※138話までのネタバレあり
小休止
書き途中の記事が何個かあるんだけど、ちょっと小休止
つらつらと思ったことを書いていく
書き途中の記事と被ってしまうけど
23巻以降は表の物語としてはエレンが暴れてるけれども、同時進行でそのエレン巨人がリヴァイの暗喩として描かれていて、リヴァイ本体だったりリヴァイっ子だったり、さらにはリヴァイから放たれた精鋭たちだったりして(^^;)
で、リヴァイが襲撃するのが多分ミカサだと、ちゅねは考えているのだけど…うーん
物語のはじめから、簡単に言うと壁を破って中に侵入してきたものたちは精子で、内側で防衛するのが卵子を守る兵隊たちです
精子側を戦士、卵子側を兵士として便宜上分けると理解しやすいのかもしれない
22巻までは調査兵団たちは防衛する卵子側だったけれども、23巻からは一転して精子側になる
地鳴らしを起こしたエレン巨人が嫉妬の塊の般若の面みたくなっているじゃないですか
エレン本体も蛇みたいな姿になってるし
ということはエレンも嫉妬に狂ってるけど(リヴァイが手に入らなくて)、ミカサを襲っちゃうリヴァイっ子の顔がこれなら、リヴァイもまた嫉妬に狂っちゃってるということなんだろうなと
蛇と言えば嫉妬の化身として描かれることが多いし
ざざっと調べたらキリスト教でも嫉妬というものを蛇として表現することがあるんですね(あと犬)
wikiより、七つの大罪とそれに比肩する悪魔と動物として、嫉妬の項目にレヴィアタン(リヴァイアサンLeviathan)がいるじゃないですか(^^;)
リヴァイの綴りが「R」じゃなくて「L」なのは、ここからでしょ
イェレナの謎の表情
138話『長い夢』
122話『二千年前の君から』
たとえば、このふたつの画
アルミンとリヴァイの恰好が同じだけど、なんか意味あんのかしら?(^^;)
車力がリヴァイを表しているというのは確認済みだったりするんですが
あとミカサがひっくり返っているのがね
それで、この画に至るまでのアルミンを確認したところ、リヴァイとハンジがジークに敗れたとイェレナに告げられ、呆然としているジャン、ミカサ、コニーに対して
「残念だけど仕方がない! 世界を救うためだ!! ぼくたちもイェーガー派に加わり2人(エレンとジーク)を支援しよう!!」
と発破かけてる
イェレナに「リヴァイ達は敗れた」と言われたコニーの「そんな馬鹿な」が、138話でのピークの「そんなのあんまりだよ」に似ているので、シーン的に同じ感じですよね
つまり、ジャン達に発破かけているアルミンが、138話のリヴァイということだ
大きく違っているのはイェレナのこれ
「信じていますよ アルミン」
このアルミンを「信じた」イェレナに当てはまる人物は、138話ではリヴァイ
「了解だ、ミカサ(お前の判断を信じよう)」で、ミカサを送り出したので
そして、ミカサが裏切った場合にリヴァイはこの顔になるということ予告?伏線?だったのか(^^;)
リヴァイは「エレンを仕留めてこの悪夢を終わらせよう」と言ったので、当然のことながらミカサも悪夢を終わらせるために「私がやる」と決意してくれただろうと思った
だから信じて協力することにした
そしたら、ミカサがエレンとちゅーしてた
憤怒ー!
ということか
まあ、憤怒もあるだろうけど、嫉妬ということはエレンへの嫉妬だよね
自分を裏切りエレンの元に走ったミカサへの怒りと、ミカサの心をいともたやすく手中におさめることが出来てしまうエレンへの嫉妬
ちなみにエレンの場合は、自分の元に来てくれないリヴァイへの怒りと、リヴァイの心を手に入れてしまったミカサへの嫉妬かしら(^^;)
ん、ちょっとまて、ミカサを信じたのはリヴァイだけじゃないか
アルミン、ファルコもひょっとしたらひょっとしなくても「信じた」たんじゃないのか
この悪夢を早く終わらせるためにミカサを信じ
リヴァイ、ファルコ、アルミンがこんな顔してミカサを送り出した
とうことは、イェレナのこの迫力満点の表情は、怒りでは無く、同じ目標のために進む同志へと向けた、ええと、なんだ、うまい言葉が出てこないぞ
悪夢を終わらせるために(夢の実現まで)、あと少し
「共に戦おう」といった情熱ほとばしりすぎて鬼気迫っちゃった表情だったのか(←結局うまい言葉が探せなかった人)
まあ、エレンを仕留めたあとのちゅーに関しては、ファルコとアルミンが怒り狂うことはないだろうけど
それともミカサのあれは裏切り行為なのかね
まあ、あれだけのことをしたエレンをまだ信じているというのは流石にどうかと思いますが
でもミカサではなくリヴァイがちゅーしないことにはエレンは成仏しないから、この場合はリヴァイが裏切り者になるのかね?( ̄▽ ̄;)
話が微妙にそれてしまったけど、あの時みんなに発破かけたアルミンの心境としては、決して心底イェーガー派に加わろうとしていたわけではない
けれどもイェレナの手前、本心の中に嘘を混ぜて言ったわけだよね
そしてアルミンはエレンの真意を読み違えてしまった
ベルトルトの真意を読み違えてしまった時と一緒
あの時のベルトルトは個人的な感情よりも、この悪夢を自分の手で終わらせる決意が出来ていたので「アニ」のことで動揺することは無かった(もしくはアニのクリスタルの件を知っていたか)
アルミンはその時の教訓のせいで、よもやエレンが個人的な感情で地鳴らしを起こしたとは思わなかったのだろう (エレンはリヴァイがなかなか自分を助けに来てくれないから、突き進むしかなかった)
最終回のリヴァイっ子の状態についての予想としては、
まずエレン生首(ろくろ首みたいになってたりして)がリヴァイっ子の根元に齧りつき、それを引きはがそうとしてミカサが蹴りを入れたら、ビリビリビリって裂けちゃったんじゃないのかね?
で、それを見たミカサがこんな顔に
66話『願い』より
じゃなくて、こっち↓
132話『自由の翼』より
という、しょうもないことを考えた
ガビという少女
ガビという少女に与えられた役割について、もしかしたらものすごく素敵な役目だったんじゃないかと思えてきたのですが、例によってうまく説明できるか…
ものすごく幻想的というか、夢と現が混ざり合った状態の存在として描かれている(かもしれないです)
「私の本当の名前、ガビって言うの」を筆頭に、とにかくガビはこれまで主要キャラたちが言ってきたセリフやシーンの模倣をすることが多い
限りある命を急いで終えるかのように、そう、生き急いでいる感じなのですよ
生き急ぐと言えば、ハンジがかつてモブリットに言われたことですよね
105話『凶弾』より
この時のガビのセリフ、ハンジのものじゃないですか
これにどういった意味があるのか考えたところ、ひょっとしたらハンジのお腹の子が見た夢だったんじゃないのかと思えてしまって
夢といっても、見た夢ではなく、本当はこの世に生まれてきたかった子がハンジのお腹の中から見た夢というか、「私も一緒に戦いたい」といった強い想いがガビという少女の中に乗り移り、束の間の人生を送ったのではないかと
そういやふたりの髪型も似てる(エレンにも似てるんだけど)
いったいいつから入り込んだの? それとも生まれ変わり? と言われると、そこはハッキリしないというか、ハッキリしなくても別にいいかとも思いました(^^;)
ひょっとしたらガビは飛行船に乗り込んだ時に死んでいた命だったのを、サシャが助けてあげたんじゃないですかね?
ガビとファルコを外に投げようとしたフロックを止めたのはジャンですが、123巻『島の悪魔』にて、サシャのお金を盗んだラムジーに罰を与えようとする大人たちに「やりすぎです!!」とサシャは言っていますし、きっとジャンに止めさせたんですよ
そしてワイヤーを使って飛行戦に乗り込んでいく様子が、井戸に落ちたハンジが地上に出たところに似ていると言えば似ている
で、飛行船に乗り込んでいくガビに食らいついて付いていったファルコは、いったい誰なのかと小一時間
「じゃあね」といってお別れするところはハンジの最期のシーンだから「あんたは、良い奴だったよ」と同等のことを言われたとしたらリヴァイだから、ファルコ=リヴァイかと一瞬考えたが、リヴァイはハンジに付いていかなかったのでファルコではない
あの時のハンジに付いていくとしたら……モブリットしかいませんよね(^^;)
自分よりも強いから告白できないという状況にも、モブリットなら当てはまりますし
ファルコ=モブリット
ガビとファルコの物語は『ハンジとモブリットの冒険』でもあった←妄想まっしぐら状態(^^;)
でも、とにかく突っ走るガビにハラハラしながら付いていく様は、かつてのハンジとモブリットと重なるよね、よくよく思い返すと
しかもハンジがエレンと関係を持ったのは、エレンの中にかつてのモブリットの影を見てしまったから(考察した結果)
それならばエレンをモブリットと思いながら身体を重ねてしまったというのは充分考えられる
ガビの最後の戦果はファルコの背の上からリヴァイに支えられながらオカピの片目を撃ち抜いたこと
オカピはリヴァイなので、ここでジークに雷槍をぶっさして自滅した過去のリヴァイへとワープ
「あとはお母さんに任せたよ」と娘から過去のハンジへ、重傷を負いこのまま死にいこうとしていたリヴァイ(ライナーと同じような人物)のことを託した
ガビとファルコがいなかったら、何も成し遂げられないまま終わってたんですよね
コニーとジャンが言っていたように
ガビの命はサシャが譲ってくれたものとして、ガビのライフルがオカピを撃ち抜く(&ジークが雷槍を爆破させる)ことで、リヴァイの中にサシャが入り込んだと考えられるのかな?
もともと眼が覚めたリヴァイはサシャのような欲望に忠実なバカになっていたとは思っていましたが、
というわけで
とっても素敵なことが描かれているような気がするんだけど、文章力が無くてうまく伝えられないのがイヤになってしまいます(^^;)
こぼれ考察
106話『義勇兵』より
124話『氷解』より
ガビの目的はパラディ島の兵団側(ジャンとコニー)に連れ去られたファルコを取り戻すことです
「もう争う気はない、私はただ、ファルコを返してほしいだけ、そうしたら私たちは どこかに消えるから」
以上のガビの言動から、エレンが取り戻そうとしている人物は誰か(答・リヴァイ)
レベリオ襲撃において自分の元に来て欲しかったのにエレンは失敗し、いまだに兵団側にいる人物です
失敗してしまったけど、「諦めてたまるか」という強い決意をエレンは持っている
エレンは地下牢から脱獄後、アルミンとミカサに接触し「お前らがジークの居場所を教えるってんなら、オレたちは争う必要はねぇ」と言っているので、エレンが取り戻したい人物がアルミンとミカサではないことがここで分かる
するとジークじゃないの?ということになるが、エレンは目的の人物を“返してほしいだけ”、そしたら自分たちは“どこかに消える”と考えているので、ジークは当てはまらない
残る人物はリヴァイだけとなる
すると、なんとなくエレンも、138話でミカサが妄想した逃避行生活と同じようなことをリヴァイ相手に考えていたような気がしてくるという
あのミカサの妄想で違和感があるのは大きな魚です
アルミンとエレンが海の話をするのを傍らで聞いていたミカサは理解できないといった風でしたし、実際に海にたどり着いた時もどこか恐る恐るだったので、海というものに対してそれほどトキメキを感じたようには見えなかった
ミカサの妄想では、エレンが持ち帰ってくる獲物は鳥でないとおかしい(たぶん山小屋)
ということは、あの妄想はエレンとミカサ、それぞれの妄想が混じって描かれている可能性が出てくる
エレンの妄想では、大きな魚を釣ってくるのがリヴァイで、逃避行先の隠れ家は湖畔だったのではないか
そう考えるとエレンが刈り上げだった理由もわかるよね(目元もどんどんリヴァイになっていってるんだよ、書いたけど)
まあ、山小屋でもでっかい魚はとれるのか(笑)
でもミカサの場合は、お父さんが持ち帰ってきたような鳥のほうが理想だと思うなあ