※最終話までのネタバレあり
ロッドとクシェルのロマンスについての記事だと、もはや最終話シリーズ「アルミンのおかげ」としては脱線してきてしまって、記事を分けるべきが悩み中
ロッド=アルミンなので、巡り巡って関係しているのだろうけど
106話『義勇兵』の最後の方、ジークとリヴァイが馬車に乗っているシーンのリヴァイが、完全にクシェルっぽいよね
ピークっぽいともいう
106話『義勇兵』は26巻に収録されています
リヴァイはこの後しばらく巨大樹の森でジークと過ごすので、ここから想像するに、レイス家に乗り込んでいったピークは、なんらかの理由でウーリと一緒になる(たぶんクシェルは騙されるんだろう)
で、毒入りワインを飲まされて殺されるんじゃないだろうか
まずレイス家に侵入する際、クシェルは子供リヴァイをつかった(当時はエレンという名前かもしれない)
6話『少女が見た夢』で、人攫いのアジトに行った時のように、リヴァイはレイス家にお邪魔したんじゃないのか?
リヴァイ「ごめんください」
リヴァイ「… あ… え、えっとボクは、道で、迷って」
クシェルはリヴァイに「道に迷ったと言いなさい」と指示し、正面玄関から堂々と屋敷の中に入ってもらい、使用人たちがリヴァイに気を取られている隙に別の場所から侵入
……リヴァイはレイス家の使用人を刺したんすかね?(^^;)
子供で参考になりそうなのが、飛行船に乗り込んだガビで、そっちでも人殺してるんですけど……
唯一、サシャの父親一家だけは普通に入ってるけど
あと他は、60話『信頼』15巻でリヴァイ班が中央憲兵のアジトに乗り込むところが参考にはなりそうだけど、あの時のリヴァイ達は使用人の脚のみを狙った
137話『巨人』でも、オカピが突き刺してるのがアルミンの脚だ
リヴァイは狙った獲物は必ず突き刺すからなあー、子どもとはいえ例外にはできんだろうから、レイス家の使用人の脚を刺したということかも
この時なのかね、リヴァイが力に目覚めたのは
リヴァイとフリーダの年齢差が分からないけど、リヴァイ5歳ならば、フリーダは生まれている可能性がある
たとえば合流したクシェルが、フリーダを見てロッドの子供だと気づき逆上
殺そうとしたところをリヴァイがフリーダを庇った、というのは有りそうだよね?
(ニコロがガビを殺そうとして、ファルコがガビを庇った)
(カヤがガビを殺そうとして、ミカサがガビを庇った)
(人攫いからミカサを助けた)
ここで別筋の物語を参照して整理する
カルラは自分の子ではないリヴァイのためにダイナ巨人(自分の夫の正妻)を使って自分を殺させたわけだから、これと似たようなことがこちらでも起きているはず
単純に当てはめてしまえば、クシェルを殺したのはクシェル本人ということになってしまうが、クシェルはピークに乗り移りリヴァイの右足を食いちぎるので、それは無いんじゃないかと思った
そこで目をつけたのがケニー
カルラは、夫の最初の妻(ダイナ)を使って自分を殺させた
ケニーは、自分の最初の主(ウーリ)を使ってクシェルを殺させた
ケニーがリヴァイのためにウーリを使ってクシェルに毒を盛ったんじゃないのか?
クシェルを救うために戦っていたはずなのに、そのクシェルを自分の意志で殺していた(のかもしれない)
69話『友人』にて、裏切られシリーズが完成していないかどうか確認しにいきます
69話『友人』より
ケニーがケニーに裏切られる
これですよね?(^^;)
ついでにベッドの上で死に絶えてるクシェルと、次ページのリヴァイの上目遣いの目元でも、裏切られシリーズの完成のような(^^;)
ケニーを裏切るのがクシェルとも取れるぞ……
ケニーはクシェルのために王政側と戦っていたのに、そのクシェルが真の王とつるんでいたという裏切りかな?
そしてクシェルの死に顔が
131話『地鳴らし』より
この巨人の顔に似ているから、ラムジーの死の場面へと誘導され、そこでも右足が潰される描写が描かれているので、リヴァイが右足を失うというのは避けようがない(-_-;)
くわえてピークに入ったと思われるナナバも、死に方が片足食われてたでしょ(-_-;)
もう、リヴァイの片足喰いちぎるのはピークで決まりですわ
ラムジー(リヴァイ)がつかんでいる弟ハリルというのがミカサにあたり、そのミカサが掴んでいるお札が生首エレン
というか、ラムジーが夢見た理想世界に乗っかったハリルの夢、ということなんだろうか?
これまた厄介な……
エレンの夢に乗っかったというのは、巨人を倒して外の世界を自由に冒険したいというエレンの夢に乗っかっていたわけか、ミカサは
それをさっさと片付けてしまえば、エレンは一緒に家に帰ってくれるとミカサは思っていた
作中に出て来る妹たちは、ことごとくこれかね?
妹じゃなくて、妹ポジションだな、きっと
裏切られる人たち
「さっさと終わらせて帰ろうぜ」的な……
そして“帰る場所”というのが、そのまんま帰るべき場所、今いる世界であり、
この場所に「帰りたくない」となった人が、その世界に住む人たちにとっての裏切り者となる
まあ、裏切者が必ずしも悪者というわけじゃないよね(^^;)
本心を隠して、自分の夢のために仲間を騙して利用するってのが悪かね?
昨日たまたま「なぜ人は嘘をつくのか」という記事を読んだのですが、嘘というのも必ずしも悪者には出来ないなーなんて思ってしまったのですが( ̄▽ ̄;)
こうなるともうフラストレーションが溜まって「完全悪」が欲しくなるぞ!うがー!
リヴァイも結局は、76話『雷槍』でエルヴィンが自戒していたのと同じだったわけですよね
私は気付いていた
私だけが自分のために戦っているのだと
他の仲間が人類のためにすべてを捧げている中で……
私だけが… 自分の夢をみているのだ
76話『雷槍』よりエルヴィン
で、仲間と自分を騙して築き上げた屍の上に勃っていると……(笑)←いや、笑い事じゃないけど(^^;)笑ってしまう
結局は最後にコメディで落としてくるような感じ
こうして自分の夢のために仲間を利用していた罪を償うために(?)エルヴィンは80話『名も無き兵士』で人類のために命を捧げた
そしてついにリヴァイの番が来てしまった
あの時のエルヴィンとリヴァイのシーンの再来がこれなんじゃないかなーと
↓
最終話『あの丘の木に向かって』より
エルヴィンに「死んでくれ」と言ったリヴァイと違ってアルミンは「諦めずに探そう!!」と言ってくれますが(^^;)
ええと、あの時は、リヴァイと大勢を犠牲にするか、エルヴィンと大勢を犠牲にするかの二択でしたよね
他にあったのかしら?(リヴァイは悪くないような)
リヴァイは作戦前にエルヴィンは前線に行くなと忠告しているし……
エルヴィンが行かなければ、リヴァイは獣側ではなくリヴァイ班と行動しているから、どっちみち助かっていただろうし(わかんないけど)
ヒストリアを犠牲にしたことについても、リヴァイは王にはなれるだろうけど、アッカーマンだから巨人継承については役に立たなかったわけで
巨人消滅後の世界だったら問題ないだろうけど、ヒストリアは民衆に支持されているし、島を裏切ったハンジ派の王様じゃ話にならんか(^^;)
(仮の話)
最終話の考察をはさむ
ちょいと最終話の考察を間に挟みますが、ライナーを死なせないように残したということは、リヴァイを襲った後にエレンを奪って逃げようとしたピークを止めるのがライナーなんじゃないだろうか?
ジャンではピークを止められないということだよね?
だからライナーに生き残ってもらわなければならなかった
なぜならエレンは自分と同じで、命の危険を感じた時に仲間を見捨てて逃げ出すような人間だから
エレンはピークを使って逃げようとしたことに気付けるのがライナーしかいなかった
ライナーはピークを追い、ピークを掴み、そのはずみで口にくわえていたエレンを噛みちぎってしまったんじゃないかなー(不可抗力で)
ちょうどあの人の死みたいな感じ、いかん名前が出てこない、ミタビ班という言葉が邪魔をしてくる……!(イアン班長でした)
ミカサは、やっぱりただ見ていただけなのかしら?
そして右足食いちぎられて動けないリヴァイと、転がり落ちたエレン生首のどちらかを選ぶ選択で、迷うことなく生首に駆け寄っていってしまった
(レベリオ襲撃で例えるところの、ヴィリーの妹が、敵側のエレンを選んだみたいなことになんだよね?ありえないよね?(^^;)
閑話休題
ケニーがクシェルを殺した理由は、リヴァイを王家から引き離すためかなあ?
リヴァイが生きているとロッドに知られてしまうと、中央憲兵(ケニー)を使ってヒストリアのように連れ戻しに来てしまう?
なんとなくロッドはクシェルがアッカーマンであることには気づかないままだったんじゃないかと考えているんだけれど、ここは今後変わってくる可能性あり
あの時のケニーは、自分の夢のためなら甥っ子でも殺していた
アッカーマンであるリヴァイは始祖を継承することは出来ないし、なによりもせっかく自力で外の世界へと飛び出していったのに、レイス家に囚われるのは気の毒だと思ったのかしら?
それとも本当の父親の方にリヴァイが行ってしまうのが嫌だったとか?
ロッドにクシェルもリヴァイも盗られるのが癪だった?
(あ、これも、ジャンと同じだね)
その前にまず、ジャンの中に入っていたケニーが(カルラのように)座標で分離する
するとケニーはウーリのことが気にかかっているから、ウーリのところへ飛ぶ(と思っていたけど違った、もっと壮大でした・泣)
ウーリの中に入ったというよりも、ジークとエレンがグリシャの記憶ツアーに出かけたような感じだったのだろう
そしたら思いがけずにクシェルも登場
もしかしたら逆か? クシェルのところへ飛んだらウーリが登場したのかもしれない(どちらか)
ウーリがケニーに語った「楽園を築きあげたい」というのは、裏の意味に、幼馴染の仲良し3人組の世界を壊されたくなかったというウーリの浅はかな夢のことが込められていたのではないのかと
よそから来た女(クシェル)のせいで、ロッドが外の世界へと行ってしまおうとしたからウーリは邪魔をした
自分たちの世界を壊されたくなかったがために、ウーリはクシェルを殺害するまでに至った
が、幼いリヴァイを前にして、ワインに毒を入れることを躊躇したんじゃないかなー
そして幼い子から母親を奪うことなんて出来ないと、クシェル殺害を思いとどまった
そこへ座標からやってきたケニーが登場
ウーリに裏切られたとショックを受けていたケニーだったが、ウーリがそこでクシェルを殺さないと将来的にリヴァイが王になる危険性が出てくることに気が付き(?)一族をしょって立つことがどれほど辛いかを知っていたから(?)
リヴァイが可哀そうだと思い(?)
なんらかの感情により、ケニーはウーリをけし掛けた
121話『未来の記憶』より
「何をしている、立てよ、ウーリ」
「クシェルを殺して楽園を築きあげるんだろう、忘れたのか」
「これはお前がはじめた物語だろ」
こんな感じのことを言ってケニーはウーリを脅したんじゃないですかね?(^^;)
外に出ていきたかったグリシャとは逆パターンだったウーリ
ロッドとカオナシさんを閉じ込めたかっただけだったのに、クシェルを殺し、大切なふたりも不幸にしてしまった
死にたい
そしてウーリはワインに毒を盛りクシェルを殺し、ケニーに言われた通りにリヴァイを見逃し、名字は名乗らせず「リヴァイ」という名前だけをつけた
「いいか、ただのリヴァイだ、分かったか」みたいなことをケニーはウーリに命じた
……ん?(^^;)
ということはケニーがリヴァイという名を与えたことになるのか
これで『ユミルの手紙』にケニーも当てはまることになったな
そういやケニーも「ただの兄貴」と言ってましたよね?(確定だな)
あー、だとしたら、それこそリヴァイという名をつけた大元の人物は誰だということになるじゃん!ちょー謎だよね、この場合
リヴァイに別の本当の名前があるかもしれないという匂わせ的なものとして、60話『信頼』で、ケニーの姓がアッカーマンだと知った時のリヴァイの反応
「まぁ確かに……ヤツは教えねぇよな」「大事なことは特に…」
→自分もケニーに本当の名前を言わなかったから
ウーリの語る「そう遠くない将来、この世界は必ず滅ぶ」というのは、いつまでも楽しいままの子供時代は続かないということのようにも受け取れるし、受精しなかった卵子がお月様によってお仕置きされるとも受け取れる
ウーリの持つ不戦の契り状態の始祖の力とは、それでもこの世界に大切な人を閉じ込めておこうとすること
それがロッドの子孫たちに受け継がれる=フリーダ=ミカサ
フリーダの記憶を丸呑みしてしまったミカサは、子どもで居続けることを望んでしまう性質がある(今の世界を守りたい)
ウーリは世界を守る者で、ケニーは(外から来た)その世界を壊す者
でも守ろうとしたことで生じた歪み(クシェルは死に、ロッドやカオナシさんは苦しみ、誰も幸せにならなかった)に自分も苦しんだ
ウーリはケニーが壊してくれることを信じた、ということもあるんじゃないかなー?
今は無理としても、未来でケニーが自分のもとに訪れて「命令」してくれるのを待つ感じ
で、過去のウーリはケニーの選んだ選択に従う、みたいな?
「死ぬわけにはいかない」というセリフも、未来から来たケニーが「自分がはじめた物語を続けろ」と言ったからじゃなかろうか
記憶改竄が効かないケニーを見て、自分に命令したのはこの男だ、と気が付いたとか
正直、ウーリの「祈ってくれ」と、ロッドの神を蘇らせるについて、いまいち良い答えが見つけられないんです(^^;)
クシェルを記憶改竄しようと試みたのがウーリ単独ならば、始祖を継承した後ということで、「祈ってくれ」は言わばロッドを縛り付けるための呪いのような気がする
対するロッドの神を蘇らせたいというのは、ウーリの真意を知りたい、的なこと?
66話『願い』より
121話『未来の記憶』より
ロッドの表情は、絶対に121話のエレンのこの表情と同じ
陶酔、してる顔だよね?
エレンの方は、自分に手を伸ばす(ように見える)リヴァイの姿だと確信している、勝手にだが
↓これ
138話『長い夢』より
一方、ロッドの方は、アルミンが見た海の記憶なんじゃないだろうか?
90話『壁の向こう側』で描かれる海のシーンのいずれか
塩水につかっている巻き貝かもしれない
66話『願い』より
このロッド、典型的な「裏切られシリーズ」のそれでした( ̄▽ ̄;)
(16巻に収録されています)
でもロッドに裏切られる候補が3人いる感じなんですよね
ロッドの父、ウーリ、ヒストリア、この3人がロッドに裏切られているということかな
ロッドは自分に課せられた義務を捨てて、自分の夢のために行動しているからだよね
ロッドは、外の世界の海が見たい(たぶんクシェルが死に、義務に押しつぶされそうになっている中で、ロッドが見つけた生きがいがそこになったんじゃないだろうか?)
家族が全員殺されて始祖も奪われてしまった(いままでやってきたことがパアになった)、もう死にたい
(30人の部下を失ったリヴァイと同じ状況だよね?)
リヴァイや104期ユミルと違ってロッドの場合は死にかけたわけじゃないけど、今まで品行方正に頑張ってきたのに全てがふいになり、昔の仲間は誰もいなくなり、やけっぱちになった?
だから「もう自分のやりたいことをやろう」ということかしら?
始祖が奪われてから5年間は黙ってたということだよね
始祖が奪われて直ぐにヒストリアに接触しようとしたというのは議会側(ケニー)の言い分で、実際はアルマの方から接触してきたからロッドは会いに行っただけ
きっと二人を自由にしてあげようとしたんじゃなかろうか?
で、5年間黙っていたというのは、議会から新たな相手を用意されて子作りを命じられるのがこりごりだったからんじゃないだろうか
(……ヒストリアを最後に“不戦の契り”をしていた可能性も無きにしも非ず)
そのロッドが、エレンが巨人でトロスト区防衛戦を勝利したと聞きつけ、始祖を取り戻すために動き出した
もしかして「エレン」という名前に反応したとか?
クシェルの子の名前を知っていたとしたら、そう考えた可能性はあるよね
でもヒストリアと一緒に捕獲したエレンを見て年齢的に違うと思った
けれどもクシェルの子かもしれないと思った可能性は……?
クシェルの子かもしれない子に自分の子に食わせ、壁の外の巨人をすべて駆逐し、海を見に行く
父、ウーリ、フリーダ、クシェル、みんなで海を見ることが出来ると考えた
と、こっちの可能性は考えなくてもいいかしら?(^^;)
ロッドが自分の夢のために動き出したことは確かだろうけど、やっぱりロッドって何考えてるか分かりづらいわー(能面リヴァイの父親だけあるか)
ま、でも、そこは中身アルミンと考えればいいのか
中身アルミンなら、みんなで一緒に海を見に行くという発想になってしまうのだが
じゃなくて、アルミンなら自分の夢よりも、多くの人類が助かる道を優先するのか
つまりロッドもそうだったわけか
自分の夢<義務
(また義務の子作りを続ける決意をしたということかも)(これは悲しい…)
作れるだけ作ってから最後に自分が継承するつもりだったのかも
何を考えているか分からないといえば、ジークもなんだろうけど、
クシェル(ピーク)はそんな男に惹かれるのかねぇ…
そういや、ケニーがロッドから注射をくすねなければアルミンを生き返らせるのは出来ないわけか……
カルラの意志がここまで介入してる可能性はあるかね?(さすがに、ここは偶然のたまものだよねえ)
と、ここまで考察してようやく気が付きましたよ
旧調査兵団が世界を救うために決起したように、ケニー率いる私設の中央憲兵もまた決起していたことにorz
この二つは鏡合わせということね……
『ロッドとクシェルのロマンス』に煮詰まっているので、別方向アプローチでケニー率いる私設の中央憲兵のことを探っていきたいと思います