※最終話までのネタバレあり
2021.10.29 ハンジとエレンのシーン追加しました
(107話『来客』と131話『地鳴らし』を重ねられることに気づきまして)
リヴァイとミカサ同様、エレンとハンジの関係にもアンテナを張り巡らさないといかんかったね
125話『夕焼け』
「“地鳴らし”の発動を見てマーレ軍の生存を絶望視したんだろう…」
「賢明な判断だ」
「あいつらはどこに…」
(せっかく牢に閉じ込めたのに)
「“地鳴らし”を止められなかったことに絶望視して兵舎に戻ったのでしょうか?」
「…それも賢明だ」
「その方がいち早く本部に事態を知らせることができる」
「アレが通り過ぎるのを待ってるよりずっといい…」
「…けど もうこれでは」
「なす術なんてないんじゃ…(よく止めに来たな…)」
「アレを止められる策が…何か有ったんですか?(策が有ったから止めに来たんですか?という意味かな)」
2ページ弱分カットしたので、132話『自由の翼』で読んでください
「…いや」
「ただ…最後までみっともなくもがいたまでだ」
「(………いい)」
「(かっこいい)(しびれる)(さいこー)」
「(ヘイチョウ、オレハ、アナタニ、サイゴマデ、ツイテイキタイ)」
「(シンデモ、シンダアトモ)」
112話『無知』
59話『外道の魂』
エレンはジークを裏切っていた
ジークさえ失っちまえば連中はおしまいだ
駐屯兵団に潜り込み、ピクシスの居場所を探し出し、ジークが死んだことを(なんとかして)伝える…
…ザックレーを失った今
エルディア国を束ね統率できるのは
ピクシス、あのじいさんだけだ
じいさんに腹を括ってもらうしか…
「…けどもうこんな時間か」
「日が沈みそうだ…」
「(あいつら全員)兵舎にいてくれればいいけど…」
「(まさか出てくるとは思わなかったなー)」(みたいな)
「(一体何があったんだ?)」(みたいな)
「……」
「(正直今すぐベッドに入って眠りこけたいくらいには疲れてるけど)」
「(…とにかく、今できることだけのことをしなくちゃな…)」
「(もうお前らは戦わなくていい、好きに生きていい、自由なんだから)」
「(なあ、ジャン)」
「(お前は憲兵になって内地で快適に暮らしたかったんだろ?)」
「(そうしろよ)」
「(お前は英雄の一人なんだから)」
(※ジャンに念を送るエレン)
↓エレン、努力の結果
(でも結局はハンジとマルコに邪魔されちゃったの)
「ストヘス区の現場にはまだ憲兵団がいるはずだ」
「それらしき人物を補足して手掛かりを掴むぞ」
【途中説明】
ジャンのコマに人影があるので、ハンジが来る前にエレン達が覗きに来ていた、という風にしました
ちょうどエレンが窓を覗き込むような画が54話にあったので
てか、
↑このエレンの画を見て、兵舎にいるジャンを覗いているとこかな?と思った
というだけでシーンを作りました
で、それ(覗きに来たエレンとリヴァイ)をジャンとミカサの間に挟むと、ミカサの物憂げな表情が意味深に見えてくるという
都合の良い恋愛脳解釈……ということを自覚しながらも、それ前提で解釈しますと、
ミカサはこの時になんだかわからないけどリヴァイの気配を感じていて(リヴァイは王家の人間で、ミカサはアッカーマンなので座標?道?を敏感に感じることができるから、リヴァイが道を通じてミカサの傍にくると…みたいな感じ)
まあ、エレンもそばに来ているわけですが、というか、エレンとリヴァイはつねにセット(もしくはエレンとジーク)
エレン単独では座標の力は操作できないわけだよね?操作する時は必ず王家の血を引いた誰かが傍に居る必要がある(よね?)
(対してリヴァイは単独でもいいわけで)(ん、違うか!)(でもジークはエレン居なくてもユミルが助けてくれたんだよな)(よくわからん・ぷ)
フロックから「リヴァイはジークに殺された」と告げられていても、なぜかはわからないが「リヴァイは生きている」と感じることができた
と考えると、その後のミカサの無反応の理由づけも出来るな、と……
一応構成として、フロックからリヴァイ死亡を告げられたミカサの
125話『夕焼け』
↑これの次の登場シーンが
↑これなのよ
手首の包帯部分を描いているというのも意味深に受け取ることもできる
ええ、恋愛脳で見てますよ(-_-;)
てか、ちゅねのブログ書いてる意義って、ミカサとリヴァイをくっつけることだからさ、ゴールは決まってるから、それらしき気配のものは見つけ次第ばんばん拾い上げていくのさ
ちなみに、ハンジより先にリヴァイの名前を言ってるとこは既に言及済みだけど、ここはポイント高い、ええ
あ…、もうひとつ気が付いた
125話でフロックにリヴァイのことを尋ねる前に118話でイェレナから「リヴァイはジークに敗れた」と聞かされているんだった
ジャンもリヴァイの名を先に言ってるんだけど、リヴァイがジークを監視していたハズという話の流れだから違和感はないんだけど、あえて言及するとしたら、リヴァイにすっごい信頼を寄せてることが読み取れる(その点はミカサも同じだと思われる)
アルミンはハンジの名を先に言うので、アルミンにとってはリヴァイよりもハンジのことを頼りにしているのではないか
…まあ、特に意味は込めてないということも十分考えられますが、それを言ってしまうとつまらないので、さらに深読みをいたしますよ(^^;)
この時にイェレナから「ジークに敗れた」と聞かされても、ミカサはリヴァイの生存の可能性を捨てていないのではないか?
だからフロックに真っ先に問いただすのが、リヴァイとハンジのこと
と、ここまで書いて思い出すのは、女型戦の時のエレンの死の可能性を拒絶するミカサ
30話ミカサと118話アルミンの表情と同じような気が
アルミンも多分「リヴァイとハンジは死んでいない」と拒絶したい気持ちだっただろうが(そんな話は信じない!という感じ)、現場を見てもいないイェレナと「リヴァイとハンジの生死」を議論すること自体が不毛なので、自分の気持ちを押し込めたのだろう
↑今自分たちに出来ることをしようとするアルミン(下手にイェレナに逆らってはいけないと判断したのだと思われ)(シャーディス教官が教え子たちに「隠れていろ」と諭すのと同じ…だよね?)
元々アルミンは、ミカサの無鉄砲を制止する役割をしていたところもあったから、この時もひょっとしたらミカサの殺気を感じ取ったのかもしれない(とも考えられる)
↑ここにセリフをあてるとしたら、30話から持ってきたいね
「(……絶対生きてる)」「(絶対に…リヴァイ兵士長は…生きてる)」
というわけで、
45話『追う者』で描かれるミカサの頭痛も、リヴァイとエレンが未来から来ていると思われる(たぶん)
そして、ライナー達に連れ去られたエレンを取り戻すために無鉄砲に追おうとしていたミカサの頭をリヴァイが「グワシ」した
「自分を抑制しろっつっただろ」的な感じで
いい感じにミカサの口からリヴァイの名も出てることだし
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「自由をもたらす鐘の音のようだと言っていたヤツも居ましたね」
(↑※見渡す限りの壁が無くなっていることに感動するエレン)
131話『地鳴らし』
「(自由だ……)」
「…銃声か?」
「え…?」
「イェーガー派が集結して、あの砦を仕切ってるんだろう」
「行くぞ」
「ミカサやアルミンもイェーガー派に加わって統治者に名乗りでたんですか?」
「さぁ、興味なかったんじゃねえのか」
「ジャンはすっかりその気だったらしいですね」
「昔のジャンに戻った感じだな」
「いい加減でムカつく生意気なヤローに」
「(こいつ……)」
「(誰かに似てるな…)」
(ドキドキ)
56話『役者』
「(たぶん、甘やかされて育ったんだろう……)」
「……ジャンにイェーガー派を敵に回す覚悟があるかなんて俺には計れない」
「ジャンの今の気持ちが本当だとしても 寝て起きたら忘れちまうかもしれねぇしな」
59話『外道の魂』
↑リヴァイの中のジャンのイメージ
(ジャンは信じられる、みたいな)
(まあ、ジャンはエレンを止めるために島を裏切る、そういう未来だけどな、的な)
(心配なんかしてないけどな、的な)
(甘ったれフレーゲルは、見違えるほど立派になり、父の後を継ぎリーブス商会の会長になった)
(マルロは信じてもいいとジャンが判断したら、実際にその通りだった)
(ジャンやハンジは――)
(※↑的なことを思ったような気が)
リヴァイのセリフ「( )」
↓候補は3つ
- 「お前がフレーゲルを変えたように、俺にエレンを変えることが出来ると思うか?)」
- 「(お前が出来なかったことが、俺に出来ると思うか?)」
- 「(エレンと仲良くなることが、俺に出来ると思うか?)」
「(俺のような半端なクソ野郎にも…)」
27話『エルヴィン・スミス』
112話『無知』
126話『矜持』
「(なぁ… ハンジ……)」
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(↑※というのを無性に入れたくなった)
(※ちゅね考察では、リヴァイは自分には出来ないことをサラッとやってのけるハンジに一目置いている)
(※いつもハンジの背中の“自由の翼”を見ていた、という感じです)
(※だからこそ、こじれたし、こじれると厄介な関係性だったんじゃないのか?お互いに「がっかり」しちゃった、みたいな)
リヴァイが自分を半端なクソ野郎だと責めているらしいことに関しては(←これ自体が妄想…ということは置いとくとして)
すべては不可抗力だってば、もう、リヴァイったら……、と、ちゅね自身は思うんだけど(^▽^;)
でも、いざ自分がリヴァイと同じ立場で、自分の判断が原因の一つとなり30人の部下が無垢の巨人化してしまったとしたら、やっぱりずっと忘れられないし引きずるだろうけどね……
だからこそ第三者に、客観的意見として「お前のせいじゃない」と言ってもらいたいと思う
(※最初に獣をとり逃がしたのだって、脊髄液注射が手元にあったせいだし、車力の巨人だってジーク奪われまいと必死だったから失態とは言い切れない)
(※30人の部下たちは、こう言っちゃなんだが、一度は止められたにもかかわらず極上ワインを飲むことを諦められなかったのだから自業自得(あの上下関係の感じだと「まあ、いいか」となっちゃうよね)、あの時の部下たちもリヴァイを恨みやしないだろう、すべてはエレンが悪い)
(※その前の、女型に無駄口をたたいて追い詰め、旧リヴァイ班全滅に関しては……)
(※改めて思い返しても、じわりじわりなリヴァイの功罪って凄いよね(^^;)真綿で首を絞めるかのごとく作者はリヴァイを追いこんでいく…)
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あの日から
エレンは俺達の元を去った
すべては最初から決まっていたのかもしれない
それでも…
考えてしまう
あの時、もし俺が
別の答えを選んでいたら
「あぁ…」
エレンの居場所を早いとこ見つけ出して、身柄を確保する
生きてエレンを島に戻し、エレンとヒストリアはピクシスに託す
(※ここの部分、要約がうまくできない)
(あとはアルミンが頼りだ)
どうやらこれに賭けるしかなさそうだ
この戦いは
そこで終わりにしよう
(↑※というのも無性に入れてみたくなったんだけど、矛盾は生じていないよね?こういうの勝手に入れるとだいたい後で矛盾に気づいて削除するはめになるんだけど)
61話『回答』のラスト部分、ハンジのシーンを使用しました
【途中解説】
↑ここの部分になんの画像を持ってこようか考え、このシーンの前にこの手紙をみんなで読むシーンがあり、そこから123話のエレンの手紙を読むシーンを思い出し、そのシーンを持ってきたらいい感じに84話『白夜』へと繋がりました
(123話を持ってこられたことで、上のシーンを入れることに自信を持てた)
(123話を持ってきたのは、だいぶ後なの)
↑これが『白夜』っぽい
エレンが人攫いをメッタ刺しにしてる画は、ミカサがリヴァイに襲い掛かってるところで、
下ふたつは、ミカサを抱きしめるハンジ
注射器を持つリヴァイの後にミカサの回想が入る
この回想はリヴァイとミカサでサンドされているので、幼馴染3人+リヴァイといえば、72話『奪還作戦の夜』のシーン
そしてこのシーンは136話『心臓を捧げよ』のリヴァイ回想にも登場する
123話でのミカサは「結果は違っていたんじゃないかって…」と考えますよね?
この流れのまま進めばリヴァイは「ハンジは死ななかったかもしれない」となるのですが(2人が生きていれば、同じようなルートを辿ったとしても、足止めはエルヴィンが務めることになるから、ハンジは飛行船に乗ることができる)
あー、ごめんごめん、その場合、超大型はエルヴィンが継承してんのか
どうなるの、この場合?(笑)
さすがにリヴァイに足止め命じるかね?→「了解だ、エルヴィン」
リヴァイの場合はミカサの思考とは違い、
「すべては最初から決まっていたのかもしれない、それでも…」の後は、『奪還作戦の夜』『海』へと思いを巡らせて、ミカサとアルミンの笑顔を思い出し、136話「エルヴィン、俺はお前を選ばなかったことに、悔いは無い」へと進む
今回、「悔いは無い」ってのはモノローグには入れませんでした(入れない方がスマートだったので)
アルミンが話しかけているのは自分ではない「エレン」だということは分かっていながら、まるで自分にそう語りかけているかのように妄想してしまうリヴァイの寂しさが出て、とってもいい感じ
リヴァイは事あるごとに「自分は間違っていたのではないか?」と思い悩んでいたと思う
そうなった時は気がおかしくなりそうなほどだが、あの光景を思い出すと「間違っていない」「あれで良かったんだ」とポジティブになることが出来たのではないか?
↓あの光景
ただし、リヴァイが居る位置からはミカサの笑顔は見えなかっただろーねー(笑)
ただアルミンがこんなに笑っているなら、ミカサもきっと同じように笑っているだろうと想像するしかなかった
もしやリヴァイは、ミカサの笑顔が(もう一度)見たいというやつじゃないだろうか……
リヴァイには仏頂面か、ヒストリアパンチを見てニヤッと笑ったくらいか、ミカサは(笑)
(こういうところでエレンと背中合わせになってるんだろう、リヴァイは)
エレンのリヴァイに対する執着心と背中合わせなのだとしたら、リヴァイのミカサに対する執着心も、手に入らないと判明した時には狂気に変貌するほどなんだろう
もしかしてこの時のミカサの笑顔は、ピエロに声かけられたせいで見そびれたのか!(爆笑)
……『白夜』では、ミカサがギャーギャー泣いて喚かなかったら、アルミンは死んでた(たぶん)
あれでリヴァイに考える間を与えちゃったんだよね
その間が与えられなかったら、リヴァイは躊躇なくエルヴィンにプスッと刺していたと思う
エルヴィンを生かすか否か、リヴァイに選択の機会が与えられたのは2回
その2回とも、リヴァイはエルヴィンを選ばなかった
一度目は
これまでに犠牲となった調査兵団メンバーたち
二度目は、アルミンとミカサの笑顔
たぶんミカサの笑顔のほうが先にあると思うけど、以前にも触れたようにリヴァイはエレンの中にいたことがあり、エレンの記憶が内包されている状態なので、リヴァイにとってアルミンも特別な存在なんだよね…(気が付いてないだけで)
かっこ良く言えば「ミカサやアルミン、みんなが笑って暮らせるような世界を守りたい」というヤツで、「あきれるほどおめでたい世界」ってことになるよね?(^^;)
(あきれるほどおめでたいのはハンジじゃなくてリヴァイだったわ)
ここがマジで「自由」とか「ミカサやアルミン、みんなを救う」という大義名分を隠れ蓑にするエレンと一緒なんだよなー
でも、リヴァイとエレンはやってることは全然違ってるんだよね(エレンは世界を蹂躙するけど、リヴァイが蹂躙するのはミカサ←この違い)
理想が崩れ去った時の「がっかり」、そこからの破壊衝動が同じ…なんだろう
こんなエレンとリヴァイに関わったばかりに闇落ちしたのがハンジ……
というか、ハンジは誰よりも最後までエレンを死なせないために奔走したんだと思うよ(ミカサやアルミンよりも)(ミカサもアルミンも最後は殺すことを選んじゃったからね)
ここも何気に『白夜』と同じか
あの時絶対にアルミンを諦めなかったエレン同様、ハンジは絶対にエレンを諦めたくなかった(のだけど……その後にハンジの心を惑わす諸々の事態が…)
その点で言えば、ハンジはエルヴィンも助けようとしていたし、どちらの場合も圧倒的力と権力を持ったアッカーマンに出し抜かれたってことになるんだよね
エルヴィンを必要とする気持ちはリヴァイよりもハンジの方が強かったし、エレンを救いたい気持ちはミカサよりもハンジの方が強かった
(この歯車の狂いっぷりが……こわい)
で、これでふと思ったけど、エレンが「あの景色がみたい」というものがあるように、リヴァイもまた「あの景色が見たい」というのがあるのではないか
それがおそらく……
↑これ
(「いってらっしゃいエレン」だと思ってたけど、こっちの方が物語的にど真ん中のような気がする)
↓リヴァイが恋に落ちた瞬間の話はこちらに
---------------------------------------------
「…あれは!?」
「仲間を食ってる…加勢しないと!」
「待て…」
「仲間が食われているんですよ!」
「オレ達がやらなくて、誰がこの状況を止められるんですか!」
「…俺達の仕事は何だ?」
「(!?…オレの仕事って何だっけ?)」
「(オレの居場所を探すこと…だったような???)」
リヴァイ「俺達はこのまま前へ進む」
「また死んだ!」
「助けられたかもしれないのに…」
「…まだ一人戦ってます!果敢にも!」
「エレン、前を向け」
「ピクシスの居場所を見つけるのが先だ」
「パラディ島にあるすべての硬質化が解かれ、結晶化していたアニも復活した」
124話『氷解』
「どうやったか知らねーが」
「始祖の巨人がすべての巨人やユミルの民を意のままに操ることができるのなら」
「お前はここでジークに巨人にされた兵士たちを人に戻せるんじゃないのか…?」
「…できるのか?(できるのなら、とっととやれ、できねーんだろ?その様子じゃ)」
(※124話、ファルコをラガコ村の母ちゃんに食わせる「いいな?」 のコニーと同じ表情(^^;)
(がびーん)
「(オレが島にある全ての硬質化を解いただって…?)」
「(始祖ユミルと接触したところまでは覚えてる…)」
「(でも…)」
「(その後は一体何があったんだ?)」
「(記憶が無いなんて)」
「(オレの中の巨人…)」
「(ハンジさんは……どう思う)」
121話『未来の記憶』
オレも同じだったよ父さん…
半端なクソ野郎だ
いや…違う…
それ以下だ
ハンジさん
「(ジークと始祖ユミル…)」
「(マーレ軍との戦闘はどうなった…?)」
「(いや、マーレ軍は飛行船で撤退してたな…)」
「(兵長は撤退するマーレ軍を見て賢明だとか言ってたっけ…)」
「敵にとっちゃそれが一番迷惑な話で、エルディア国にとっちゃそれが一番いい選択のハズだ」
「お前が生きて帰れば、島にはまだ望みがある」
「(撤退するのが賢明か……)」
「(そういえば…前にも同じようなことがあった気がするな…)」
「(兵長は戦わずに前に進むことを選んだ…)」
「(オレを守るため?)
「(オレは未だ守られるだけの存在なのだろうか……)」
【途中解説】
125話『夕焼け』のコニーとファルコのやり取りが使えそうだったから入れたんだけど…
ファルコの「マーレ軍との戦闘はどうなった…?」というセリフで、そういや軍が撤退するシーンを冒頭で使ってるな…ということに気が付き、そこからリヴァイの撤退が「賢明」を持ってきました
「進め!戦え!」なエレンの課題は、カルラのいう「たまには堪えて」
前回、エレンはリヴァイからお留守番を命じられてしまい、もやもやした思いを抱いているので、こっち方向のモノローグにしてみました
-------------------------------------------
「まずいな…この砦も壊される」
「外の兵士は全滅か!?」
「兵長おおおおお!!」
(ビクッ)
(※↑フラッシュバック)
「………」
「ジークが生み出した巨人…」
「は…!?」
(↑※PTSDかな?)
3ページカット
やっぱりPTSDっぽいので、113話『暴悪』の30人の部下たちが無垢の巨人化しちゃったシーンを読んでください
86話『あの日』(↑これはなんとなく入れてみた)
「(ナイル…)」
33話『壁』
そんなところで やられたのか…
ナイル…
つづく
【感想やら】
単行本31巻部分(123話~126話)の過去ツアーとなります
ホントはそれを(その5)としてひとつにまとめたかったんだけど、長くなったので二つに分けました
今回苦労した部分
エレンの心の変化を手掛かりにすると、単行本後半にあるジャンを引き連れるフロックのシーンが先にくるので、その時点で単行本の時系列通りとはいかず、どういう順序にすればよいのか暗中模索、ほぼそれに時間を費やしてしまった( ̄▽ ̄;)
月日が経つのが早いのなんのって
一応順序は決まったのですが、それでも「これでいいんだろうか?」状態なので、シーンの入れ替えの可能性はありです
(その6)は、それほど日にち開けずに更新できると思います~(やっぱりダメかも)
エルヴィンについて
ハンジについて書いた時に、ちょこっとエルヴィンに触れたので、エルヴィンの考察
ちゅね的に思うに、地下室への想いをリヴァイに打ち明けたのは、あの場あの時に居たのがリヴァイだったというのが、まずある
リヴァイだから打ち明けたというには状況が状況だし、エルヴィンにとってリヴァイだけが特別で対等と判断するには弱い
エルヴィンの幼稚な部分を見抜いたのはリヴァイだったのは確かだろうけど、それを言うならザックレーの方が先にエルヴィンの心を開かせた(そしてザックレーはエルヴィンの理解者となった)
幼稚な部分だからこそ部下には隠しておきたかったのだろうし、女のハンジには尚更…という男心もあったんじゃない?(←恋愛抜きです)
ハンジが自分を理想化して見ていたのは感じていて、本来の調査兵団はハンジの理想通りであるべきだと思ったから、次期団長にハンジを指名したのだろうし
で、団長になったハンジは理想と現実は違うなーということに苦しんだ
107話『来客』
エルヴィンは調査兵団団長として完璧だったのに、自分を次期団長に指名したことが唯一の汚点
自分という存在がエルヴィンの経歴に傷をつけてしまったとハンジは落ち込んだ(と解釈した)
自分の何に対してそう感じたのかってのは、深くは掘り下げなかったけど(ヒストリア関連でエレンと深い関係になってるから、このあたりもっと掘り下げられそうなんだよな)
壁の外への想いや、マリーが好きだったという等身大のエルヴィンのことを一番知ってたのは、やっぱりナイルだろう(ナイルはエルヴィンの理解者ではなかったかもしれないが、親友ではあった)
リヴァイも決してエルヴィンの理解者ではなかったよね
例えると、大虐殺したエレンのことは到底理解できないけど「ありがとう」「エレンの行為は無駄にしない」と言ったアルミンと同じ
というか、両者が同じ関係になるように描いたのだろう(けど、あのエレンはエレン本人ではないと、ちゅねは解釈してるけど)(ややこしいね)
エルヴィンにとってリヴァイはナイルと同等の親友ポジションになった、という解釈は過去にも書いたか
エルヴィンは幼稚な自分を見せたけど、リヴァイはエルヴィンに打ち明けてないことが多いからな……
ウーリとケニーみたいな関係でもあるか(あの2人も、なんとなく想いが噛み合ってないとこあるよね?)
ザックレーはエレンの理解者にもなってくれたのだろうか?
理解はできるけど賛同するかどうかは別問題か
ハンジについて、久々に良い感情のままで書けて気分がいい…(^^;)
うん、最終的にエレンに生きていてもらいたい(助けようとした)気持ちが誰よりも強かったのはハンジ(これは間違いない)
この自分の気持ちから逃げようとしたことが悲劇のはじまり
完全にボタンの掛け違え
弱気になったことで、エゴの権化で傲慢なエレンやリヴァイに飲み込まれて狂わされた
(といってますが、エレンがハンジにやったことと同じことされたら、ちゅねも尻尾まいて逃げますけど)(そして戻ってこない)
……ちゅね、そもそも団長に指名されるような人間じゃないからな……話にならん(-_-;)
2021.1029追記
エレンとハンジの追加した部分(ハンジに暴力を奮うとこ)について
エレンモノローグで「オレの中の巨人」というキーワードが出てきたところで、ひょっとしたらエレンはハンジのことを思い出したんじゃないかと
68話『壁の王』で弱気になったエレンがミカサを見て頼りたくなってしまい、自分で自分を殴るシーンがあるじゃないですか
あんな感じで、ふとエレンはハンジを思い出し、昔のように二人三脚で巨人の謎に挑んでいた時のようにハンジを頼りたくなってしまったのかもしれないなー、と
で、そのシーンをつくるとして、持ってくるハンジを何にするか
真っ先に思い浮かんだのが、
89話『会議』のミカサ
やたら可愛く描かれているので、同じようにやたら美人に描かれているハンジをまず探してみたが、いまいちピンとくる画が見当たらず
この画の少し前の、ダイナに目を付けました
これにはピンときた
というわけで、これ↓
ハンジを思い出したエレンのセリフとしては、「ハンジさんだったら、なんて言ってくれるかな?」的なことだろう
このセリフに近いものといえば、
131話のこれだろう
あとは、131話エレンの画と107話のシーンを組み合わせていきました
(ラムジーが暴力奮われる=ハンジがエレンに暴力を奮われる)
さてさて、二人の女とそれぞれ子供を作ったグリシャや、「母さんは…どう思う?」で使われる妊婦の画、地鳴らしで踏みつぶされたラムジー兄弟&ハンジ
この3点からも、ハンジが妊娠していたことをかなり匂わせているとは思う
エレンはラムジーに対して「ごめん、ごめん」と繰り返すけど、ハンジに謝る口調としては「ごめん」ではなく「ごめんなさい」だろうな~、そういや「ごめんなさい」とも言ってたな…と思い出し、該当ページを見たらラムジー兄弟がぺったんこに踏みつぶされた痕の画だったので、やっぱりエレンはお腹の子供ごとハンジを踏みつぶしたということなんだろうなあ、と感じました(ただ、エレンはこの事実は知らないと思う)
もしや二人が結婚していたら、ハンジはエレンとの間に男の子をふたり産んでいたのに、自分の欲望を優先したがために、エレンはその未来を踏みつぶしてしまった、という意味だったりして
結局は、匂わせている、という域を出ないんだけど(^^;)
まあ、ちゅね的には表紙のこともあるし、ハンジはエレンの子を妊娠していると解釈しちゃっていますけど
で、その上で、どうしても気になるのがヒストリアのことだよね(^^;)
ヒストリアの夫が幼馴染君であっても、生まれた子の父親はエレンという可能性がゼロになったわけではない
とはいえ、こちらは、エレンとヒストリアはふたりで子作りしようと挑戦したものの、孤児たちの乱入もあり不成立に終わったと解釈しているわけですが( ̄▽ ̄;)
ハンジをダイナに重ねて描いていることからも、ハンジのお腹の子は、エレンのはじめての子なんだと思う
あとカルラにも重ねてるから、妻(的な人)はハンジひとりということなんじゃないかなあ、と
と、諸々の行為から、エレンは自分を「父親以下の半端なクソ野郎」だと思ったわけで
それがどこに掛かっているかといえば、やっぱり「自分の寿命があと4年しかないのに子供を作ってしまった」或いは「子供が出来てしまうかもしれない行為をしてしまった」ことなのではないかと
あと、不成立とはいえヒストリアとそんな行為をしたすぐ後にハンジに手を出すというこの軽薄さ、とか?
それプラス、ハンジに暴力的なことをして傷つけたこと(それが例えハンジを争いから遠ざけるためにしたことであっても、ものすごい侮辱発言だったから)
何もかもが半端なクソ野郎だなあオレって、という具合に自己嫌悪に陥ったのではないか