【進撃の巨人】「心臓を捧げよ」6

※最終話までのネタバレあり

 

 

後日――(たぶん)

 

 

「俺達は ここで事の成り行きを聞かされるだけか?」

 

 

「お湯が沸きました」

 

「お茶が飲めそうですね」

 

「どうぞ」

「どうも…」

 

「……」

「…ファルコ」

 

「巨人の力で ここから出ることはできるか」

 

「…できません」

「ここを吹き飛ばすことしか」

 

「ファルコの巨人も、そんな器用なことはできないよ」

 

 

 

 

 

「で…ミカサは何でタコ殴りにされたわけでもないのに 死体みたいな顔してたんだ?」
「そろそろ話してもいいだろ」

 

 

「ミカサから手を出して」

「……返したんだろ?」

 

 

「で、返してくれたんだろ?」

 

 

「もう、いいだろ」

 

「どうしてこうなったのか」

「話してくれないと何もわからない」

 

「……」

「もう十分だろ ジャン」

 

 

「彼女は…」

「俺にはもったいない人なんだよ…」

 

 

「触んな害虫」

「馴れ馴れしいんだよ、ちょっと親しくしたくらいで…」

 

「とでも思ったんじゃないのか」

 

 

「お前、本当にモテないのか?」

「……立派なリヴァイ兵士長様だ」

「こう…明るくて楽しい子とか」

「いただろ…?」

 

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「……」

 

 

(妙な間)

 

 

 

「そういうテメェは何様なんだよ?」

 

 

「オイ、ごまかすんじゃねえ」

「隠してることあるならすべて話せ」

「“ここで一緒に暮らそうか”って言われたんだろう」

「ミカサは なぜお前との未来を望まない?」

 

 

「…知らねぇよ」

 

「だが…」

「同じことをハンジにも言われたことがある」

 

 

 

「あんた、ハンジさんに“下っ端”って言われてたよな?」

(※ここのセリフもなー、改変に苦労した)

「あんた…本当は…ハンジさんの何だ?」

 

「………」

「ハッ」

 

「バカが…」

「ただの…友人だ…」

 

 

「あの時…」

「何で…俺の後を追ってきた?」

 

 

 

「もう…失うのは飽きてんだぜ俺は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう飽きたんだよクソが」

 

「あぁ!?」

 

「ジャン!」

 

 

 

「…すまん、アルミン」

 

「俺達のやるべきことは……」

「お互いのわだかまりをここで打ち明けて心を整理する」

 

「だったよな?」

 

 

「…兵長

「辛いかもしれませんが」

「すべてを…話してくれませんか…」

 

 

 

 

 

巨人の力を復活させる

 

 

「私がやる」

「力を貸して」

 

 

まさか本当に蘇らせてしまうとは…

 

 

エレンは希望となった

 

 

敵は果てしなく強大だった

 

あのまま何も変わらなければ

またあの惨状が繰り返されていた

 

 

何かを変えることができるのは

自分の命くらい

 

いくらでも捧げられる人物だろう

 

 

 

 

 


誰だよ……

オレを

 

こんな目に遭わせた奴は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫ですか?」

 

 

「落ち着いてください」

「アルレルトさん(アルミンさん?)」

「もう…」

 

「…大丈夫です」

「きっとよくなりますよ」

 

「もう あなたは…」

 

「となりに座ってもいいかね?」

 

 

 

 

「えぇ…どうぞ」

 

「では失礼するよ」

 

「…先生です…」

 

「オレ…行きますね」

 

「うん」

「ごくろうさま、ファルコ」

 

 

 

「(あんだって!)」

 

「…初めまして」

「アルレルトです」

 

「よろしく、アルミン・アルレルト君」

「“天と地の戦い”の英雄、進撃の巨人を殺した者だね」

「君の名前だけは忘れずに覚えているよ」

 

「…どうも」

 

「先ほどの少年はよくここに来ているが」

「仲がいいようだね」

 

「えぇ…」

 

「そうか…」

「あなたとは気が合いそうだ」

 

「私も話し相手を探すうちに、あの少年と仲が良くなったのだから」

 

 

 

 

 

90話『壁の向こう側へ』

 

 

 

 

 

 

 

「なぜ… 僕にその話を?」

 

「あの子にこの男の世話を頼むのはおやめなさい」

「この施設は、心も体も蝕まれ、徹底的に自由を奪われ、自分自身をも失った人間の来るところです」

 

「あの子に悪影響が及ぶことがあれば グライス家の努力が無駄になってしまう」

 

 

「そしてこの男の心が健康になったのなら」

「家族の元に帰してやりなさい」

 

 

 

 

 

「後悔…ですか」

「家族に…過去に悔いがあるようですね」

 

 

 

 

あの日…

 

 

 

俺はミカサを連れてエレンの元に向かった…

 

もうエレンを殺せるのは俺達だけだと…

 

 

俺が…普段から厳しすぎたんだ

 

 

エレンだ

 

エレンを殺さない限りこの悪夢は終わらないと…

 

 

だってミカサがあんなことをするわけが…

 

 

 

俺だ…

 

 

 

すべては俺が…

 

 



「…大丈夫ですよ」

「安心しなさい」

 

「もう あなたは…」

「戦わなくていいんですから…」

 

 

 

 

「そうだったな……」

 

 

…俺の役目は

 

君を始祖まで送り届ける

 

そこまでの役目だったとしたら…

 

 

 

 

俺は……

ただの触媒に過ぎなかったんだ…

 

 

 

 

 

俺の役目はあの時にもう終わったんだから

 

 

 

 

 

「アルミンは戦うだけじゃない」

「夢を見ている」

 

 



84話『白夜』

 

72話『奪還作戦の夜』

 

85話『地下室』

 

 

 

 

 

 


ヒストリアの生い立ちの詳しい話は52話、リヴァイは9話

単行本等で読んでください

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

80話『名も無き兵士』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

74話『作戦成功条件』



 

 

目標を集団で尾けた時は…

両斜め後方と…

見晴らしのいい高台――

 

 

 

 

敵が知らないのなら



 

 

 

 

 

 

 

俺達は愚か(ガキ?)で…

 

 

 

何一つ知らなかったんだよ

 

 

 

 

 

トロスト区を岩で塞いで守ることができたのも…

 

アニの正体を見抜いたのも…

 

夜間に…進行することを思いついたのもアルミンだ

 

 

 

壁の向こうで

こんなに奴らが生き残ってるなんて知っていれば……

 

俺は…

 

こんな半端なクソ野郎にならずにすんだのに…

 

 

 

 

 

 




 

 



 

 

「またお湯が沸いたな」

 

「おかわりでも飲むか」

 

「ほれ」

 

「ありがとう…」

 

「…まさか、あいつがそんな強硬策に出るとはな…」

 

「僕達がエレンと戦ってる間にすべては決まってたらしい」

 

 

 

「戦いが終わったらライナー達はそれぞれの地域で軟禁される」

「僕らは彼らと距離が近いから事前に知らせはしなかった…」

 

 

 

 

「そう…せざるを得なかっただろうな」

「エレンの思惑が確定してない以上、俺達は危険な状態にあったんだ」

 

「そして突然安楽死計画に乗ったハンジさん」

「あの人は単独でジークと接触して…何を話したのか」

「その真相は本人達にしか わからない」

 

「ハンジさんらしくないな」

 

 

「(ジャン…)」

 

「…なぁ、お前には」

「ハンジさんが安楽死計画に乗るように見えるのか?」

 

「俺は違うと思う」

「ハンジさんはそんなことはしない」

 

 

 

 

 

 

「 “リヴァイ、ありがとう” 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(…そうだ)」

「(俺には まだ…)」

 

「(あいつらが…)」

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

【考察やら説明やら】

 

最後のハンジシーンチョイスは、完全にちゅねの感覚で選んでいるだけなんですが

リヴァイは、ハンジに色々酷いことされているけど、それでもハンジのことを悪く思っていない(らしい)ので、それに合わせてチョイスしました

(ジャンもリヴァイに酷いことしたわけだが、これについてはリヴァイもジャンを追い詰めたからお相子なのかそうでもないのか)

 

いい意味でも悪い意味でもリヴァイは“お人好し”です

義理堅いともいうか

それで良い方向に転ぶこともあれば、悪い方向に転ぶこともある、みたいな?

エルヴィンの時は凶と出て、ハンジの時は吉と出た(あくまでも生前の話)

ようするに「正解は無い」ということなんだと思いますが

ハンジについてはまだ継続中で、リヴァイはハンジを信じ続けている状態です

 

あちらを立てればこちらが立たずみたいなことでも、両方を立てようとしたリヴァイは周囲を巻き込み徐々に追い詰められていく

 

今回、ファルコが同席していて、大人の世界の会話を耳にしています

これが後の展開(『ライナー物語』)に繋がっていくというわけですね(^^;)

じゃなくて、たぶんファルコは、自分が必要とされていないという無力感や疎外感からカヤと意気投合するのだと思いますが

(二人の仲を無理矢理引き剥がしちゃうのがライナーでございます)

必要とされたい心理から、身体が不自由になってしまったリヴァイの世話をしているところもあり(?)、でもリヴァイの心の方は癒すことができなくて

長く一緒に居た自分よりも、旧知の仲であるアルミン達の方がリヴァイの心の中に踏み込んでいけるもんだから、そこでまた新たな無力感が生まれてしまうのだろう

 

そんなファルコの気持ちが分かってあげられない兄貴分のライナー(;´Д`)

 

エレンの祖父も登場

祖父の役目(リヴァイを落ち着かせる)は、最初はファルコがやる予定でしたが

いや、待てよ、使用する98話にイェーガーじいちゃんが登場してるな……

そのまま使えばいいんじゃね?

で、試しにイェーガーじいちゃんで進めてみたところ、断然ストーリーに深みが出まして

アルミン達が予定を繰り上げてパラディ島に行く決断をする流れに説得力が出るな…と思い、変更いたしました

イェーガーじいちゃんも、いなくなった息子グリシャのことでずっと後悔し悩んでいる間に、孫のジークまで裏切り者になり永遠に会えなくなってしまった

エレンの「全ユミルの民に告ぐ」脳内放送を聞き、もうひとり孫がいることを知る

(何もできないまま、じいちゃんは結局二人の孫を失うことに)

そのことを後悔していないハズがないですよね

98話では発狂してしまうイェーガーじいちゃんですが、今回は発狂しそうになるのはリヴァイの方で、イェーガーじいちゃんが落ち着かせた(素晴らしい)

 

ええ、いつまでもリヴァイの介護をファルコにさせておくわけにはいかない、というが理由の一つにあります

 

若い子、というか、ファルコに介護を任せちゃいかんよ

ファルコは進んでやってたのかもしれないけど

 

アルミン達は忙しさにかまけて、リヴァイをほったらかし(施設に預けっぱなし)にしてしまい、その間にリヴァイの精神は悪化の一途をたどっていた

リヴァイもリヴァイで、会いたくなかったというのもあったかもしれないけど

リヴァイの元に通っていたのが、ほぼファルコだけだったという(おそらく)、ある意味最悪な状態

で、いよいよリヴァイの精神がヤバくなったので、ファルコがアルミンに相談しにきたという流れで、アルミン達は全員そろってリヴァイの入院している施設にやって来る

ところから事件がはじまる

 

状況的に重なっているのは、23巻以降のエレン

新たに開かれた世界に心躍られるアルミン達をよそに、ひとりで悩みを抱え込み、仲間に心を閉ざしてしまう

 

イェーガーじいちゃんが生きていたということは、マーレでエレンが入っていた施設辺りは踏みつぶされなかったとも考えられる

エレンなら、自分の血縁である祖父祖母が居そうな場所は避けそうだよね?とも思ったので

知らなかったのならまだしも、祖父が生きてることをエレンは知ることが出来たわけだから

 

 

さて、今回のジャンとリヴァイは69話『友人』のリヴァイとケニーに重ねています

…重ねたまでは良かったんだけど、69話でケニーは死んじゃうわけじゃないですか

それで後が続かなくなってしまいまして(^^;)

完全に迷子になってしまい

もちろんハンジと絡めていかなくてはいかないわけで……

 

遂にノートの出番

正確には裏紙(チラシの裏)に相関図(?)を書いてみました

 

要するに、あの時のリヴァイとケニーが、今回のジャンとリヴァイに重なっているわけです

 

まずケニーの場合は《クシェルの死》で、リヴァイの場合は《ハンジの死》となる

ケニーとクシェルの関係は「兄妹」で、リヴァイとハンジの関係は「友人」(一瞬「仲間」にしたんだけど「友人」にしました)

 

リヴァイはクシェルの遺児ですが、ジャンはハンジの遺児ではないので(^^;)、ここは変更を加えますよ

 

ケニーが出会った時のリヴァイは「ただのリヴァイ」だった

リヴァイからそれを聞いたケニーは、クシェルは一族を捨てたので、自分の子に姓を名乗らせなかったから「ただのリヴァイ」になったものと思い込みましたよね?

 

これだ

ジャンは「リヴァイ班」を抜けて「ただのジャン」になったと、リヴァイは思い込んだんじゃないだろうか?

 

ちょっとややこしいのは、ジャンは記憶改竄されているので3年前のことは覚えていないこと

でもあの時、ミカサに乱暴を加えたことで、ただひとりジャンは「リヴァイ班」を抜けた(ようにリヴァイには見えた)

リヴァイがアッカーマンを名乗っていることから考えると、ジャンは「リヴァイ班」を抜けたつもりはなかったと思います

 

けれどもジャンはもうリヴァイに敬語を使うことをやめてます

でも、記憶改竄されたので元に戻った(^^;)

けどリヴァイは忘れてないわけで(^^;) たぶんリヴァイの中でジャンはもう部下として接することはできなくなっていたのではないか?

これが、リヴァイの元を去るケニーと重なるわけだ

 

 

なぜケニーはこう思ったのか?を今さら考察

アッカーマン一族のトップとして一族を守りたかったけど、クシェルは一族を離れ、娼婦となり、アッカーマンの名を捨てた

クシェルがこうなったのは、全部自分のせいだと思った?

クシェルの遺体と遺児に対面したケニーは、その状況がこれまでの自分の生き方を全否定しているように感じた

 

だからリヴァイの親になる資格は無いんだと思ってしまって(自信喪失)、一通りのことを教えたら去って行ってしまった

本当はリヴァイと一緒に居たかった(はず)

 

さて、リヴァイにとってジャンの存在は何か?

 

実は3年後のリヴァイには、不能疑惑があるんですよ

正しいかどうかわかりませんが(といっても、ちゅねの中では確定してますが)

まずリヴァイは自分自身で先端を切り落してしまい、それをジャンが半分になるまで追加しちゃった(;´∀`)

ボールは一個しかない状態ですが、それについては機能に問題ないことをミカサが確認しましたので、問題は中央のほう

 

その状態でも子供を作ることは可能なのか?ってことを、ちゅねは今日まで検索してこなかった

なぜならちゅねはマジでヘタレで、血とかグロいのが苦手なので、そういう画像が目に飛び込んでくる可能性を避けていたから

 

しかし……調べないで前に進むことはできない

 

えいっ(画像を避けるために薄目)

 

→半分あれば放出可能との記述が見つかったので、これにて終了

 

 

リヴァイは、ジャンとは友人関係を望んでいる?と思っていたのですが

……息子と同義かもしれない

 

リヴァイは、リヴァイ班の子たちはみんな、自分の子供のように育ててたってことかも?

クサヴァーでいう、ジークみたいな存在

カルラでいう、ミカサみたいな存在

 

ただしミカサだけは例外で最初からエロい目で見てたし(語弊)、リヴァイ班に入れたのも確保目的(語弊)

 

結果的にはリヴァイはミカサと結婚して子供をもうけるけど

ミカサと別れた後のリヴァイは、もう自分の子供を持つことは諦めていて

実の子じゃなくても、実の子のようにジャン達と接することが出来て満足だったということじゃないだろうか

 

だから自分のせいでジャンが死んでしまったと思った時に絶望しちゃって、後追いしちゃった

 

そんなこんなで、リヴァイとジャンの関係は、疑似家族の父子と結論付けました

ジャンがハンジとの関係を問い詰めているのは、息子として父が母(ミカサ)を裏切っていないか問い詰めている

 

つまりストーリー的には、リヴァイはハンジとの仲をジャンとアルミンに説明する、誤解を解く、といったようなシーンとなるはずだ

 

ここでまた2つの相関図を見比べます

ほんとなら図を乗せたいところですが、作り方がわからにゃいの

なので文字で突っ走る

 

クシェル=ハンジ

リヴァイはクシェルの教育を受けているので、ジャンはハンジの教育を受けていたと考えます

ジャンはハンジと一緒に居ることが割と多かったイメージがあります

 

 

57話『切り裂きケニー』

135話『天と地の戦い』

このハンジとジャンの言動は同義だと思う

ジャンはハンジの影響をすごく受けて成長していたと考えられます

なによりも83話『大蛇』で、捕獲したライナーを殺そうとしたハンジに「ハンジさんらしくない」と言ったってことは、ハンジのことを観察してないと出てこない言葉だ

このシーンの前後を読むと、ジャンは自分たちの敵は何かっていうのを知りたがっていて、その得体の知れない敵に立ち向かうためにハンジという存在を頼りにしていたと読みとれる

 

69話『友人』で、ひとり置いて行かれたリヴァイの前に突如ケニーという人物があらわれ、自分の世話をしてくれた

自分とケニーを繋げるのはクシェルであり、その関係を怪しむ(実の父か、それとも父とは別の母の恋人だったか)

 

ジャンの場合は、ハンジが母役になるのかしら?(^^;)

まあ、クシェルは父役も兼ねてたわけだから……「親役」ということにするか

→教師役(教育係)にしました

 

リヴァイ達を置いて行ったロッド・レイスの立場が、ジャン達を置いて行ったミカサになるのかも

 

リヴァイとロッド(親子)、ジャンとミカサ(リヴァイ班の仲間ですが、ミカサをリヴァイの妻と見立てれば親子)を離れ離れにさせたかもしれない存在としてのケニーとリヴァイ

リヴァイはケニーとクシェルの関係を問いただし、「ただの兄」

ジャンはリヴァイとハンジの関係を問いただし、「ただの友人」

 

 

当初ジャンはただのツッコミ役としか考えてなかったので、これも完全に想定外です

リヴァイの息子としてハンジとの仲をうんたらかんたらしなくてはならなくなったという

 

 

 

 

今回の中で、個人的にどうしても入れたくなったのは、81話『約束』のジークをくわえた車力を追うリヴァイです

このシーン、原作読んでいる時から哀愁を感じてしまって

いや、最初はアニメか

 

広大な野っ原にひとり取り残されたリヴァイが、タッタッという擬音で追いかける姿が、当時からなんか可愛いく感じてしまってました

ジャンの後追いしたリヴァイというものを思い浮かべた時に、真っ先に脳裏に浮かんできたものです

一応イメージ的に、ケニーを死の国に連れ去る使いとしてクシェルが現れ、リヴァイが「置いてかないで―」と二人の後(ケニーだけか)をタッタッと追いかけてます

 

97話『手から手へ』のライナーのセリフ「オイ…何で…マルコが…喰われてる…」

と重なるセリフが

84話『白夜』のリヴァイのセリフ「こいつを許してやってくれないか」

としたのですか

そう考えると、84話のリヴァイはベルトルトを殺した罪の意識に耐えられず、その意識を他に転化させることで自分の精神を守った、みたいなことになりそう

この時の選択が「アルミン」か「ベルトルト」かということに気が付いているのは自分だけ(実はエレンも気づいているんですが)だから、自分さえ言わなければ済む話なんだけど、人間てそう簡単に割り切れるほど単純じゃないよね(^^;)

 

原作が、エルヴィンを実際以上に優秀に見せる手法を使って読者をミスリードしようとしていたので

それならばちゅねは、アルミンの優秀さを逆に際立たせてみようと思い、それを一応意識してやりました

 

進撃の巨人】はこういう手法を使っている漫画です

こういう手法→叙述トリックですね

思いっきり読者を騙しに来ている

表面的な印象とは違うものになるから、表面的なものほど疑った方がいいんだろうということは、今だからわかることなんですが

 

一応ちゅねが以前に気付くことができたのは、ロッド・レイスの印象です

ヒストリアの母アルマが殺されるシーンのロッドは、パッと見冷たくてひどい奴に見えましたが、よく読むとケニーに気付かれないようにヒストリア母子の命を助けようとしていて、でもアルマがロッドの真意に気が付かずボロを出したせいで殺されている

 

もうひとつは

エレンがダイナのことを「前妻」と言ったことで、カルラがグリシャの正式な妻であるように思わされたことです

(ダイナは死んでいないので、正式な妻はあくまでもダイナの方)

 

で、エルヴィンが智将であると思わされたことは、つい先日気が付いたこと

 

そして今回気が付いたのは、これ↓です

74話のアルミンのモノローグなんだけど、ここをよく読むとリヴァイもアルミンと同じことを考えているシーンだと思います

 

アルミンのモノローグに入る直前のコマがこれです

リヴァイの顔がさり気なくズームされてから、アルミンの目元アップ

 

からのモノローグスタート

 

その内容や状況が

57話『切り裂きケニー』でのソレに似ている

(屋根の上でケニーのことを思い返しているリヴァイ)

 

だからリヴァイもアルミンと同じことを壁の上で考えていて、壁の中に隠れていたライナーが出てきた時に、リヴァイはすぐにライナーに襲い掛かることができた、という理屈

 

アルミンとリヴァイの阿吽の呼吸とも言えるシーンではないでしょうか

 

叙述トリック」という単語を調べたら、「信頼できない語り手」という記述があってツボにはまってしまった(^^;)

だから、いつまでたっても気が抜けないんだよっっ(笑)

といいつつ、知らない間に気を抜いて油断している、という繰り返しなんですが

 

ええと推理系が好きな読者(ファンの方)って、その作者を信頼しているというのは、信頼していないってことだよね?(^^;)

 

簡単に説明できるところで最終回を例に出しますが

「エレン、マフラーを巻いてくれて、ありがとう」と描かれれば、読者は、エレンはあのエレンで、ミカサはあのミカサ、という先入観を必ず持つ

加筆部分の墓参りする親子の後ろ姿を見れば、男性が「ジャン」、女性は「ミカサ」という先入観

「ジャン」と「ミカサ」は結婚して、ふたりの間には子供が生まれたという先入観

 

棺の中のマフラーを巻いた女性は「ミカサ」という先入観

手首に包帯がまかれていれば「ミカサ」という先入観

 

などなど

 

「そんなこと言ったら、どの作品でも何も信用できないじゃん」と言われそうだけど

そうではなくて

叙述トリックを仕掛けている作品なら、それ相応に身構えていないといけないよね、ということです

 

たぶん、まだ気がついていないものもあると思う……

 

 

今回のジャンとアルミンは、二人ともリヴァイの息子役

リヴァイ班という疑似家族の中で、ミカサは力がずば抜けていたから、リヴァイ同様に子供たちを守る親の役目をしていたのかもね

でもジャンとアルミンは、父役リヴァイとは別に、外からの影響を受けており(ジャンはハンジ、アルミンはエルヴィン)、それによって生じたわだかまりを解消する役割がリヴァイにはある

 

と結論付けたことで、ジャンとアルミンのシーンが想定外に増えることになりました

ちゅねの中で、ジャンとアルミンって、リヴァイの思い出話の単なる聞き役でしかなかったんだけど、ぜんぜんそうじゃなかった

実は今回で終わる予定だった(笑)

 

【新リヴァイ班(疑似家族)】

父役・リヴァイ

母役・ミカサ

子供達・長男エレン、次男ジャン、三男アルミン、双子コニー(四男)とサシャ(長女)

養女・ヒストリア(実は父リヴァイの年の離れた腹違いの妹)

 

学校の教師・エルヴィン、ハンジ

 

-死亡-

長女サシャ(長男エレンの反乱が原因)

長男エレン(家族を守るために反乱を起こすことを勝手に決意)(実はアンパンマンに憧れていただけの少年)

 

-家出-

母役・ミカサ

→家出した長男エレンを連れ戻そうと奮闘したけど、あまりの鬼子ぶりが分かり殺す選択

(無理心中するつもりで殺した←予想)

理由不明で長男エレンの亡骸を持って家出中

 

 

こうなった元凶は全て自分であると自責の念にかられる父役リヴァイだったが、自分の元に遺された3人の子供(今回はジャンとアルミン)のために、もうひと踏ん張りする気持ちになる

 

 

【84話『地下室』等の過去シーンあたりの解説】

97話『手から手へ』のライナーが銃を口にくわえて自殺しようとするまでの過去シーン振り返りを、再びテンプレにして、

リヴァイに当てはまりそうなシーンを探し出してくるという作業をしています

この作業、割と好きだったりします

 

テンプレとなったシーンは(97話を読んでくださいね)、劣等感に苦しむエレンの姿に過去の自分を重ねて、エレンを励ますライナーの話がベースです

今回の場合、劣等感エレンが誰になるか?

明らかにジャンではない(ジャンが劣等感に苦しんでいた印象はないので)

だから、アルミンとなります

バッチリ該当しそのがのが85話『地下室』で、壁の上でアルミンが目覚める所から

 

なぜエルヴィンを差し置いて自分が選ばれたのか分からないアルミンをベースにして、合間合間にリヴァイの過去を差し込む

 

ライナーはエレンに過去の自分を重ねているので、それと同じになるように、リヴァイもアルミンに自分を重ねたということになる

では、あの時のアルミンのどこにリヴァイは過去の自分を重ねて

最終的に↑これを言うに至ったのか、というのを考えます

ちなみに、これと重なる97話の画?コマ?シーン?が

↑これですよ

改めて見ると構図が同じですよね?

 

さて、それではちゅねの考察となりますが

アルミンの劣等感

エルヴィン団長の代わりにはなれない=調査兵団団長の代わりにはなれない

調査兵団団長=エルヴィン=エルヴィンを名乗る価値は自分にはない

 

リヴァイの劣等感

本名エレンとは別の名リヴァイを与えられる=本名を名乗る価値がない

ただのリヴァイ=“レイス”を名乗る価値がない

 

ただし、レイス家の正統な子供たちは皆惨殺されてしまい、よそで作った子である自分とヒストリアは生きているという事実もあるわけで

 

リヴァイとしてはアルミンに変な劣等感を抱いてほしくない想いから、「アルミンはアルミンでいいところがあるんだから、エルヴィンの代わりではなく、お前はお前だ」という意味を込めて、ああ言ったのだけど

リヴァイの中で言いたくない(隠しておきたい)ことがあるもんだから、真意は到底伝わらず、その後のアルミンはご存じの通りエルヴィンコンプレックス継続中

 

なぜリヴァイがアルミンを選んだのかが読みとれるようにした、つもり、ですが

あくまでも考察のほうがメインなので、念入りに説明します

 

「アルミンは夢を見ていたから選んだ」というフワっとした理由ではなく、リヴァイはエルヴィンよりもアルミンの方が優れていると判断していて(エルヴィンの方が優れている面もあるだろうけど総合的に考えればアルミン)(圧倒的にアルミン)(ちゅねもアルミンを選ぶ)

その上でベルトルトを選ぶべきだったところを私情でアルミンを生き返らせてしまった

 

あの時の調査兵団は、壁を隔てて、ちょうど二分されていて

エルヴィンやリヴァイ達が壁の外勢力、ハンジやエレン達が壁の内勢力で、外から来たリヴァイだけが(フロックもだけど、フロックは全貌を知らない)、外と内のどちらが優れていたかを判断できる立場であったと思う

で、自分たちがいかに愚かであったことをリヴァイは思い知ったわけだ

それがエルヴィンではなくアルミンを選んだ理由だったのに、

愚者とはいえ自分の心臓を差し出したエルヴィンに敬意を示したってこともあるかもしれないけど…

なんせベルトルトとアニをねじ伏せて作戦を決行したライナーとリヴァイは重なってるわけですから(^^;)

罪の意識に耐えられずに精神分裂を起こしたライナーと重ねてるわけだから(^^;)

 

大勢の新兵達を特攻させた罪や、ベルトルトを殺さないことが最善だと思いながらもベルトルトを殺した罪に向き合えずに

エルヴィンに敬意を示すという、ていのいい逃げ場所にリヴァイは逃げこんでしまったと考えるのが妥当じゃないだろうか

(そのせいでエレンの裏切り、アルミンとハンジの苦悩、特攻フロックが誕生)

 

 

【ライナーの罪との比較】

ちょっとややこしいので間違っちゃうかもしれないけど

(後日、間違っていると思った箇所があれば、そのつど訂正します)

 

ライナーの任務というのが、壁内に侵入して「始祖」を奪還することですが、最終目的は「島の悪魔から皆を救うこと」

リヴァイの場合の任務というのが「獣」を仕留めることになり、最終目的は同じように「敵から皆を救うこと」

ライナーに期待をかけるカリナがエルヴィンかなあ?と思いましたが…(とりあえずエルヴィンとします)

 

「きっとお父さんも」と言われますが、この時のライナーは既に「そんな父はいない」ということを知っています

 

これがリヴァイになると変換が必要になり

「お前なら必ず獣を仕留められる」とエルヴィンに持ちかけられているわけで、リヴァイはそれに乗った

「きっとお前のお父さんも成功を祈っている」というのが、死んだリヴァイ班(新リヴァイ班ね)もそれを望んでいる、ということになるというのが、ちゅねの考察

 

「お前も仇討がしたいよな?」とエルヴィンにけし掛けられてリヴァイは乗ってしまった

出発前に、この奪還作戦には多額の税金が投入されているという描写があるから、「お前も成果があげたいよな?」というのも含まれるかもしれないけど

エルヴィンの場合は、成果をあげることが父の仇討にも繋がっているけれども

地下街出身の成り上がりリヴァイに「お前も成果をあげたいよな?」とエルヴィンがけし掛けるのは、ちょい不自然のように思うから

ちゅねとしてはやはりリヴァイ班の仇討の方を匂わせたんじゃないのかと思う…

 

で、そもそも壁の内側で新リヴァイ班は生き残っているから、仇討そのものが存在しなかった

というのが、ライナーの「戦士になり、母の願いを叶え父と3人で幸せに暮らせると思っていたのに、そんなことを望む父はいなかった」にあたるものだと思いました

 

壁の内側で仲間たちが成果を上げるから(超大型と鎧を仕留めていた)、大勢の新兵の命を犠牲にしてまで成果を上げる必要もなかった、というのもある

 

これがムゴいことにリヴァイの場合は

 

これになりそうなんだよ

 

なんで礼なんか言った…

なんで(ケニーとエルヴィンは)俺なんかに注射を託した…

 

みたいな?

 

ただ

エルヴィンの「ありがとう」に関しては、生き返らせてあげられる権利が自分にありながら、それを選ばなくて申し訳ないという気持ちで、あの時に言われた「ありがとう」が心に痛いという意味になるんじゃないだろうか

 

……まあ、どの道エルヴィンやリヴァイのやったことは、ただ無駄に仲間の死を増やしただけってのが、リヴァイには辛いのだと思う

その現実から目を背けたいから、ことさらエルヴィンとの誓いを美化して罪意識から逃れようとしていた

 

ベルトルト=外の世界の情報を消す(人類のことよりもアルミンを選ぶ)ことで、更にリヴァイは罪を重ねる

注射さえなければ、アルミンもエルヴィンも死ぬ以外に選択肢はなく、ベルトルトが死ぬことも無かったのに

っていう

 

ライナーの場合も、父のせいで、マルセルのせいで…

俺が選ばれたからこうなったんだ、という風になっていますよね

こうして原因を外部に置き、過去の失態はこれから自分が頑張ることで支払う的なことを重ねるうちに、新たな罪、恨みを生み出し、犠牲者を出し、自分だけ生き残る、みたいなことをリヴァイもやっている

 

この場合のポルコは誰になるか……

ライナーを恨んでいたが、事実を知ることになったポルコという点に注目すれば

 

リヴァイを恨んでいなかったが、事実を知って恨むことになるハンジかな(^^;)?

ということは、エルヴィンが守りたいのがハンジだったから、リヴァイを壁の外チーム(「獣」側)に連れて行ったとも考えられるんだよな

勝敗の分かれ目がアルミンの有無だったとして、エルヴィンはハンジ側にアルミンをつけた

 

ライナー達でいうところの、始祖奪還に参加しなかったジークとピークが、ハンジ達(壁の内側チーム)で

最終的にライナーしか生き残っていない始祖奪還チームが、リヴァイ達(壁の外側チーム)

 

 

ライナーの罪は、壁を壊したことからエレンがああなって、アニが敵に捕まり、ベルトルト死亡、のちのレベリオ襲撃で多数の死者

リヴァイの罪は、壁の内側を確認しに行かなかったことから、エルヴィンと大勢の新兵が特攻、エレンとフロックが離反、イェーガー派誕生でクーデター、ジークの策略で多数の犠牲者、ハンジ死亡、地鳴らし、エレン死亡だから、ライナーとはスケールが違う(^^;)

 

 

ちょっと今回とは関係ない話ですが

ニコロって、ユミルの民の血が混じってないと、ジークとペトラとオルオが入れない…

ということに、つい最近気が付きました(-_-;)

混血にしちゃえばいいのだが

最終的にニコロはエレン王女の夫となるから

ミカサがヒィズルの血が混じっているのと同じと考えれば……

 

ニコロじゃないとすると…ルイーゼかなあ?

ニコロの方があってるんだけど

特にペトラとオルオ

ルイーゼの中にジークってのはありだな

エレンとジークが結婚て、なんかちょっと抵抗があったので(^^;)

 

 

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