※最終話までのネタバレあり
2022.4.19 子供の頃のリヴァイのセリフを変更しました
2022.4.20 追記しました(最後にあります)
2022.4.21 追記しました(最後にあります)
2022.4.22 ミカサがエレンを殺した理由について、書き加えました(後ろのほう)
2022.4.25 セリフを変更(変更箇所については最後に)
「ジークは敗れた…」
「でも…正しかった」
「二千年に及ぶエルディア人問題の解決策は「安楽死計画」しか無かった」
「この惨状を見ればわかるだろう?」
「あぁ、認めるよ」
「エレンに何の解決策も…希望や未来を示せなかった」
「俺も無力だった」
「リヴァイ」
「必ず みんなを 救ってあげよう」
「…どこまで話したっけ?」
「……始祖ユミルが二千年間フリッツ王に従い続けているから巨人の力が今も存在するって…」
「そう…故郷を焼かれ、親を殺され…舌を抜かれた相手に」
「神にも等しい力を手にした後も従順であり続けた…」
「一体何が…」
「彼女をそうさせたんだろうな…」
「道で彼女に触れて…感じたことがある」
「信じられなかったけど…」
「……そうなのか?」
「それが二千年経ってもユミルを縛りつけていたものの正体だ」
「始祖ユミルの心の奥底まで理解することはできない」
「でも…彼女が自由を求めて苦しんでいたのは確かだ」
「……あぁ」
「何で…エレンなんだ?」
「そりゃあ…始祖ユミルにしかわからないよ…」
「ジークにはできなかった」
「エレンには、なぜそんな特別なことができたのか知ってる?」
「そりゃあ言っちまえば(ジークは当の人命に興味が)」
「…さぁな」
「お前は知ってるのか?」
「いいえ誰も理解できなかった」
「ジークでさえも」
「出会った時からエレンは(あなた達は?)不思議な存在(関係?)だった」
「常にリヴァイを信頼しつづけていたように見えていたけど…」
(↑※ここなんだ?特別な関係?)
「それが確信に変わったのが4年前」
「アルミンの死を目の前にして、エレンが初めて本音を話したから」
「人類を救うのはオレでも団長でもない」
「アルミンだ」
「“兵長”」
「“海って知ってますか?”」
「“この壁の向こうにある海を、いつか見に行こう”」
「“アルミンは戦うだけじゃない”」
「“夢を見ている”」
「彼があなたの前では本音を話すのなら、特別な能力の秘密も話したんじゃないの?」
「例えばその秘密が…“始祖ユミル”を理解することと繋がっているとか…」
「あいつだって…」
「辛いはずなんだ…人類虐殺なんてとても…耐えられることじゃない…」
「…そうだよね リヴァイ」
「あの時からエレンはずっと一人で…」
「辛かっただろうな…」
「おそらくは イェレナと接触してからは独力でジーク側を探るなどしていたんだろう」
「いずれにしても すさまじい意識と覚悟がなきゃできることじゃない」
「俺だったら…もう…始祖の力を誰かに任せてしまいたい」
「それができなければ…終わりにしてほしい…」
「誰かに…」
「ッ!?」
「…な!?」
「何だよ…?」
「やっとだ…」
「やっと…あの日の謎が解けた」
57話『切り裂きケニー』
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(※あの日の謎については57話『切り裂きケニー』冒頭(単行本14巻収録)、エルヴィンとハンジのやりとりを読んでください)
というわけでちゅねも読み返しましたが
あくまでも個人的解釈は、なぜエルヴィンはあの日、次期団長に自分を指名したのか
ハンジの結論→調査兵団団長なんて耐えられるもんじゃない、誰かに任せてしまいたい
→エルヴィンも辛かったんだ
かなあ?
メモの方かとも思ったけど(そっちもあるのか?)
注・すべてがハンジが失望→裏切りへの布石になっておりますよ
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「…リヴァイ ありがとう」
終わった… のか…?
もうエレンは始祖の力を使えない
だとすりゃ“ユミルの民”にも
未来がある
俺達は…務めを果たした
もう…任せても…いいよな?
俺は終わる
ミカサが選んだのはエレンだ
静か…だな…
美しい……
ダメ…か…
やっぱり…死ぬ…か…
「これが…俺達が…楽園に帰る」
「唯一の…手段だ…」
「ミカサ」
「俺達には始祖が必要なんだ」
「兵団組織はほぼ壊滅状態」
「エレンまで死んだとなれば」
「パラディ島は象徴を失う」
「あの島の中で希望の灯火をたやしてはならないんだよ」
「大丈夫だ、安心しろ」
「お前にそんなマネは、俺がさせない」
「帰ろう…みんなで……楽園に…」
「お前」
「なんでやりかえさないんだよ」
「…やりかえさない」
「僕は、王様だ」
…こうなることはわかってたハズなのに……
でも…
お前の力に頼るしかなくて…
「え? ミカサって言った?」
「…言ったよ」
「やっぱ聞いてなかったか…」
「聞いてたって!」
「なんで…ミカサなの?」
「そりゃあ…エレンにしか わからねぇよ…」
「俺が確実にわかっていたことは」
「ミカサの選択がもたらす結果」
「すべて…その結果に行きつくためだけに」
「エレンは…進み続けた」
「8割の人類を虐殺して(←リヴァイはそう思い込んでるっぽいな)」
「パラディ島で殺し合いをさせて」
「みんなを…エレンの大切な仲間を…」
「生き残れるかどうかもわからないまま戦いに巻き込んだ」
「おい、聞いてんのか」
「…聞いてたよぉ」
「ミカサがもたらす選択の結果が…」
巨人のいない世界が実現できたのも全部お前の手柄だよ…
エレン…
お前はどうして
自由なんだよ…
俺はどうして
自由じゃないんだよ
「エレン」
「このせまい壁の中で、なぜ今まで戦争が起きなかったかわかるか?」
「お前達が当たり前のように享受しているこの平和は誰が築き上げているのか知ってるか?」
「…!?」
「僕達の…王様」
「違う、王は何もしない」
「王が雇っている第一憲兵が汚ぇ手で守っているんだよ」
「火種がどこかで生まれる度に一つずつ消していった」
「下手に利口な女から…」
「王を脅かすような一族のじじい共も…」
「外へ逃げようとした馬鹿な夫婦も…」
「田舎の牧場にいる売女も…」
(※クシェルが言ってることは、全部自分のこと、ということにしました)
(※最初の女は、クシェルとケニーの母、リヴァイの祖母にした)
「全部あいつらが消したから…人類は今までやってこられた」
「それもこれも全部あいつら第一憲兵のおかげなんだ」
「感謝しないと」
「…私達こそ初期の段階で消されるべきだった」
「勝手に外に出て死ぬもんだと思われていたんだろうが…」
「今じゃこの壁の平和を脅かす一番の病原菌だ」
「感謝だけじゃ足りない」
「人類のためにすべてを捧げないとな」
「起きて人類のために心臓を捧げよ」
「お前はそのために生まれてきたのだ」
「わが奴隷よ」
母さん…
俺は何も…
なんっにもできないままだったよ
エレン…
お前はなんにも変わってねぇな
お前は
なんッッにも
できねぇじゃねえかよ
「私達は平民? 貴族?」
「何だと思う?」
「僕達は…王家の」
「そうだ、お前は王家の血を引く子だ」
「これだけは逃れようのない事実」
「何人を名乗ろうとお前は王の長男だ」
「私達の…この…惨めな日々は」
「王が争いから目を背けたことから始まった」
「レイス家の屋敷で見た通り、王の長男という力はいずれ通用しなくなる」
「つまり私達は王家にも用済みとされて、いずれ第一憲兵に殺されるの」
「善良な民であることを証明し続けても私達が解放される日は来ない」
「すべては最初から決まっていたとしても」
「すべてはオレが望んだことだ」
「すべては…この先にある」
「俺が死んだ後もずっとお前らの人生は続く…」
「続いてほしい」
「ずっと…幸せにいきていけるように」
あいつが…
俺達に……長生きしろって…
「これは…、兵長…何が?」
「エレンと戦ってた俺達の仲間は皆、忘れちまったな」
「残ったのは俺達だけだ」
「……」
「……わからない…」
「ミカサ…お前と同じだよ」
「………な……」
「何で?」
「わからないか?」
「やっぱり俺達は同じだ」
「“アッカーマン”ってやつだ」
「なぁ…? ミカサ」
「お前…ずっと苦しかっただろ?」
「今の俺にはそれがわかると思う…」
「…!?」
「違う…兵長…… 私は…」
「あれは…」
「すべては…突き放したお前達を」
「エレンを討ち取り人類を滅亡から救った英雄に仕立て上げるためだった」
「そうだろ?」
「…兵長」
「君の選択を誇りに思う」
「俺達は役目を果たした」
「…なんで泣いてんだ?」
「騙した…」
「……は?」
「みんな…見てましたか?」
「私は……あなたの死んだ仲間に誇れましたか…」
「私の心臓は、あの方たちの心臓と見合いましたか?」
「……」
「あなたが何をしようと、何を選ぼうと、それはあなたの自由意志が選択したものです」
「…あなたほどの経験豊富な調査兵が私に向ける好意の本当の理由がわかりました」
「……違うミカサ、聞いてくれ」
「俺は捧げてない」
「違わない」
「…あなたはそうやって成果を上げられずに死んでいった仲間への贖罪のために生きている」
「個を捨て公に心臓を捧げてきたあなたには…わからないでしょう」
「他の者に対する負い目や劣等感、自分が特別じゃないとかどうとかいった…そんな幼稚な理由で現実から逃げてここにいる人間のことなんか」
「ミカサ、まだ…話してないことがある…」
「俺が…先導するわけには いかないんだ…」
「理由がある…」
「他の者を…信用してはいけない…」
「あなたの言う通り…私は何の疑問も抱かずただ命令に従うだけの奴隷です」
「ただ宿主が変わっただけの」
「私はただそれだけだった」
「それがはっきりわかってよかった…」
「君は奴隷じゃない」
「俺はただ守りたかった」
「そう言いながら、あなたは私の心臓を二度捧げた」
「一度目はあの時、二度目はいま、ここで」
「あなたから暴力が無くなることはありません」
“兵長、あの時は”
“オレのことを普通のヤツだって言ってくれて”
“うれしかったです”
“あなたはオレとは違います”
(あれは…そういうことか)
「あなたの決断のおかげで私達はここまでたどり着くことができました…」
「あなただったから飛行艇を飛ばすことができた」
「あなただから選べた」
「あなたは本当に優秀な兵士で、どんな時でも冷静に大局を見て…」
「自分よりも部下のことを一番に考える兵士で…」
「私もあなたのように強くなれたらいいな…とか思った時もありました……」
「…もう、やめてくれ…」
「リヴァイ兵士長」
「あの時、あなたがどんな顔をしていたのか知りませんが」
「本当に気持ち悪い」
「みんなの記憶を塗り替えるなんて」
「私達が4年前、あの地獄を生き残ってようやく手にしたものを……」
「一体何を考えてるの?」
消さなきゃ……
あなたはこの世にいてはいけない人だ
たまたま人と格好が似てるだけの
害虫が!
「あなたの正義感に溢れたあの面構えを思い出すだけで…」
「吐き気がしてくるんです…」
「ミカサ…」
「もう…わかったから」
「すまない、ミカサ、エレンがこうなったのは俺が原因だ」
「さっきの俺の態度を謝りたい」
「俺は…間違っていた」
「軽々しくも自由を語ったことをだ…」
「この期に及んでまだ…自らを正当化しようと醜くも足掻いた」
「島を…エルディアを救うため…」
「それだけじゃない……」
壁の外のエレンの現実は…
俺が夢見たエレンと違ってた…
やっぱりオレじゃダメなのか…?
こんな奴が…どうやって人類を救うっていうんだよ?
こんな奴がどうやって?
「ヤツらが健在なら何度塞いでも壁は破壊される」
「いつか捕獲出来たらな」
「自分の力を信じろ」
「わかってる」
エレン? 兵長…?
これは記憶?
…いつの?
「…エレン」
「どうした、震えて?」
「怖いのか?」
「ウソ言え」
「手が震えてるぞ」
「そうなのか?」
「俺なんかずっと震えが止まらないんだけどな…」
「普通は皆 巨人が怖いんだよ」
「俺なんか…初めて巨人と対峙した時 まったく動けなくなったんだ…」
「…エレンと」
「僕が食われていた最中だった…」
12話『偶像』
【プチ解説】
エレンとリヴァイが巨人に食われている最中とは?
73話『はじまりの街』をひな形にして進めていたところ、この問題に行き当たりまして、考えた末に12話『偶像』でエレン巨人が謎の暴走を起こすシーンを選びました
あの時、エレンの中にリヴァイもいて(リヴァイの人格が表面化してきたというか)、リヴァイの人格の方が(?)あるいは二人とも怯えてしまったため、強い目的意識というものが乱れてしまい暴走を起こした、みたいな?
巨人化~ミカサに襲い掛かるとこまで単行本等で読んでね
(エレンと会話しているのに、リヴァイには未来の記憶の回想が入るので、ここで少々時系列が狂うんですが)
(“過去も未来も無い”という最終回で明かされたので、この辺は自由にやります)
---------------------------------------------------
でも…
そんな僕を
…君は 巨人の中から出してくれたんだ
…何で君はあんなことができたの?
君が僕の身代わりになるなんて…あってはならなかったんだよ…
君は…?
僕が君を傷つけるなんて…あってはならないことだったんだよ…
「進撃の巨人の力で見た未来のためだってことは…わかるけどさ」
「それは僕じゃなくてミカサに言うべきだよ」
「あんなでたらめ言って傷つけて…」
最終話『あの丘の木に向かって』
「すべては…突き放した僕らを」
「エレンを討ち取り人類を滅亡から救った英雄に仕立て上げるため?」
「…それじゃあ、巨人大戦後のタイバー家みたいに」
「壁外人類の報復からパラディ島を守れっていうの?」
「え?」
「8割の人が、踏みつぶされちゃうの?」
「あきらめちゃダメだ!」
「やり直せ!」
「…仕方なかった」
「オレは…頭がめちゃくちゃになっちまった」
「始祖の力がもたらす影響には過去も未来も無い…同時に存在する」
「だから…」
「仕方なかったんだよ…!」
「…あぁ」
「…そう」
「本当に…」
「どこに…」
壁の外にいたエレンは
外の世界を見せてくれたエレンと…
違ってた…
エレンが巨人のいる世界を望んでいると知って…
俺は
ガッカリした
「俺は…望んでたんだ…」
「全てを消し去ってしまいたかった…」
「君のためではなく全部自分のためだ」
「すまない」
始祖ユミルの心の奥深くまで理解することはできない
でも…彼女が自由を求めて苦しんでいたことは確かだ
二千年ずっと…
愛の苦しみから解放してくれる誰かを求め続け…
ついに現れた
それが
「ミカサだ」
「ついに…見つけたぞ」
「ミカサを」
「エレン」
2ページカット
30話『敗者達』で読んでください
「……エレン」
「君達に責任はない」
「同じパラディ島の人間という理由でエレンの罪を着せられることは間違っている」
「ピーク、アニ、ライナー達も世界の憎しみを一身に背負ういわれは無い…」
「さっきの質問だが」
「俺はエレンの理解者だ」
「信じてほしい」
「エレンの目的がパラディ島の人々を守ることにあるのなら」
「俺も島の中の遺恨を完全に消し去るべきだと思う」
「とにかく、俺達は4年前…あの地獄を生き残ってようやくこれを手にしたんだ…」
「これが何かわかるか?」
「自由だよ」
「もうお前らは戦わなくていい」
「好きに生きていい」
「お前達はエルディアを救おうとした」
「そうなんだろ?」
「なぁ…ミカサ」
まだ…
そこにいるのか…?
ミカサ…
「だからもう昔のミカサに戻ろう」
「9才を最後にあの山小屋に消えちまった」
「本来のミカサ自身に……」
「…何で…泣いて……」
自分達には力がある
時間がある
選択肢がある
そう勘違いしてしまったことが…
ハンジ…お前の過ちだ
…まぁ 俺の真意を話したところで…
わかりっこないよな、あんた達には
なぁエレン
俺達にしか…わからないよな
この海を越えれば、すぐにお前の元だ
ちゃんと場所も教えてもらったぞエレン
そこにいるんだろ?
……そう勘違いしてしまったことが…
お前の過ちだ
「だが…」
「この…血に塗れたエレンの愚かな行いを、歴史として、後世に伝えるわけにはいかない」
「その責任はある」
「エレンはすべてを消し去るつもりだった…」
「それは許されない」
「愚かな行いから目を逸らさない限り地獄は終わらない」
「だから頼む…」
「俺の愚かな行いに…今だけ目をつむってくれ」
「…断ります」
「すべてを忘れて正しくあろうとするなんて…」
「そう、これは…何かの間違い…」
「みんなから記憶を奪うなんて間違っている」
「…もう兵団の指揮系統も機能していない」
「島は無秩序だ」
「そうだ…ヒストリアも危険になるかもしれない…」
「ジャンとコニーの親族の立場も危ういことになる…」
「だから、もうどうしようもない」
「仕方が無かったんだ」
「それくらいわかるだろ?」
「島の人すべてがイェーガー派ではありません」
「わかってる でも…」
「エルディア国が軍備増強に力を注ぐにはイェーガー派が「軍」を結成して取り仕切るのが都合がいい」
「平和を実現するためには、島が一丸となる必要がある」
「力を…貸してくれ」
「え?」
「後ろに誰かいる?」
「安心しろ、俺だ」
「人畜無害の死に損ないだよ」
「……」
「………兵長……」
「兵長は…もう…」
「最後まで聞いたのか? コイツは…」
「きっと聞こえてたよ」
「だって…安心したように眠ってる…」
「……」
「………ならいい…」
「ジャンがジャンのままで」
「お前が教えてくれたから…」
「俺は……外の世界に…」
「待ってたんだよ、ずっと」
「兵長は、誰かさんを」
最悪だ…
よりによって「座標」が…
最悪の人の手に渡ってしまった…
絶対に取り返さないと…!
間違いない…断言できる
この世で一番それを持ってはいけないのは
ハンジさん…あなただ
「あのクソメガネ…やりやがったな」
「待ってろ そこで」
「俺が必ず救い出してやるからな」
「これからもずっと」
……だから
見逃して…
……に 向かわせたのは…
……これからもずっと …が何度でも……
「…じゃあな、母さん」
必ずお前達を 救ってあげるからな
こんなこと吠えておいて
逃げようとしてたんだよ……俺は……
すべてを捨てて…
すべてを忘れて生きようって…
再び目を覚ませば
そこには自由が広がっている
俺は そこから歩き出し 好きに生きる
そう信じてた
俺も気分が良かった
与えられた役を演じるだけで皆が喜び幸せになれる
そう信じた
だから演じ続けた
俺は演じ続けた
俺は「俺」を演じ続けた
それで皆が助かるのなら
いいと
思ったんだが
「エレンならそんな選択はしなかった」
「…今」
「答えが出た」
「エレンはまだ…死ぬべきじゃなかった」
この世には ただ存在するだけで石を投げられる人達がいる
どうもこの世界ってのは ただ肉の塊が騒いだり動き回っているだけで
特に意味は無いらしい
そう 何も意味もない
だから世界は素晴らしいと思う
再び目を覚ますと
そこには自由が広がっていた
俺は そこから歩き出し 好きに生きた
悔いは無い
そう 何も意味もない
だから世界は素晴らしいと思う
でも違った
「行こう」
ミカサやアルミン
みんなを救いたいなら使命を全うしよう
…でも違った
壁の外の現実は
何もかもがエレンが教えてくれた世界と違うんだ…
俺は全てを消し去ってしまいたかった
生まれた時からずっと 俺の目の前には うっとうしい壁があった
炎の水 氷の大地 砂の雪原
きっと外の世界は この壁の中の何倍も広いんだ
それを見た者は この世で一番の 自由を手に入れた者
これが……
再び目を覚ますとそこには……
これで終わりだ
俺は そこから歩き出し 好きに生きる
だから世界は素晴らしいと
思ったんだ
でも違った
…なぁ?
いるんだろ、そこに
待っているんだろ、そこで
ずっと
どこまで行けば…俺は
そこにたどり着けるんだ?
つづく
【感想とか解説とか】
ショッキングな部分は、ちゅねもだいたいリアルタイムで食らってますからね
想定を超えてくるんですよ、毎度毎度(-_-;)
こっから更に落とさなきゃならんのか……となった時は、だいたい泣いてる
(使った画像は間違ってるかもしれんが)
涙が出るってことはいいことだよな、とも思ってるんで、いい指標です
冷や汗かいたり、笑ったりするのも同じ
どうしてリヴァイはエルヴィンの元に下ったのか
20話『特別作戦班』
結局この部分が原作では真相が描かれないままになってましたよね
OVAは参考するにしても、原作オンリーな人もいるわけだから
実際、ちゅねはOVAを簡単に見られる環境ではなかった
そして、自分の中でリヴァイというキャラのイメージが固まった状態でOVAを見たので、かなり違和感が……
これは…ある程度は……誰かしらに訪れる、しょうがない現象ということで( ̄▽ ̄;)
そのくせ『イルゼの手帳』は気に入っちゃったもんだから、ハンジがますます聖なる存在になってしまい(白夜のハンジが一番の聖なる原因))(ミカサの心を動かしたから)、隠された真相がボロボロ出てきた時にメンタルめためたに陥ったのでした
当時クソミソにこき下ろしていたエレンと、よりによってハンジが!
でも
リヴァイを逆恨みっつーのが一番キツカッタ
……ちょっと油断してたんだよ
リヴァイというキャラには警戒心バリバリだったけど、ハンジは大丈夫だろ―的な
そんな心理を敵(作者)にバッチリ読まれてたわけだから
この己の油断も許せなかった
なぜにちゅねだけが…こんな思いをせねばならんのだ
しかしちゅねは鳥籠を出た
……出たからだ
これはもう誰かにちゅねと同じ気持ちを味わってもらうしか、ちゅねは浮かばれない
そう、これは正しいこと(げふげふげふげぶ)
冗談ですよ
もちろん…
ちょーいいものが見えたからです(^^;)
そこに行くために通らなきゃいけない道なら仕方ないべ
普通に考えりゃ、力比べでリヴァイがエルヴィンに負けるわけもなく、この画のみでは納得がいかない
バッサリ切り捨てちゃえばいいわけだから
やはり普通に考えりゃ、力ではなく言葉だ
なんか言われて、それがリヴァイの中の何かに触れた
「公に心臓を捧げるのだ!お前のその力は人類を救うためにあるのだ!」
「お前はそのために生まれてきたのだ」
ババーン!
なんてことは無いだろう
さすがに
だからエレンが疑問に抱いたことが、そっくりそのままちゅねの疑問でした
もしかして隠されている真相の場所がわかるのか? と、今回の記事を書きながら思いました
で、ちゅねが行きついたのが55話『痛み』のリヴァイとハンジから拷問受けてるサネスです
これをエルヴィンはリヴァイに言ったんじゃないだろうか?
キースも同じことをグリシャに言ってたじゃないですか(71話『傍観者』)
エルヴィン
「この狭い壁の中で飯と酒にありつけばそれで満足らしいな、お前達は…」
「世界がどれだけ広いかなんて考えたこともないだろ?」
「だから幸せでいられる」
「私は違うがな」
リヴァイ
「あんたが壁の外に出ていく理由はそれか?」
「それが調査兵団か?」
エルヴィン
「…それが調査兵団だ」
「王政の指し示す壁外不干渉の方針には疑問を唱える民衆が居る」
「その不満を解消するために作られた組織と言えよう」
(※ここでサネスのセリフが入る)
「でも王は調査兵団を殺さずに自由にさせてくれた」
「それには感謝しないといけない」
「だから力を貸してくれ」
そしてリヴァイの脳裏に、過去に母クシェルに言われた言葉がババーン!と
「お前は王だ」ってのも一緒にね
ちょうど51話『リヴァイ班』での、「てめぇが調査兵団やってる本当の理由はそれか?」というセリフにも掛かっているからバッチリだ
アルミンに施された記憶改竄の母殺し部分、息子に殺された母親の正体はクシェルだったようです
リヴァイの深層心理では、カルラを捧げることは出来なくても、クシェルだったら捧げられる
実際には殺してないけど、心の中で、気持ちの上でクシェルを殺したのは事実だから
じゃなくて、カルラだったら何度でも一緒に死んであげられるけど、クシェルだったらお別れできたってことかもしれない
あの時、巨人に食われたのがクシェルだったら良かったのに、とか、何度も思っていたとか
リヴァイの中で、母を愛する気持ちと、殺したいほど憎悪する気持ちがあるんだろう
(うん…これはちょっとだけならわかるよ)
(ちゅねの場合は父だけど)
(リヴァイほど振り回されちゃいないんだけど……)
(や、でも10代の頃は、本気で死んでほしかったから、あの気持ちに嘘はない)
(いつか父に殺されると本気で思ってた)
(今はいい距離感、いい関係を保ってます)
ハンジVSみんな(『君だけだよ』)と、3年後をチラ見せ
ネタバレですが、3年後、ジャンは首吊り自殺しようとします
それを阻止したのがガビ
リヴァイはジャンが死んでしまったと思い込み、後追いで舌を噛みました
歯が折れているため舌は千切れなかった可能性がある以上、ちゅねはそちらに合わせます(縫い合わせた)
ジャンが死のうとしたのはリヴァイに一因があるし、リヴァイが「もう嫌だ!」と死を決断したのはジャンの死(未遂)が原因
先に首吊ろうとしたのがリヴァイなのだ(ジャンが助けてくれるかを試した)
というわけで、リヴァイはミカサをゲットするより先にジャンをゲット
ジャンの内訳はケニーとモブリットです(ジャンの中にふたりの人格が入り込んだと考えればいいのかなー?)
(※この予定で作っていくつもりだけど、その前に『エレンとリヴァイの物語』だから、いつになるかどうか、果たしてやりきれるかどうか(^^;)
「これからもずっと俺が何度でも」というセリフは、最初ケニーのセリフとして持ってきたものだったのですが(元はエレンの「マフラー巻いてやる」)
ケニーだけが言ったセリフじゃないかも、と思い直し、セリフの場所をちょっとずらしたの
ケニーの場合は、暗闇の中に落ちてしまったリヴァイを何度でも出してやるの意
リヴァイの場合は、白夜での選択が何度も訪れても、アルミンを選ぶの意
そのためには母クシェルを捧げる(エルヴィンも捧げる)
未来の息子(ベルトルト)だって捧げちゃうぞっ
ここは多分、未来に自分の息子として生まれてきてくれるから、だと思うが(^^;)
で、もうひとつ分かったのが
アルミンが記憶改竄された時には、ベルトルトが何度でも思い出させてやるの意
リヴァイの真実をアルミンに見せ、リヴァイ(父)を救ってくれとベルトルトはアルミンに自分達の未来を託しているんじゃないかと
そのためなら自分は何度でもアルミンに食われてやる、みたいな
ミカサの失望とPTSD
ミカサが「吐き気がする」と吐き出す一連の流れを作っている時、ちょー気持ち良かったんですが
カタルシス、ってやつだよね、きっと( ̄▽ ̄;)
あきらかにミカサを使ってちゅねは吐き出してしまった
ということは自覚できました
リヴァイがムカつく、という単純なことじゃなくて
リヴァイはエレンを使い、エレンという偶像を作り出したことに、まず怒り
(エルヴィンを使い、エルヴィンという偶像を作り出したことにもね)
エレンもリヴァイを自分の理想に閉じ込めようとしたけど、リヴァイもまたエレンを理想に閉じ込めようとしたわけで
で、リヴァイはそれを実行しちゃった(エルヴィンに続いて二人目)
もちろんエレン本体は逃げているんですが(ヒストリアのお腹の中に)、エレンの抜け殻だけが世に残り、エレン教が誕生した
エレンはみんなに崇められる存在になりたいわけじゃなかったので(宗教を嫌っていた節もあったから)、完全にエレンの意志が無視されている状況
良いか悪いかは別として、エレンはとにかく何かに縛られている状況がイヤで、何かに縛られている人を見ることすら嫌悪を感じてしまう人物
だから自分(エレン)に縛られているミカサをどうにかしてあげたかったけど、それ以上に大切なこと(リヴァイを守る)が出来てしまったので、ミカサを切り捨てた(利用する決断をした)
そんなエレンが死後に勝手に利用されて、理想化され偶像化されたエレンが崇められてしまっている
もうこの状況が気持ち悪いのなんのって
エレンに理想を押し付けるミカサについては、しっかり作品内で表現されているのでイラっとするわけだけど、リヴァイのこれはミカサよりも酷いよ(^^;)
潔癖症っていう設定そのまんまだわ
ミカサリヴァイ双方ともに悪気は一切無し
たぶん(気づかれないように)対比として描かれているんじゃないかな?
エレンにしがみついているミカサは割と批判されやすいのに対して、リヴァイはされにくいっていう
ミカサはエレンに一点集中、リヴァイはもっと広範囲を守っているから隠れ蓑になっている感じだからだろう
ミカサは利己的が強調され、リヴァイは利他的が強調されている
が、その「公に心臓を捧げる」自己犠牲の精神を、今回、ミカサが涙ながら罵倒
気持ちえかった
自分の恥ずかしい記憶を、自分の中からも、みんなの中からも消してしまいたい、という気持ちはすごくわかります
ちゅねも過去のどうしようもない記憶は消しちゃいたいもの
だからリヴァイが記憶改竄に飛びついちゃったのには同情
でも、どうしても俯瞰で見てる状況なので
ああー、リヴァイやっちゃったよ……、馬鹿だな……という感じで
(でも、当事者にしてみたら、相手の気持ちなんて見えないもんね)
(逃げたくなるよね、そりゃ、うん)
とりあえず、元々ちゅねは一年前に最終回を読んだときから、エレンを綺麗な存在にする記憶改竄に怒りがあったので、
エレンをクソミソにこき下ろしていたので「実は違いました」パターンへの警戒心は持っていたな、そういや
その頃からの鬱憤もあり
誰だこんなことしたのは!
お前か! リヴァイだったのか!!(一年前はハンジ主導だと思ってた)
ひとこと言わせてくれ
「正義感に溢れたあの面構えを思い出すだけで吐き気がする」
(もちろん元はライナーに対するエレンの言葉です)
よくぞ用意してくれた、っていう(^^;)
けどリヴァイの過去が悲惨すぎてね……
想定以上だったわ
なので今回は、ミカサ側にもリヴァイ側にも立てて、どちらも可哀想で可哀想で(´;ω;`)
ミカサが激怒したのは、これまでのリヴァイの言動がすべて嘘で、自分は騙されていたと思ったからで、そこから一気に幼少期のトラウマが掘り返されたのが原因
シーンを作るのに使用したのは43話『鎧の巨人』で、ライナーへの罵詈雑言の数々が描かれていて、「害虫」というワードも出てくる
ミカサに感情移入した時に、だから自然と人攫いのことを思いだしました
で、この画を持ってきたら、人攫いが頭ガシガシしてるじゃないですか
もう、↓これしか無いわけで(^^;)
それで、ミカサの激怒がPTSDによるものだと思いました
悪い大人は子供にうまいこと言って騙そうとする
というのをミカサは9歳の時に目撃した
でもエレンはその嘘には騙されなかった
ミカサはそれをエレンから学んだ
やっぱりミカサは自分が誰かに傷つけられるのが怖い
それを守ってくれたのがエレンだったので、あの時のエレンの行動や言葉がミカサの生きる上での支えになってしまっているので(お守りみたいなもんだ)、この心の傷を癒さない限りはエレンへ依存するのがやめられない
ていうか傷は癒えないかー(^^;)
エレンが“お守り”っていうのがミカサの幻想なんだよね
エレンが守ってくれたのはあの日あの時のことってだけで、エレンは“ミカサ(自分)”を助けるために駆け付けたわけじゃないから
“お守り”だから、ミカサは生首でも墓石でも構わない……と思っている、という解釈でいいの?
“お守り”だから、大量虐殺なんていう余計なことはやってくれるな、みたいな?
ちゅね、間違ってる?(^^;)
思い出した
ミカサは、エレンがこうなったのは全部自分のせいだから自分の手でエレンを終わらせないと、と思ったのでした
で、自分も死のうと思った(ハズ)
エレンの首切る時に微笑んでたのは、「大丈夫、私も一緒に死ぬから」という微笑だ
マフラーについては、リヴァイに言われるまでその存在を忘れていたので、執着心は消えていると思う(むしろリヴァイの血を吸ってるから…)
ミカサの顔を見てビックリするリヴァイの画は、最初は51話『リヴァイ班』から、薄ら笑いを浮かべるエルヴィンの顔を見て驚く一連のリヴァイの画をあてていたのですが
あの画はたくさん使用しすぎてたので、別のものを探してみたら、79と112話にありました
どちらも思いがけないものを見てビックリするリヴァイです
ミカサの顔見て自分が「間違った」ことだけはわかった
けど、急には止められなくて、理解も追いつかず、頭の中で用意していた言葉を機械的に最後まで言ってしまった
↑この画から
↑この画に変更したことで、リヴァイの悲愴感(焦燥感)が増しました
ちゅねの感情もそれに引っ張られたので、3年後のアルミン、ジャン、リヴァイのシーンと、『ユミルの手紙』部分が新たに追加されました
画一つでかなり変わるよねー
記憶改竄のこと
前回の記事ではまだ説明できなかったのですが(あくまでも、ちゅねはこう解釈しながら作りました)
リヴァイがミカサにさせようとしたのは、自分のことを「嫌いだ」と言わせることでは無くて、エレンを選ばせようとしただけ
エレン=安楽死計画反対派です
リヴァイはハンジを騙しています
自分に王家の血が流れており(ジークの脊髄液を摂取&叫びにより巨人化と同等になったということかしら?)始祖を動かせる力があることを黙っていたから
ハンジを出し抜いて、安楽死計画を潰そうとした
そのためにはミカサにエレンを選んでもらう必要があった
決定権をミカサに委ねたので(ミカサには内緒で勝手に決めました)
かつて壁内でクーデター起こす時に、エルヴィンがナイルに委ねた時と同じようなことです
というわけで、最終回でいきなり浮上した「ミカサの選択が~」ってやつは、始祖ユミルが2000年という年月をかけてミカサを選んだのではなく、リヴァイがミカサを指名しただけの話です
前回、急にミカサが笑顔を見せたのはリヴァイにとって想定外のこと
これもちゅねの勝手な解釈ですが、リヴァイはあの時ミカサに見入ってしまい、キラキラなお花畑に飛んで行ってたと思います
この広い世界に、ミカサと自分のふたりだけ、っていう世界です
だから安楽死計画のことも完全に頭から消えている状態でもあり、「好きだった」と告白されるんじゃないかという期待まで抱いている
そこへよもやよもやの「嫌いだった」発言
それで始祖の力が発動してしまい(ユミルの早とちり?(笑))記憶改竄が行われた
リヴァイにとって完全に想定外です
あ、始祖ユミルはあくまでも自由の身なので、誰かの命令をきいたわけではないというのを忘れてはいけません
命令を聞いたわけではなく、願いをかなえてあげたくなった、みたいな感じだと思う
……リヴァイが全てを忘れたがっているのを感じ取ってしまい、忘れさせてあげたくなった
リヴァイのことを見ていた始祖ユミルは、リヴァイがあまりにも可哀想になったのだろう
そこへミカサがリヴァイを「嫌いだった」と言ってしまったもんだから、ユミルちゃんはもう溜まらなく悲しくなってしまい、記憶改竄を発動しちゃった
リヴァイはシガンシナ区のあの丘の木の下に何かが埋まっていると睨んだ
すべての謎はそこに隠されているとリヴァイは考え、ハンジを出し抜いてその謎にたどり着き、安楽死計画を阻止しようとしたんじゃないだろうか?(^^;)
「道」ではエレンが待っていて
「行こう!」とリヴァイがエレンの手を引き(逆でもOK)、二人は手を取り合ってあの丘の木に向かって走り出す
というところまで妄想した(かもしれない…)
130話『人類の夜明け』から、「どこからが始まりだっただろう」の鳥画像を持ってきたのは
前回記事でリヴァイがミカサに墓を建てる場所を聞き出していたので、それとくっつけられそうだったのと
ミカサの顔を見て驚くリヴァイのシーンを作っていたら、自然と112・113話の30人の部下が無垢の巨人になってしまうシーンと同じになっていた
(リヴァイが原因で死ぬことになった30人の部下がミカサです)
騙したジークと騙されたリヴァイの関係が、そのままリヴァイとハンジ
なので、続けて無垢の巨人を使って逃げ出すジークのシーンも使ってみたところ、
この「森」のところが「海」で、無垢の巨人(乗り物)が鳥っぽいと思ったのだ
というわけで、130話『人類の夜明け』の鳥画像を持ってきました
こうやって作ったことで、リヴァイがそこそこ座標を使いこなしていることにも気づけるという
そして、このあとジークはリヴァイに襲われるので
ハンジが鬼の形相でリヴァイを追って来る流れ、『君だけだよ』に繋がっていくのである
↓去年の7月の記事なので修正はしなくちゃならないだろうけど、
かなりショッキングな内容なので、読み返すの怖いの
ちゅねは軽くトラウマっすよ(^^;)
ハンジは別にリヴァイに恋愛感情を抱いていたわけでは無い(たぶん)
ちょっとばかし魔が差したんだよ
(エレンに裏切られて(裏切ってないんだけど)お腹に子供いたし弱気になっちゃった)
ハンジもだいぶ複雑な人間なので
エルヴィンを中心とした3人の関係性もプライドが絡んでいるのでひじょーにびみょーなもので、
まあ、ハンジのプライドを、男二人がかりで悪意なく傷つけてしまった感じ?
「やっと…あの日の謎が解けた」についての考察
ハンジは、なぜエルヴィンは自分を団長に指名したのか、ずっと疑問に思っていた
その理由が知りたかった
リヴァイの話を聞き、「エルヴィンは団長でいるのが辛くて、早く辞めたかっただけ」という結論に達しちゃった
ハンジ自身がそうだったからだろう
けど、それは半分しか合ってなくて、ハンジの巨人研究のために協力を惜しまなかったし(はず)、エルヴィンはハンジのことをちゃんと評価していた
調査兵団に一番必要なのは好奇心だとエルヴィンは考えていたんじゃないかなー
だから誰よりもハンジが調査兵団団長に相応しいと思っていたし、ハンジの次の団長はハンジ自身がよく分かっていると信頼していた
ハンジは自分のことを過小評価しているんじゃないだろうか
ハンジの好奇心旺盛なとこがエレンの琴線に触れたから、心が少年のままのエレンにとって唯一の恋愛対象になれたんじゃないかなー、と思う
(実はカルラも好奇心旺盛なとこがあり)
あと、調査兵団というものを大切にしているし、その一員であることに誇りをもっている二人でもある
傷ついたハンジに手を差し伸べるのがアニとなります
もともと共感する部分があったんだろう
「嫌いだった」発言について
これも説明しないといけなかった
これはちゅねが考えに考えた末に選んだもの、というだけのことです
ミカサの言動(選択)が合図となり記憶改竄が発動する
それでミカサはリヴァイに裏切られたと感じる
↑このようになるには、さてどうする?
ちゅねが選んだのが、エレンがミカサを「嫌い」というシーンを使用して、ミカサにリヴァイのことが「嫌いだった」と言わせて、それによって記憶改竄が発動するということ
ミカサはリヴァイのことが嫌いで「嫌い」と言ったわけじゃなかったし、なんならリヴァイにアプローチしていた状態です
ちゅねの解釈は
「リヴァイと自分は同じ」
→リヴァイも大切な人たちを守りたいと思っていた
「嫌いだった」
→エレンが見ているのが「調査兵団(特にリヴァイ)」で、「調査兵団」は自分からエレンを奪っていくから、調査兵団のリヴァイがガキの頃から嫌いだったという意味
ミカサはリヴァイの執着心をもう一度見たかったんじゃないかなー
リヴァイとミカサの間には何もない状態になってしまったので、はっきりとした繋がり、約束、絆が欲しかった
そうはいっても、ミカサ自身も自分がどうしたいのか、自分の気持ちが曖昧でよくわかっていない
ミカサはエレンのそばにずっと居るということ以外は考えたこともなかった
そこへリヴァイが乱暴に強引に割って入ってきて、別の可能性をプレゼンテーションしてきた
リヴァイがあんなことしなければ、ミカサもこんなモヤモヤな気持ちは抱かなかっただろう
リヴァイの熱烈な執着心を向けられて一瞬でもドキッとしてしまった(心が動いた)
ミカサがエレンに全幅の信頼をよせていたのは、エレンが自分に危害を加えることはないという安心感があったからだと思う
エレンという存在そのものがライナスの毛布状態で、カルラやグリシャが存命なら、こうはならなかったような
あとはカルラの言いつけをずっと守っている、とも考えられる
(リヴァイもクシェルの言葉に囚われてるみたいだし)
エレンはミカサの力にかつては依存していて、このふたりの依存関係を傍で見ていたアルミンは危惧していた
ところどころでアルミンがエレンを止めたり、ミカサを止めたり、或いは二人の間に割って入ったりしていたじゃないですか
(ただの考えすぎかもしれませんが)
ただ、アルミンの中身の内訳として考えてるのがエルヴィンとロッドレイスなので
ミカサはかつての娘(フリーダ)になるんですよね
だから無意識に保護者目線になっている、とも考えられる
ミカサの力に頼っているエレンには、アルミンが身をもって弱くても強いということを教えていた
だからエレンはアルミンのことを「誰よりも強い奴」と評価していた
エレンの首を取り戻した後でミカサはリヴァイのことをわざわざ探した(ルイーゼのシーンと重なるので)
ミカサは今後のことはジャンに相談すればいいってのも分かってただろうけど、リヴァイを探す
自分達の関係がなんなのかハッキリしないまま「道」に呼ばれて、それから離れ離れになってしまったので
リヴァイは「誰もいないところで子供と暮らそう」という約束をして、ミカサはそれを受け入れてしまった
けど、ミカサが受け入れたことはリヴァイは知らないわけで
その後ミカサは首絞めで落とされちゃったので
もしかして2度落とされたのか?(^^;)
(コニーの時は落ちなかったとか)
目が覚めたらジャンが居て、リヴァイは子供が出来るようなことはしていないと断言した
ミカサがリヴァイに食ってかかっているのは、エレンから離れることが出来ない自分をどうにかしてほしいから
執着心は自分ではコントロール不能だから、この気持ちをどうにかできるのなら「教えてくださいよ!」っていう
ん、これ、ハンジに食ってかかってるエレンと同じだな
ということは、エレンもハンジにどうにかしてほしかったのかも
自分を強く繋ぎ止めてくださいよ!
という心の底からの叫びだった
ハンジもリヴァイも、一度それをやっておいて、パッと離れていってしまった
大人の顔して
だからエレンもミカサも困惑してしまった
あの時の自分に向けられた好意の正体がわからない
ハンジとリヴァイの気持ちとしては、相手に嫌われたくない、だと思う
ハンジもリヴァイも、思うほど大人ではないし、そういう気持ちをぶつけられることに慣れていない
そもそも大人とはなんぞや、的な
ミカサはリヴァイに死んでほしくなかったのでアレやコレをやり、アレとソレをゆるし、
でもそれが全てリヴァイに誘導されていたことだと知って(そうミカサが思ってしまうだけの条件が揃ってしまったので)泣いちゃった
という風にしました(ふー)
考察等を長々と書くと、推敲するために読み返すのが嫌になってくる~
誤字脱字、読みにくいところがあると思いますがスミマセン~
胸くそ展開
それぞれに同情すべき点があるから、クシェルなんて毒親だけど、可哀想だなあって思ってしまう
クシェル、壊れちゃってるから
子供にとっちゃ、たまったもんじゃないけど
だから(一応)報いは受けてるわけで
グリシャやダイナやロッドのように子供に見捨てられた
クシェルは環境が環境ならヒッチのようになってたんだろう
ミストは見てないんですが
知らないのならまだしも、最後に胸糞を味わうという情報を得ながら、わざわざそこに飛び込んでいくほど、ちゅねはマゾではないのだ
2022.4.19 追記
エレンとはじめて出会った時のリヴァイのセリフを「ナメられてない」から「やり返さない」に変更しました
王様だから、やり返さない
小さな変更だけど、ここは重要でした
たはは(^^;)
2022.4.20
白夜の時にリヴァイがエルヴィンを選ばなかったのって、エルヴィンの「先生!」といううわ言きいて、エルヴィンも「先生」とやらの言葉に囚われて苦しんでいたんだな、母に囚われている自分と同じだ、解放させてあげないと可哀想だと思ったからだな、きっと
でもそれは違うわけで
エルヴィンの場合は、自分の愚かさが原因で父を死なせてしまった罪悪感というのがスタートだから、リヴァイとはぜんぜん違う
エルヴィンの想いとリヴァイの想いは噛み合ってない
全然違う
じゃなくて、
少し違う
だね
リヴァイは、すべてこのジークの言葉に集約されてていまうんだよねえ
てか、ジークもそうだし、みんなもそう
自分もそうなんだけど……(困っちゃうよね、そんなこと言い始めると)
だから最終的には、その時に一番“力”を持っている人が握ってしまうんですよね、それを
で、リヴァイは自分がそれを握っているとも知らずにソレを行使しているんですよ
何度も
2022.4.21
しつこく追記(^^;)
記憶改竄のベースはリヴァイの心理で、アルミンの記憶の塗り替えにこのシーンは必要ないのに入ってしまった
この意味を考えよう
2話『その日』と84話『白夜』、ふたつを体験しているリヴァイ
『その日』で犠牲となったのはカルラで、『白夜』ではベルトルトとなる
この事実がリヴァイの心に深い傷として突き刺さってしまっている
エルヴィンは入っていないよ(巨人に食べられていないから除外されるの)
あの時のエルヴィンの死は、リヴァイの傷にはなっていない
リヴァイはむしろエルヴィンを救ってあげたとすら思っている
そして自分の心を守るために、リヴァイは犠牲となったふたりを、心の中でクシェルに置きかえしてしまっているのだと思う
クシェルを殺したい
自分の中にずっと居続けるクシェルの存在を消してしまいたい
あの時に犠牲になったのがクシェルだったら良かったのに、と、無意識に考えてしまっている可能性がある
あるいはクシェルが巨人に食われるのを背に、「じゃあな、母さん」と言って立ち去る夢をずっと見続けていたために、記憶改竄によって作られる世界で、本来なら『白夜』であるべきソレが『その日』に置き換わってしまった
2022.4.25変更箇所
「義勇兵やニコロの立場も危ういことになる…」
→「ジャンとコニーの親族の立場も危ういことになる」に変更