※最終話までのネタバレあり
続きです
前回は全部リヴァイ視点のシーンをチョイスしたんだけど
このパターンに正確に当てはめるなら、ヒストリアにおけるロッド的なもの、父的なもの、
だからエルヴィンを持ってくるべきなんですよね
出来るのか…?
と思ったから、前回のリヴァイ視点に行ってしまったわけだが
ここの部分は
これに出来るな…ということに思い至りまして(^^;)
ひょっとして「地下室に行きたいエルヴィン」で固定して考えれば集められるかも
…まあ、リヴァイの呪いが解けるという結論に変更はないんですが
ヒストリアが父親の記憶を見たという描写については…
自分の運命に決着をつけるために父を殺す決意をし、正に父にとどめを刺した瞬間に、父の苦しみの記憶が頭に流れ込んできたというものですよね
自分が生まれてきた経緯、柵の中に閉じ込められていた母と自分、その理由のだいたいも知ることができた
点と点がつながった、みたいな?
ヒストリアが父を殺す決意をしたのも、ロッドレイスが超超超大型巨人化して街を襲う怪獣と化してしまったせいで、やむを得なかった部分もありますよね
で、父があんな姿になってしまったのは、自分に原因があった(背負い投げしちゃったから)
流れ込んできた父の記憶を見て、父の孤独がヒストリアには理解できてた
父は王様かもしれないが、だからといって特別な人間というわけではなかった
自分と同じだ
父は普通の人と何も変わらない人間かもしれないが、でもやっぱり王様という特別な役割を持っていて、それを淡々と務めていた
その父を殺してしまったのだから、父が死んだことで開いた穴を自分が塞がなければならないし、しっかり埋めようとヒストリアは決意した
という感じでいいかなー
これと同じような感じになるはずなんですよね、要するにリヴァイも
リヴァイの場合の父とは、今回はエルヴィンになるんですが
殺すのはあくまでもリヴァイが自分の中で作り上げてしまった理想の父としてのエルヴィンです
父は人から尊敬される立派な人間でなくてはならず、そういう父から認められることに意味があるわけよ
エルヴィンはそんな人物ではなかった事実を思い出して受け入れることが、リヴァイにとっての父殺しになる
「父殺し」ってどういう意味があるんだっけ?
父親への執着心をすて、自立するみたいなことでいいのかな?
エルヴィンはいつでもどこでもどんな時もエレンの家の地下室に行きたがっていた
その事実をリヴァイが素直に受け入れる形になるようにします
ここだけは前回と同じでいいので
エルヴィンとリヴァイの関係は、ロッドとアルマです
このヒストリアの画に来るのが、これまた前回と変わらずに
リヴァイなので、エルヴィンとリヴァイの慰め合いから生まれてきた子供っつうのが、ひたすら「獣の巨人」を殺すことに執念を燃やす現リヴァイということになります
(エルヴィンに認めてもらいたい、エルヴィンが間違っていないって信じたい子供)
(あと、ロッドに閉じ込められたアルマも併せ持ってる)
(お前さえいなければ…、ジークさえいなければ…、自由になれるのに)
対して、正式な手順を踏んでエルヴィンとの間に生まれてきた子供が、14代調査兵団団長ハンジで、ヒストリアがフリーダを慕っていたのなら、リヴァイも同様に「じゃあ僕、将来はおねぇちゃんみたいになりたい」ということになります
おにいちゃん、かもしれんが
ヒストリアの憧れたフリーダから考えるに、リヴァイが憧れるとしたら
このハンジだろう
アルマとヒストリアの役目をリヴァイ1人が担ってるから、ちょいややこしい
わかりやすくいうと、リヴァイはずっとヒストリアだったけれど、エルヴィンがリヴァイに求めたのがアルマ役だということです
お前のことは好きだけど、妻にすることは出来ない
ロッドから唐突に「お前だけだ…僕をわかってくれるのは…」「僕を慰めてくれ」と甘えられてしまったヒストリアの困惑を想像してください
リヴァイにとってエルヴィンは地下街から出してくれた人です
その時のリヴァイの心境が、ちょうどこのヒストリアの心境と重なるんだろうと思います
誰からも必要とされない、結局はユミルも自分ではない方を助けるために行ってしまった、こんな価値もない自分をこの人は受け入れてくれようとしている
エルヴィンはリヴァイを特別扱いしてくれてましたよね
「兵士長」だし
リヴァイは嬉しくて、それからもエルヴィンに認められたくて、ずっと「いい子」に振舞っていた
ですがリヴァイの態度がすごく生意気で馴れ馴れしいので、「いい子」というのがかなり分かりづらい
むしろ団長である自分にも怯むことなく対等に接してくれているとエルヴィンは勘違いし、当たり前のように「大人」として接していたし、もしくは「子供同士」として
理解者かもしれないと
頼りにしていたと思います
調査兵団団長として「人類のために心臓を捧げよ!」などと言ってきたが、俺は人類のことなどどうでもいいと思っている
「エレンの家の地下室に行きたい」
「お前だけだ俺をわかってくれるのは…」
「俺は今すぐ地下室に行き、外の世界に人類が滅んでなどいないことを証明するものをこの目で見たい」
「子供の頃からの夢だ」
「仲間を殺してまで今日まで生きてこれたのは、その夢があったからなんだ」
「わかってくれるだろ? お前なら」
「俺が俺の目的のために新兵達を囮に使うことを」
ええと、もしかしてエルヴィンは、万が一でも自分が生き残った時は、リヴァイはその時はちゃんと俺を生き返らせてくれよ的なことも思ってたんすかね?(^^;)
ちゅね、そこまでは考えていないんだけど…(念のため最悪のパターンとして書いておきますが)
というわけで好意的に
エルヴィンは「獣の巨人」を倒せとはいったけど、「獣の巨人」が目的ではなく、倒して先に進んでくれとリヴァイに命令した
「獣の巨人」を倒して地下室に行き「外の世界の人類が滅んでなどいないことを俺の代わりに証明してくれ」
(ようやくスッキリまとめられた)
だからそれについては証拠を持ち帰りましたし、エルヴィンの悲願は達成できたので、リヴァイの役割は終わったということになります
エルヴィン自身も「獣の巨人」やら何やらがワラワラと襲撃してきたので、「外の世界の人類が滅んでいない」だろうことは薄々わかっていたけれども、
それをみんなに見せつけるまでがエルヴィンの欲望なんですよ
父を殺した社会への復讐
オレ達をバカにした人間どもめ
オレ達の力を思い知れッッ!!
というやつです
見返り笑顔エルヴィン…これしか思いつかないんだが
見返ってる必要はないかもしれないね…(^^;)
「僕ならきっと大丈夫だよ」というセリフの方に注目するのかしら?
ロッドがエルヴィンなら、ウーリはロッドを閉じ込めている人物だ
エルヴィンを信じて死んでいく仲間達とも言えるか
でも、シーンとして持ってこられる条件は、リヴァイが同席して見ていること
よし、やっぱ「地下室」を目印に集めていこう!
……ハンジ?
(^^;)
これ以外に思い付かない…
見返りウーリに持ってきた画と同じ人物を持ってくるとしたらハンジでもOKですし…
エルヴィンを信じて死んでいった部下
「神よ……」ってのは、血を流して倒れたウーリに対してロッドが呟いた言葉だよね
あ、こっちかな?
仲間達の期待に押しつぶされそうになっているエルヴィンとも言える
自分の本心は仲間の期待とはまるで違うところにあるのに
常に死んでいった仲間達に見張られているようで
エルヴィンは辛くて辛くて辛くて…
誰にも打ち明けられない辛さを抱えていて、エルヴィンは耐え切れずにリヴァイに本心を打ち明けた
私はここで死ななければならないが、心から残念に思うことは「地下室に行き、そこに何があるのか、この目で見ることが出来ないことだ」
死ぬその瞬間には、仲間のことなど思い出しもしないだろう
この他に、ロッド本体を見つけたのにも関わらず、ヒストリアにその権利を譲ったジャンについても考えなきゃいけない
リヴァイの場合、権利を譲ったのがジーク本人です
でも、これはちょっと次回に回します
複雑すぎて…(^^;)
【まとめ】
ヒストリアのこの部分の最初から、リヴァイのシーンを作っていきます
(ロッド巨人の肉片が飛び散るところらへん)
スタート
1ページカット
137話『巨人』で読んでください
お前らと同じ目をした
あいつ(アルミン)に未来を託したことに…
わがまま言ってごめんな
でも俺…あれが初めてなんだよ
エルヴィンに命令したの…
俺が始めたジークとの喧嘩なんだよ
あれは…俺の命令?
エルヴィンは…本当に…俺の意志で動いていたのか?
もう…わからない
おや?
前回やったヤツとは、微妙にニュアンスが違っちゃいましたね(笑)
リヴァイは自分が決めて、エルヴィンがそれに従ったのだと思ってたけど、エルヴィンは元からリヴァイが新兵達を犠牲にする選択をするように仕向けていた…?
という疑問を抱いた
仲間のことを出せば、リヴァイは必ずこっちを選択する
そして選択した
だからこその
自分はエルヴィンの敷いたレールの上をただ走っていただけだったのか(がーん)的な
とすると、これもリヴァイをノリノリにさせるために故意に入れた、体のいい方便の可能性が高いですね
まあ、こっちの方が面白いか