【進撃の巨人】「心臓を捧げよ」9 前半

※最終話までのネタバレあり

 

2022.8.18 ハンジのセリフを変更(詳細はつづくの後に)

 

 

「俺はトロスト区出身で、憲兵団に入って内地で暮らすために訓練兵になった」

 

憲兵団に入団できるのは訓練成績上位10名だけだったから、同期生すべてが敵に見えた」

 

「……なんで調査兵団になんか入ったんだ」

 

「……」

 

「マルコだ」

 

 

「……あぁ、奴か」

(※拙記事「心臓を捧げよ」5にて、ミカサがマルコのことをリヴァイに話してます)

 

 

「ずいぶんとご心酔されなさってるようだな」

 

 

「誰もがマルコが指揮する班に入りたがったんだ」

「生き残れそうな気がしたからな」

「そのマルコが俺に言ったんだよ」

 

 

「そんな104期生のアイドルをも俺は服従させ侍衛としたってわけだ」

「そこが俺の果てしなさだ」

 

「俺が何者かわかったか?」

 

「……わかるわけないだろ」

 

「だからお前はバカなんだよ」

 

「でも、わかることもある」

 

「それが調査兵団やってる理由だろ」

 

 

「………俺は……」

 

 

 

 

「さぁな…」

「多分…」

 

「それが明確にわかるようになりゃ、少なくとも奴らみてぇな最期を迎える人が減るだろうからな」

 

 

そう…この世で一番強いのは

この世で一番バカな奴のことを示す

(※間違ってたらスマン、ここはホントすまん!)

 

 

「奴とは最後まで同じ気分にはなれなかったが」

(※奴=アルミンです)

 

126話『矜持』

 

「奴の言う通りバケモンは受け継がれたらしい」

 

 

「目を見ればすぐにヤツがいるとわかった」

(※ヤツと奴を使い分けてます)

(※ヤツ=エルヴィン=バケモノ)

(※奴=アルミンやフロック=バケモノに乗っ取られてる(影響を受けてる))

 

 

 

 

ヤツの代弁者とやらも、自由がどうしたとか、心臓がどうのこうのとか

似たようなことをほざいている

 

 

どうしてお前はそんな暇なことを言っていられる?

お前に力があって余裕があるからか?

 

 

その力を手にしさえすれば、誰でも同じなのか?

…例えば

 

 

俺でも――

 

 

 

 

「…お前…イェーガー派にいれば地位は安泰のはずだったのに…」

 

「あぁ…」

「もう、あのまま耳を塞いで部屋に籠っていたかった…」

「でも…」

 

 

「それじゃあ…骨の燃えカスが俺を許してくれねぇんだよ…」

 

「……」

 

「…相変わらずマルコとは片想いのままだ」

「…すぐにでも仲良くなりてぇんだけどさ」

 

「なぁ…リヴァイ」

「あいつが見てるんだよ」

「今の俺は死んだ仲間に誇れるのか…」

 

 

「……あぁ」

「…そうか…」

 

「なるほど…」

 

 

 

「……ヤツらが死ぬ前に…」

 

 

「同じことを言われた」

 

「何でもヤツらは そういう時期 にあったようで」

「突然かっこつけたり叫んだりしてしまったようだ」

 

 

「…あぁ、そうか」

「それは気の毒に……年頃だしな」

 

「?これは…」

「ジャン…」

「何があったの?」

 

「新兵勧誘式の日」

調査兵団に入るためにその場に残るものは近々殆ど死ぬだろうとヤツに脅された」

 

「人類のために心臓を捧げることができるのかを自分自身に聞けと」

 

「ほとんどの候補生は去って行き」

 

「あの場に残ったのは、死ねという命令に「死にたくない」と答えられる奴らだけだった」

(※自分の意思を持っている、ということかなあ?)

 

 

「……」

「…ありえない」

 

「?」

 

「人類のために心臓を捧げる」

「でもそれは敵との対話を尽くしてから…」

「それでも他に…敵を止める術がない時の…最終手段」

 

 

「……だったはず」

 

「俺は…お前のサムエルとダズを切り落して…」

「知らない顔になるまで めちゃくちゃに切り刻んだ…」

 

「裏切り者って言いながら…」

「ミカサの仇だって言い聞かせて…」

 

 

【途中考察】

さすが~に考察を入れますよ(^^;)

もちろん、リヴァイのサムエルとダズとはなんぞや???

についてです

 

サムエルは過去にサシャが命を助けています(3話『解散式の夜』)

方法は、サムエルの右足のブーツ底にワイヤーを刺し落下を留めた

 

ダズは雪山訓練中に野垂れ死になりそうなところをクリスタとユミルに助けられていますよね(40話『ユミル』)

ダズについては「助けたい」気持ちがあったのはクリスタの方なので、ユミルはダズを助けるための道具と見なします

サシャでいうところの立体機動装置です

 

サシャについては、これまでも「右」を象徴していることを採用して、ジャンはリヴァイの右側の何かを切り落した

既に右ボールを失っているので、中央が右になったと思えば、中央のボール状のものを切り落した(ちゅね的には、頭部分はリヴァイ自身が切り落して、そのあとをジャンが削ぎ落したんじゃないかと考えていたのだが…)

これでいいかなあー?

 

サムエルとダズで、リヴァイの欠損している指(右手の人差し指と中指)とも考えたのですが

 

問題はクリスタ(ダズ)が何を象徴してるのか、です

これを見ると、リヴァイをグルグル巻きにして引っ張っていったハンジにも見えますよね

ハンジのお腹の中には女の子もいることですし

 

ハンジの娘 「そんな男なんか放っておいて逃げようよお母さん」

母ハンジ 「イヤだ……」

 

みたいな(^^;)

 

クリスタ(偽名)という部分にも意味を持たせているのかいないのか

うーん

 

そもそもクリスタはダズを助ける気があったのか?というのをユミルが指摘しているので

自分の力では助けられないことはわかっていたけど、クリスタはダズを見捨てていくことが出来なかった

見方を変えれば、ふたりで死ぬことを選んだという風にもなるけど、そこまでは考えていないのかも

ただ見捨てていくことが出来ない(もっと極限ギリギリ状態になったら決心がつくのかもしれないけど、自分に余裕があるうちは考えられない=甘っちょろい?)

 

ハンジがエレンとヒストリアを切り捨てることを選べなかったのと同じだよね

切り捨てられない、されど他の方法を思いついたわけでもない

 

この対極にあるのがエルヴィン思想です

これがトロッコ問題になるかなあ?

ロッコ問題という単語は他の方の感想等で知ったのですが

問題にされていたのはエレン(イェーガー派)についてで、エルヴィンのことはスルーされていたように思う

地鳴らしが起きたことで問題が浮上した?

 

エレン(イェーガー派)の前にエルヴィンがいて、そのエルヴィンの前にキースが居るんですよ

で、キースは自分の過ちを認め(虚しくなっちゃったというか)、戦わない戦術を提案してきたエルヴィンを団長に指名して降りたんだよ(それなのにエルヴィンは特攻しちゃったんだよ)

なんならキース思想でもいいんだけど(^^;)

キースもキースで、その前の誰か……、グリシャだったりして(^^;)

グリシャがエレンの地鳴らしにビックリ仰天したように、きっとキースもエルヴィンの特攻を知ったらビックリ仰天しただろう

 

それでちょっと気になったのですが

グリシャはエレン・クルーガーの意志を継いでいますよね

元々二人はエルディア復権派としてそれぞれ活動していたわけですし

で、クルーガーがなぜグリシャに目をつけたかというと、グリシャ少年が理不尽な状況に対して激しい怒りを抱いていたのを見たから

その少年が復権派に入りリーダーとなったから

 

そのグリシャが壁に辿り着きキースと出会い、キースに特別な想いを抱いた

その理由は、壁内の状況を聞いても特段不便でもない生活にキースが不満を抱き壁の外に出ていたから

グリシャは壁の外側から世界を見ていたので、壁で囲まれたそれが何であるかを知っていた

やがて破滅が訪れるであろう楽園だ

だからキースと調査兵団を心の底から褒めたたえて、キースの自尊心を助長させた

 

ちゃんと繋がってるよね?

9つの巨人の1つである進撃の巨人進撃の巨人である理由

 

うーん、現在自分が置かれている世界の状況に満足できない

なんらかの不満を感じている

不満分子ということか?

 

調査兵団(キース)と

調査兵団(キース→エルヴィン)に憧れたエレンと

 

時が流れ、グリシャから進撃を託されていたエレンが調査兵団に入り

やがてイェーガー派へと昇華する

 

ジャンが言っている「バケモノ」というのが、つまりこれなのかもね

エレンの中にそれ(巨人の力ではない)があるのもジャンは最初から知ってて

でもそれになるのは利口じゃないと斜に構えてエレンを小馬鹿にするから、いつもエレンと衝突してた

けどエレンをカッコいいとも思ってたわけで

ジャンは、臆病な自分に正直に振舞っているから自分は正直だと言っていたけれど

エレンは臆病な自分に抗い、なりたい自分になるために正直に突き進んでいるだけなんですよね

どちらが正直で、どちらが嘘つきなのか

という葛藤がジャンの中にはあるのかも

 

 

時代時代で、敵が変化していったわけだが……

団長が変わるごとに調査兵団自体も以前の体質を受け継ぎながらも少しずつ変化していってるのだろう

 

というわけで、リヴァイがエルヴィンの代わりにエルヴィンの過ちを認め

もしくは若者たちを泣かせてまで(新兵を犠牲にしてまで)エルヴィンを生き返らせることが虚しくなったとか

純粋に外の世界に夢を見るアルミンを選んだのにも関わらず、趣旨を説明しないせいでアルミンは生きながら死者となり、エルヴィン思想の方が生き残りイェーガー派誕生

エルヴィン思想ってやつも、エルヴィンの本心が無い状態のものなんだけど

 

アルミンを選んだのは子供エレン(未来から来たエレンの魂)

そしてリアルタイムエレンはアルミンを選ぶべきだと懇願

そのエレンが地鳴らしを起こしているっていうね

 

一貫しているのはアルミンを守りたいってこと

ここでいうアルミンは “外に出ていきたい気持ち” の象徴だと思う

 

ガビに首吹っ飛ばされた時に砕け散ったエレンの精神のひとつが、檻に閉じ込められていた少年リヴァイ(エレン)の元に引き寄せられ、ふたりは友達になり、力を合わせて英雄というものを創造していく

しかしふたりは離れ離れになってしまう

 

成長したエレンは、調査兵団のリヴァイという存在に惹かれるようになる

(外に出ていきたい気持ち=自由を求める心を持つ存在を守る者にエレンはなりたいのだが、自分では力不足だと感じている)

(エレンはリヴァイに憧れている)

(→自由の翼の象徴としてリヴァイはエレンから白羽の矢を立てられている)

地鳴らしエレンは遂に、あの時の少年エレンがリヴァイと同一人物だということに気が付くのだった!!!

 

エレンは自分に出来ないことをリヴァイに押し付けようとした

父グリシャが息子に託したのと同じ(^^;)

 

シャーディス教官が言った通り

「自分でやれ」

ですよ(笑)

 

自分がしたいことが自分で出来なかったからと言って、子供や他人に託すな(遺恨を残すな)ってことだと思ったんですが

ちなみにグリシャは自らの志の道具にふたりの息子を使っていますよね

それでジークを失い、またチャンスが巡ってきてエレンに託そうとする(でも最終的にジークを頼った)

 

同じようにエレンの場合はアルミンを失い、次がリヴァイです(でも結局アルミンに戻るのも一緒じゃないか?)

 

グリシャはジークをクサヴァーに取られた(クサヴァーに頭乗っ取られた)、アルミンはベルトルトに頭乗っ取られてますよね

頭乗っ取られたと言うと印象悪いけど、ジークとクサヴァーの関係のように考えればよろしいかと

要はエレンは自分勝手すぎて、アルミンを他の人に取られちゃったのだ

でもジークが完全にグリシャを切らなかった(切れなかった)ように、アルミンもエレンを完全に見放したわけではない

自分ではどうすることもできない愛着があるんだろう

 

過去に未来に

お互いがお互いに影響し合っていて

すべては繋がっているのだね

 

で、話を元に戻し、クリスタ及びダズは何を象徴してるわけ?(^^;)

 

ダズはクリスタのお荷物だな

 

外に出ていきたい=自分の本心に正直でありたいところだが

 

弱い人を見捨てていけない

仲間を見捨てられない

誰かを犠牲にして生き残るという道を選べない

 

まあ、ジャンの拷問の内訳として、歯と指先(第一関節)を合わせて10本と、中央棒切り落しと考えていたわけなんだけど

それに合わせるのなら、歯と指がダズにあたるものなんだけど……

 

歯は口

指は手

(良い子の象徴としての口と手???)

 

口と手があるせいで良い子になってしまうとか???

 

リヴァイは手、足、口を失う、とも取れますが

ここまでくると、ただのこじつけ…というのが頭をyogibo

 

というわけで、「これ!」というのも見つけられずわからなくなったので、

「俺は…お前のサムエルとダズを切り落して…」というセリフにしてしまった次第です

各々で適当なものを思い浮かべて(^^;)

 

---------------------------------------------

 

「なぁ…リヴァイ」

「お前も……辛かったよな…」

 

 

「そうだ」

「俺達は同じだ…リヴァイ」

 

 

「127話『終末の夜』…」

(※なんて言ったらいいの?(笑))

 

 

「俺は…ハンジさんの考えていることが少しわかる気がした…」

 

「……どういうこと?」

 

「イヤ…そう思うってだけなんだが…」

 

「……」

「…え?」

 

「こうなったのは…自分の不甲斐ない理想論のせい」

「お前もそう思ったんだろう?」

 

 

「フロック達は、ヤツのことを知らなかった」

「……お前らは知らなかった」

 

 

「だが俺達は違う」

 

 

「立ち去った奴らと俺達は違うものだと教えられた」

 

「俺達は104期調査兵団だと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「地下室に辿り着きさえすれば、100年に亘る巨人の支配から脱却できる手掛かりを掴める」

「団長はその先にある何かを見ようとしていた」

 

 

「何かを…」

 

 

「アルミン……」

 

 

「………え?」

 

 

「忘れたのか」

「君が15代調査兵団に任命された理由を」

 

 

 

 

 

 

 

「よく来たね」

 

「ありえない」

 

調査兵団団長に求められる資質は」

「理解することをあきらめない姿勢にある」

 

 

 

 

「座りなよ、みんな」

 

 

「…ここはいい席だ」

「ここからでも壁の向こう側の喧騒がよく聞こえる…」

 

 

 

「ステージの裏側だが…」

 

 

 

 

「私達の仲間が…」

 

 

 

 

「…リヴァイ」

「座れよ」

 

 

 



 

「もう…始まりそうだね…」

 

 

 

「……ハンジ」

「…どうやって…ここに来た…?」

 

 

「お前が最初に聞きたいことはそんなことか?」

 

「……何しに…ここに来た?」

 

「みんなと同じだよ」

 

 

「同じだ」

 

「みんなと」

 

 

「捧げた心臓がどうなったのか知りたいのか…」

 

「まだ戦いは終わってないからね」

 

 

 

「おっと」

「結論が出たようだ」

「聞こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれは何だ…!?

 

 

大き…すぎる

 

兵長たちがいた場所から出現したように見えた

 

あれは……

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかしい…これは…まさか」

 

「ジャン!!」

 

 

 

「獣の投石を受けるだけならシガンシナ区外壁だけで…」

「数人の兵士だけで十分だ!!」

 

「仲間全員を失ってまで特攻するなんて!」

 

「………」

 

「獣を仕留めるだけなら…!!」

「それだけなら…こんなに…!!」

 



 

 

 

「…よせ」

「まだエルヴィンの腹がエグれるところを見てないぞ」

 

 

 

「お前が…」

 

「……ヤツと新兵達を囮にして…獣の巨人と戦うように」

「仕向けた…のか?」

 

 

 

 

 

「まさか…新兵全員が死ぬことに同意したとは思わなかったが…」

「作戦が上手く行けば…」

「俺達の生存を脅かしてきた敵も消え去り、その敵の力も手に入れられるかもしれない」

「ヤツと新兵達の死体だけを残してな…」

「地下室に何があるかを知りたかったヤツが招いた結果であって…」

「お前達には…どうすることもできなかった…」

 

 

「…でも」

「これは…」

 

「イヤ…」

「エルヴィン団長だ」

 

「…団長が…兵長を」

「獣の巨人と戦うように……仕向けたんだ…」

 

 

「だってエルヴィン団長…元団長は注射器の使用権を兵長に託していた」

 

 

 

「地下室に行くことよりも、もっと先の未来を見ていたからだ…」

「…先にある何かを…」

「獣の巨人を見たことで」

 

「…ここまで、非情な決断をくだしてこれたのは、エルヴィン団長が夢を見ていたからだ」

「だからその夢を捨てさせる人が必要だった」

 

「団長は決してみんなを見捨ててはいない」

 

 

 

「貴様は何者だ!?」

 

「シガンシナ区出身!

「アルミン・アルレルトです!!」

 

「そうか! バカみてぇな名前だな!!」

「親がつけたのか!?」

 

「祖父がつけてくれました!」

 

「アルレルト! 貴様は何しにここに来た!?」

 

 

 

僕は…子供の頃の恨みは

とっくに忘れてて…

 

 

まずは海を見に行こう――

 

 

いつか…

エレンと一緒に未知の世界を旅するって約束

それが叶うことばかり…考えていた

 

「でもエルヴィン団長は違う」

「エルヴィン団長は夢を見るだけじゃない」

 

「人類を救おうとしていた」

 

「そうに決まってる」

 

「……“夢を諦めて死んでくれ” って言われたのに、ありがとうって…」

「言ってた」

 

「…あぁ」

 

「あれを見たのは3年前」

 

「私はエルヴィンの記憶から過去の仲間達を見た」

 

「あの景色を…」

 

 

 





 

 

これは?

 

なんでハンジさんがあんなに怯えて…

兵長は何者なんだ?

 

古くからの仲間

友人…じゃないのか?

 

………!古い?

 

古い…って何年前の…?

あの日(12年前?)以前ならハンジさんと知り合ったのは

シャーディス教官が団長時代の…

(※数字に弱くてよぉ)

 

いや…

 

そんなわけが…

だって…そんなこと…

 

 

…ありえない

 

まさか――

 

 

 

 

 

 

「地下室に行くことよりも、もっと先の未来を見ていたからだ…」

「…先にある何かを…」

 

 

 

 

 

 

「一ついいことを教えてやろう」

「ハンジはみんなのことを想っている」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて本題に入ろうか」

「ここまでは報告書にもあがっていた通りで誰もが知る真実」

 

 

「だが事実とは少々異なる」

 

 

 

エルヴィンの演説シーンは80話『名も無き兵士』より

 

 

 

「……止めることができたのは…お前しかいなかったのに」

 

 

「ハンジさん」

 

 

「あいつの言葉に励まされて…」

 

 

「尊敬…してたのに…」

「…ずっと…騙してた」

 

 

 

 

「……そうか…」

 

「悔しいが…ハンジ」

「お前の言う通り」

「エルヴィンは俺達に最後の指令を残したんだろう…」

「エルヴィンがダメならハンジ ハンジがダメなら次だ」

「力を合わせて為すべきことを為せ…と」

 

 

「そろそろ…」

「話してもらおうか…」

 

「……何をだ?」

 

 

「エルヴィンが調査兵団をやってた本当の理由って何ですか?」

「なぜ地下室に行きたがっていたんですか?」

 

「そしてなぜ、あなた方は…」

「黙っていたんですか?」

 

 

「……答えていただきます」

 

「(本当の理由……だって?)」

 

 

 

 

 

 

 

――3年前(アルミンの回想スタート)

 

 

 


「つかない…」

 

 

「どうして…」

「どうしてアニの体に入ったまま…」

 

 

「出てこないんだ…」

 

「頼むから出てきてください」

 

 

「ハンジさんの言葉に励まされて…」

「尊敬…してたのに…」

 

「なのに!!」

「なんで安楽死計画なんだよ!?」

 

「答えて!」

「答えてよ!!」

 

「この卑怯者が!!」

 

 

「出てこい!」

「出てきて この落とし前をつけろ!!」

 

 

 

 

ようやくハンジさんを追い詰めたと思ったのに…

 

アニがハンジさんを守るように…

 

これじゃ生きてるかどうかもわからない

 

 

 

もし…

 

このまま

 

 

 

多くの死者を出し

その人生を奪い

 

エレンを殺してまで進んだ…

 

捧げられた心臓ばかりを大地に残して…

それで何が…?

 

 

「……心臓」

 

 

「そうだ、あきらめるな」

 

「本当に僕以上に適任がいないというのなら」

「僕が考えることをやめたら…死んでいった仲間達の命が無駄になってしまう」

 

「僕は…まだ」

調査兵団の15代団長だ」

 

「人類の自由のために心臓を捧げた…」

「仲間が見ている…気がする」

 

 

 

-------3年前の回想終わり-----------

 

 

 

 

「安らかなもんか」

 



 

 

…そうだ

今は千載一遇のチャンスだ

 

 

わけがわからないけど…

 

ジークさんの安楽死計画にのったハンジさんが…

アニの中から出てきて今ここにいるんだから…

 

今僕と

ジャンと、

 

 

兵長にすべてが懸っている

 

 

「その通りだ」

 

 

「エルヴィンの言う通り」

「次の生者(=アルミン団長)に意味を託さない私は悪者だ」

「エルディア国を滅ぼしてしまうかもしれない」

 

 

「だが私にも私達が悪者に見えた」

 

 

 

「あの日…」

 

 

壁が崩壊し、壁の巨人が一斉に歩き出して世界は蹂躙され

みんなの目の前で私の心臓が巨人に踏みつぶされた…

 

 

 

「あの日に…」

 

 

「どうして何もしてない人達があんな目に遭って」

「…大勢の人たちが踏みつぶされてしまったのか…」

 

「私にはわかったんだ」

 

 

「なぜだ? リヴァイ」

「なんで私はあの日 巨人に踏みつぶされた?」

 

「…それは」

 

 

 

スッ (※リヴァイ座り込む)

(´・x・`) ミッフィー!!

 

「……」

「答えろよ」

 

「それは出来ない」

「俺は忙しい」

「俺も部下をめちゃくちゃにされた」

(リヴァイ心の声「お前らだってあの時教えてくれなかったじゃないか!そのせいでリヴァイ班全滅したんだぞープンスカ!」)

「貴様らのせいだ 後で被害額を請求する」

 

 

「さぁ…俺をベッドに戻せ」

 

「いいよ」

 

「ここから(ずっと)でいいか?」

 

 

 

 

 

「心臓を捧げられるか?」

 

「……捧げる」

 

 

 

「おっと、ごめん」

「二度目だったかな」

 

「お前の怒りはもっともだ」

「だが…俺も悪意があったわけではない」

「自分の命が可愛いわけでもない」

「それを証明してみせる」

 

「そもそも俺などは誓いに溺れて仲間を失った…死に損ないにすぎない…」

「誰かにすがることでしか生きられない男だ…」

 

「そんな死に損ないの命一つで済むのなら……」

 

「こんなもん、いくらでもくれてやる」

 

【途中解説】

34話のニック司祭のセリフを変えて使っています

ニック司祭が溺れたのが酒なら、リヴァイが溺れてたのって……

 

ちゅねの答え

「誓い」

 

次々に誓いを立ててはそれを守るために仲間を失ってきた、かなぁ?と判断しました

例えば、特別編『リヴァイ兵士長』で死んだリヴァイ班の兵士に誓った約束を守るためにエルヴィンと新兵達が死に、それにエルヴィンとの誓いが新たに加わり、その2つを守ろうとして30人の部下が死んだり、自爆したり

ハンジに心臓を捧げさせたり

それより先に、実は子供エレンとも「人類を救おう」的なことを交わしているので、ベルトルトじゃなくてアルミンを選んだり、エレンを誰かに食わせようとしたピクシスに逆らったりもしている

 

ケニーも殺してしまったし(直接手は下してませんが)

ウーリ(父)との約束を守り、リヴァイはレイス家の領地で暮らしていたことはケニーに黙っていた

そのせいでケニーは勘違いしちゃったんだよね

アッカーマンでいる意味なんてねえよなぁ、みたいに

 

エレンも殺してしまった(直接手は下してませんが)

 

誰かに誓いを立てることでしか生きられない哀れな男

誓い(目標)があると頑張っちゃう

目標を失うと何をしていいのかわからなくなる

みたいな?

途切れると苦しくなるので、誓い・約束を交わすようなシチュエーションが訪れるとすかさず誓い&約束(^^;)

 

というわけでニック司祭に重ねてリヴァイを哀れな男にしました

ここだけは言い知れぬ手ごたえを感じる

 

リヴァイは元々派手で華麗に目立っているけど、よくよく考えると何もしてなくね?

みたいなキャラだけど

活躍もしてるけどヘマもして、せっかくの活躍もプラマイゼロ

実は空回り

みんなの頑張りを無駄にして、すまし顔(悪気はない)

ほぼ表情が無いので、醸し出す天然クールな雰囲気だけで乗り切ってしまう(悪気はない)

すごく複雑怪奇なキャラ……(^^;)

 

ライナーも同じ系、だよね

タイプは違えど

(それをいったら壁内時代のグリシャも…)

 

グリシャとロッドの、なにやってんだよ父ちゃん的運動会が、だから面白いんですけど

運動会で何が面白いかって

親御さんたちのレース……

 

63話『鎖』で描かれるレイス家を襲うグリシャ巨人

この荘厳な画の

ロッドのカッコ良さよ!

ふ、不謹慎すぎる(^^;)

 

こういうとこに作者のセンスを感じてしまう

……

 

我が子を差し置いて逃げる家長の姿ですが

自分に課せられた使命を全うするために

死ぬわけにはいかないから

すべてはウーリとの約束を守るため

神のため

迷いがないので振り返りもしない

 

 

ハンジはニック司祭のことを「友人」と語っていたので

似たような人物であるリヴァイとも、ハンジは「友人」となるので、

「ハンジはただの友人」とリヴァイに言わせたちゅねの判断は間違いじゃなかったな!

 

いや、多くを語らない分、読み手が勝手に都合のいい方に解釈してしまう

というのはあるんだよね……

 

ちゅねもハンジとリヴァイのお別れシーンは、ハンジを惨めなキャラにしたくなくて、必死にいいほうに考えては目を逸らし続けたもの……

ハンジがリヴァイにほの字だと完全惨めキャラになるので、それだけは回避したいという気持ちは常にあったので、ハンジがご贔屓キャラであることは確かなのだ

 

仲間を失うとは、「死」もそうだけど、離れていくことも入ってるよね

※あくまでも例としてちゅねの思考を書き出しただけなので

※結論、各々で判断してみてください

 

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「…ありがとう」

「覚悟ができてて助かるよ」

 

 

「……これですべては万全と言えるか?」

 

「個を捨て公に心臓を捧げるとはこういうことだ」

 

 

「…ありがとう」

 

 

 

 

「ジャン」

 

 

 

(※↑こんな時に思い出すジャンの取るに足らないいつもの日常)

 

 

 

(※↑ジャンの妄想)

 

 

 

 

 

(ジャンの中の何かよくわからないもの)



 

 

 

 

「待て」

 

 

 

 

 

 

 

「お前は」

「…ただのリヴァイだ」

 

 

 



 

 

 

後半へつづく

 

 

 

【修正箇所】

2022.8.18

この記事でのハンジの最後のセリフ

 

● 修正前

「ただ一つ…確かなものは」

「強大なる巨人の脅威」

「血と涙の歴史に終止符を打つものが存在したという真実だ」

これは116話のイェレナのセリフだったのですが

 

● 修正後

「個を捨て公に心臓を捧げるとはこういうことだ」

71話『傍観者』でのシャーディス教官にキレた時のハンジのセリフに変更しました

 

ハンジが酔ってるのは何かを考えれば、これしか無かったよなー、と(^^;)

別で使おうとしていたのでまるで候補にあがらなかった

けど流れ的にも「心臓を捧げよ」ですし、使った画像が132話の巨人群を見て陶酔しているようにも見えるハンジですし

調査兵団のハンジの活動を象徴している)

 

 

【雑感】

考察とかは後半でまとめて書きます

ホントはバランスが悪くなるのでわけたくなかった~( ̄▽ ̄;)

でもあまりにも長くなりすぎてしまい、ぶった切りました

後半は極端に短いかも

場合によっては長くなってちょうどいい感じになる可能性も

 

ハンジが出てきたことで、まとめるのが大変になりました

なんか、こう、物語の根幹にかかわるようなとこに足突っ込んでますよね……

(心境の変化によって、ちょこちょこ修正が入るかもしれないです)

 

今回分かりづらいところには途中考察入れてありますが

ジャンの「俺達は同じだ、リヴァイ」について、ちゅねなりの考えは

ジャンも自分の思い込み(=不甲斐ない理想=ミカサのこと)でリヴァイを拷問したけど、そもそもミカサはリヴァイを恨んでもいなかったとわかった

自分も取り返しがつかないことをしてしまったから、お前と同じ罪を背負っているということを伝えようとした

のではないかと

 

今回はとにかく難関が多くて

 

ハンジ?

ハンジ出てきたけど、どうする?

どこ行けばいいの?

行ったはいいけど、どう配役すればいいのこれ?

と、完成イメージがなかなか見えなくてちょっと気が遠くなった

 

私生活でもちょっとしたゴタゴタが発生して疲労が堆積してしまい

けど、アルミン達にもちょうどゴタゴタが発生したので、そこは親身になれたっつうか(笑)

 

アルミン、ジャン、リヴァイ、ハンジの中心にはエルヴィンが鎮座してるんですが

エルヴィンを中心に、4人の想いがバラバラなんすよ

 

ジャン以外はエルヴィンに心酔していたところがあって

ハンジはエルヴィンの裏切りに対して怒り心頭状態

ジャンは、なぜかエルヴィンに操を立てようとするリヴァイを(=エルヴィン団長時代の調査兵団かも)、なんとか引き剥がそうとする

アルミンは、エルヴィンに心酔中でございます

 

リヴァイはハンジが「安楽死計画」などという馬鹿げたことを実行しないように、ハンジの失望の大きな原因になりうるエルヴィンの真実を、何が何でも隠し通すつもりです

正に墓場まで持っていく覚悟

 

つまり、壁の真実を隠し通そうとしたニック司祭と重なるというわけ(34話『戦士は踊る』)

ニック司祭も、教団についてはある程度の矛盾点や問題点には気づきながらも

それで自分が救われたという事実があるから、教団のために一生を捧げる決意だったのだろう

 

リヴァイもエルヴィンに恩がある

ハンジにも恩がある

 

調査兵団というものがなかったら今の自分は居ない

(ハンネスはグリシャに、ミカサはエレンに)

 

だから調査兵団というものに泥を塗るような真実は隠し通したい

☆☆個を捨て公に心臓を捧げたエルヴィン☆☆のイメージを守りたい

けれどもハンジは過去を見にいけることが出来るから、時間の問題でもある

だからリヴァイは、自分が一生不自由でいること(死ぬまで鉄格子の中から出ないこと)で気が済むのならやれ

とハンジに言った

 

リヴァイを廃人にするつもりなのかなあ?とも考えたんですが

ハンジ(ジーク?)は始祖の力を掌握しているので

たぶん、ユミルの民全員が人質に取られているようなもんで、リヴァイが施設を出れば「安楽死計画」を発動すると脅しているようなもんじゃないかしら?

 

とはいえ

ジーク本人はアルミンと意気投合して始祖を動かしているので

自分の意思で計画を発動できるのなら独断でやっているだろう

でもそれをしていないということは、突如仲間を裏切ってこちら側に来たハンジの動向を観察しているところがあるんじゃなかろうか?

 

あ、そうか、ハンジの動向を観察しているのは始祖ユミルなんだわ

 

ハンジの絶望が「安楽死計画」に直結してしまうところがあるのかもね

始祖ユミルはハンジのことを不憫に思い、だからハンジを注視していて、ハンジの感情を敏感に読みとってしまう

 

始祖ユミルがしたことを整理すると

エレンに力を貸して地鳴らしを起こした

それでいてアルミン達にも力を貸してエレンを止めることに協力した

と思ったら、いつの間にかにハンジにも力を貸していて「安楽死計画」が実行されようとしていた

 

リヴァイの希望通りにユミルの民を「記憶改竄」し、一時は巨人の力を消したが

ミカサの希望が「巨人の力を消さない」ことだったので元に戻した

 

始祖ユミルが自分の意思を持たない奴隷のままなら、そもそも最初の段階でジークの命令を聞いていただろうことなどから、

アルミン達は始祖ユミルについて、誰か一方の味方になるわけではないことは予測できているよね?

 

 

少しずつアルミンのターンになっているのですが

ジャンとリヴァイと違い、アルミンの長い道のりはまだ始まったばかりなんですよね(^^;)

すべてはエレンという厄介な奴を親友に持ってしまったがための宿命というか

このアルミンがこの先ザックレーやジークのようになるかと思うと……じわじわと笑いが込み上げてくる

 

順風満帆に暮らしているジャンとリヴァイの農場に訪ねてきたアルミンは、エレン王女がトンデモナイことを仕出かして大変なことになっているから手を貸してくれとお願いした

 

……その前にリヴァイは家出娘のエレンを連れ戻そうとして、息子ベルトルトのいる訓練所に行っているので

その時に、なんだがヤバい騒動が起きて、それに巻き込まれないように命からがらシガンシナ区の農場に帰ってくるのが先かも?

農場にやってきたアルミンは、まるでかつてのザックレーのように暗殺されそうになったところを逃げてきたアルミンだな

 

愛しのスプリンガー教官(片想い)と離れたくないと半狂乱の娘エレンをベルトルトの背に括りつけて(笑)

いや、もう、想像するだけで楽しい……(^^;)

ベルトルトもベルトルトで、指導(教官?)のアニのことが気になりつつ、状況的に一旦は父に従ったほうがいいと判断して、姉をおんぶして帰ることにしたって感じかな

とにかく姉をどうにかしないといけないと思ったか

怪我でもしてるのかもね、姉……

 

それで素知らぬ顔を決め込むことにしたリヴァイの元にアルミンがやってくる

だが、断る

(ベルトルトは一刻も早く戻りたい)

そんなリヴァイに対し「自分達だけ自由ならそれでいい、そんなケチなこと言い出すとは」「とんだブタ野郎」(飛んだ豚?トンだ?)

 

「飛ばない豚もただの豚だ…」

 

とかなんとか言い出し、悪知恵を働かせて半ば強制的に作戦に参加させる

リヴァイはベルトルトを連れ因縁の地へ――

(ジャンは別ルートから参加するのだろうか?)

最終的にミカサやガビも男たちに内緒で出張ってくるのだと思うけど

 

 

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