可能性を考えた時に

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97話『手から手へ』より、ライナー

 

この時のライナーは引き金を引きませんでしたが、「ドン」という音をだしたのがファルコだから

これをリヴァイに置き換えて考えた時に、リヴァイの道具はコニーなわけだから、コニー=ファルコということになるよね?

 

何がどうなってコニーがファルコを食うことになるのかは、さっぱり状況が見えてこないけど

 

引っ掛かる描写と言えば、104話『勝者』にてレベリオ襲撃の際にエレンが顎の巨人を食おうとしたら、ライナーの存在に反応してやめたこと

同じようなシーンとして、119話『兄と弟』で鎧の巨人のライナーを食おうとしたファルコが、ポルコの存在に反応してやめたことなんだけど……

 

2つのシーンで共通しているのは“ライナー”と“顎の巨人”だよね

何かの意思が働いていて、まるで“顎の巨人”を食べてもらう人物を選んでいるかのような……

 

“顎の巨人”を食うのがコニーだと決まっていたから、なんらかの意思がはたらいた

 

作者の意思というのは除外して考えた時に、“顎の巨人”で思い出すのは104期ユミルじゃないですか

 

ひょっとしたら104期ユミルは、死してなお、ヒストリアの元に行こうとしているんじゃないですかね?

結婚するために

と考えると、継承者がコニーに移ったことで、コニーがパラディ島に帰り、ヒストリアと結婚する……とは、とうてい想像できなかったよ……(笑)

まあ、この線で考えた時に、ヒストリア死亡で子供だけが生き残り(男の子)、コニーはガビに食べられてガビが人間に戻り、なんてことも考えられるけど

なんとなくヒストリアもその子供も死にそうな気がしないでもなく、ヒストリアのお腹の子がファルコに乗り移って束の間の人生を駆け巡った、というのも考えられるし(^^;)

グリシャの計画を打ち砕いたのは長男だったわけだから、エレンの計画を阻止したのもまた長男であった、みたいな

 

顎の巨人がコニーで終わりだった場合

104期ユミルは40話『ユミル』で、巨人化する際にコニーからナイフを“借りて”いて、返してはいないので、それを返すためにユミルはコニーが無垢の巨人になり、顎の巨人を食べるタイミングを待っていた、とかいうホラー展開はないかね?

で、人間に戻って早々リヴァイに道具として使われるという

 

そんなコニーがそのあとどうなるのかが、まったくわからない

 

しかしながらコニーがリヴァイに似てきたということは、104期ユミルのようにもなってきたとも考えられるしなあ

 

アルミンの行方もわからん(^^;)

 

たとえば67話『オルブド区外壁』 

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俺たちは無様にもこの到達点にたどり着いた

 

最終回で無様にも到達点にたどり着いたのは誰なのか

しかしながら、これが到達点ではない可能性もあるよね(^^;)

ジャン、ミカサ、リヴァイが残りそうだけど、このあとに何かあって命を落とすかもしれないわけで(^^;)

この時の地下が現実で、地上を天国とした場合、この時点で天国に居るのはアルミン、コニー、サシャで

サシャが上から降りて来るんですよね

ということはコニーはガビに食われる、とも考えられるし

うーん、うーん、うーん

ここにいるヒストリアはミカサと考えていいのかなあ???

 

104期ユミルはただナイフを返すだけなのか、それともヒストリア(の系統)との結婚まで行きつこうとしているのか(^^;)

 

 

コニーの行方について、なんかヒントのようなものないかなーと探してみたのですが

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6話『少女が見た夢』にて、コニーっぽい人さらいが首を一突き

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51話『リヴァイ班』にて、ハンジに首を刺される無垢の巨人

(首にロープが巻かれている)

でも、これは首絞められているミカサってことか

ハンジが「何てことだ」と2回言ってることだし、最初のは写真が下向きだから下の方で、上の口でドンという意味だけかな(^^;)

下の方は引きはがされたと同時だから、外にぶちまけた…のだろう…

 

と、結局はコニーのことが分からないという

 

ま、いいか、これは考えなくても

やめだやめ!不毛不毛!

(無垢巨人は元に戻れないとして、島に戻ったコニーが母親を葬るというのもあるかしら?)

 

リヴァイとコニーのナイフ

2021.3.29(追記)

104期ユミル(顎の巨人)がコニーに借りたナイフを返しに来る

コニーがナイフとなる

リヴァイはナイフの握り方と振り方は熟知している、というわけね(-_-;)

 

そして、無垢の巨人にされてひっくり返った母親が生き返るのを待ち続けるコニーというのが、死んだクシェルがベッドから起き上るのを待ち続けたリヴァイと同じだった

 

リヴァイはコニーを道具として使うというよりは、リヴァイにとってナイフは体の一部だから、コニーとは一心同体と考えたほうがいいのかしら

 

 

「俺たちは無様にもこの到達点にたどり着いた」

これは単なる卑猥な意味か(-_-;)

ふたりが向かい合って膝をついている画をみると、もう卑猥なものにしか見えなくなるくらいに毒されている

 

このあと、リヴァイはお食事処に行くのだろうけど

ナイフを持って行くということだろうか

生肉食べるために