『るるちゃんの自殺配信』(その2)追記あり

2023.5.12追記しました

 

記事あげないと、だんだんと自分の中でもハードル上がりまくってしまうよ(^^;)

 

 

『るるちゃんの自殺配信』歌詞解釈その1

youtu.be

 

『るるちゃんの自殺配信』の歌詞解釈は、以前に書いた通りです

 

tyune.hatenablog.com

 

るるちゃんが自分を置いて自殺配信することを選んでしまったのを悲しむ猫のストーリー

 

友達ができない帰り道
夕暮れは時々優しく
飛び交うデータの中で
街のBluetoothがあたしを壊した

(一人称、るるちゃん)

 

街のBluetoothってのは、陰口みたいなものかな

こそこそ話で、時折はっきりと自分宛ての悪口が聞こえてくる、みたいな

 

中央線に飛びこんで
傍迷惑な奴だと言われて
いつだってそこにいたんだ
少女はさっさと死んじゃった
FBIに聞いたって分かんない
彼女のメッセージ
いつだって叫んでたんだって

(視点が第三者に移動)

 

チャネリングで夜空広げてく
野良猫とワルツを踊った
飛び交うデータの中で
街のBluetoothがあたしを壊した

(一人称、るるちゃん)

 

UFOに飛び乗って
反抗期じゃないのよママ聞いて
いつだって1人でいたんだ
少女はさっさと死んじゃった
FBIに聞いたって分かんない
彼女のメッセージ
いつだって叫んでたんだって

(視点が第三者に移動)

 

ここで出てくるUFOに飛び乗ったのは誰か

これをちゅねは野良猫としました

るるちゃんとワルツを踊っていた野良猫です

 

猫はUFOに飛び乗って、るるちゃんちに行く

「(るるちゃんが電車に飛び込み、それを配信したのは)反抗期(が理由)じゃないのよ、(るるちゃんの)ママ聞いて!」

 

ただの自殺ではなく配信なので

少なくとも自分が死ぬ様を見せつけたい、という意思がある

社会全体に対してか、それとも特定の誰かに向けてなのか

 

「当てつけ」という言葉があてはまると思うのですが

 

もうひとつの可能性として、「若いまま(美しいまま)死にたい」「自分の死を美しく装飾したい」というのもあって……

こちらが作り手の意思を離れて独り歩きしている状態なんじゃないかと、ちゅね的に思ってる

これについては、自分でも少しはわかる…という程度なので、

というのは、10代の頃には、若いまま死にたいという漠然とした気持ちが、あったといえばあったので

将来(大人になること)への不安から来るものもあるかなあ?

今でも、腐乱死体よりは、かっこよく死にたいという気持ちはありますし

この辺りから掘り下げることも出来るかも

というわけで、こちらはまだ語れる状態にありません

 

大人になってわかったことだけど、大人って楽しい(とちゅねは感じてまして)

それが若い頃には分かりづらくて、早く大人になりたいなーと思えるようにしてもらいたいと、以前からなんとなく思ってます

 

話を猫目線に戻しまして

るるちゃんが誰かに当てつけるために自殺配信したというのなら

普通に考えれば親に対してだろう、と警察(?)や、るるちゃんママは結論付けようとしていた

 

るるちゃんはちょうど反抗期だったし、

反抗期って、理由も無く親に当たりたくなるよね、というような、なんだか曖昧な理由で片付けられてしまいそうだったので、猫が必死に「違うのだ!」「そうじゃないのだ!」とママに伝えようとしている

 

FBIに聞いたって分かんないよ、彼女のメッセージは

理由はいつだって叫んでた

ただ見てなかっただけでしょ

と、猫はママを非難している

 

受験勉強が終わったら
ネコと話せる魔女さ
自殺配信してお墓でも立てよう
この最低なきもち無くなる前に

(一人称、るるちゃん)

 

ここにちょこっと創作…というか

補足いれます

 

学校の帰り道、いつもの時間、いつもの場所に、その猫がいて

いつの頃からは、猫はるるちゃんが自分の元に来てくれるのを楽しみにするようになっていた

一方のるるちゃんは、いつの頃からか自殺することを決めていた

方法も決めていた

そんなことなど露知らない猫は呑気に「もっと一緒に居たいにゃ~」と、るるちゃんに伝える

そんな猫にるるちゃんが言うわけですよ

 

「受験勉強が終わったらずっと一緒に居られるよ」

 

中央線に飛びこんで
傍迷惑な奴だと言われて
いつだってそこにいたんだ
少女はさっさと死んじゃった
屋根の上で猫たちと
頭が悪い人間見下して
いつだって叫んでたんだって

(視点が第三者に移動)

 

受験勉強が終わったら
ネコと話せる魔女さ
自殺配信してお墓でも立てよう
この最低なきもち無くなる前に

(一人称、るるちゃん)

 

中央線に飛びこんで
傍迷惑な奴だと言われて
いつだってそこにいたんだ
少女はさっさと死んじゃった
FBIに聞いたって分かんない
彼女のメッセージ
いつだって叫んでたんだって

(視点が第三者に移動)

 

こうして歌詞の人称整理をしてみたら、

こう言っちゃなんだが、

ちゅねの歌詞解釈は合ってるな……(と思う)

 

ので、

自殺配信が今度もし起きたとしても、曲自体に問題はないと思うのですが

なぜ、曲が自殺の原因として槍玉に挙げられてしまうのかという問題はある

これについては

shinseikamatte.hatenablog.com

↑こちら、読みましたけど、

問題の矛先を神聖かまってちゃんに向けている以外は、かなりよく分析されていると思いました

 

ですが

 

このアニメさえ見なければ、あの日、あの場所で電車に飛び込んでライブ配信とか、、まず起こらなかったでしょう。

 

この記事の問題点は、「アニメさえ見なければ」と言い切ってしまってるところです

それを言ってしまうと、刃物がなければ~、ロープが無ければ~

そもそもライブ配信が出来てしまうスマホが無ければ~、ということにもなる

 

おそらく、の子自身もちゃんと『るるちゃん』の問題点の分析をしている、という印象をもっておりまして

それが『僕の戦争』公式MVに反映されている(のではないか)

『僕の戦争』と『るるちゃんの自殺配信』の関係が、入れ子のようになっている感じ

 

あと↓こちらに出てくる『ロミオとジュリエット』の話とか

ch.nicovideo.jp

 

ロマンティックに消費される「死」、ここに問題があると見た

ここを自分の力量を超えてうまく書いてみようなんて思ってること自体、そもそも間違いなのかもしれない

 

ちゅねの見たまま感じたままを書くのは容易い(^^;)

 

「人間どもはバカだにゃ~」

というセリフは、『るるちゃんの自殺配信』の終わりの方で歌われるものです

 

普通に考えれば、るるちゃんが言ってるんじゃなくて、猫と考えるのが普通ですよね?

 

…というのは、まあ、ちゅねの主観として

 

るるちゃんが猫になりきり、自分以外の人間どもを「バカだにゃ~」と言ってると捉えることも出来る

けれども、その割には公式MVには「猫」は出てこない

ねずみだ

ここが割とミソなんじゃないか

というのも、まあ、ちゅねの主観として

 

の子自身、ファンがMVを真似て自殺配信することを想定していなかったことは、当時の配信からも伝わってくるので、

twitcasting.tv

 

ここは別にちゅねの主観を強く打ち出してもいいのかもしれない

あくまでも、ちゅねの書いた記事を読んだ人の判断材料になればいいので

 

2023.4.13に起きた自殺配信直後のライブです

twitcasting.tv

この日の『るるちゃんの自殺配信』の猫語部分を抜きだす

(聴き間違いあるかも、です)

 

「人間どもはバカだにゃあ~」

「猫のように生きれば、まだまだ…」

「そのうちやってみよう」

「人間どもを使って気楽に生きれるけれども」

「でも、猫だって辛い時もあるんだにゃあ~」

 

改めて『るるちゃんの自殺配信』の公式MVを見てみよう

 

全編通して、るるちゃんの頭の中に作られた電脳世界……ですよね?

 

電脳世界での、るるちゃんの姿が、おしゃれでポップな姿(アバター)なんじゃないだろうか

 

ずっと頭にへんなものついてますし

 

で、実際のるるちゃんの姿がPVの方であり

『僕の戦争』MVの、どちらかと言えば地味で冴えないイケてない子

(“るる”という名前も本名ではない)

 

www.youtube.com

 

まあ…、の子がやると全部可愛くなるって意見はあるだろうし

異論は認めますけど

 

PVの方も、セーラー服の上からパジャマ着ることで、外に居ながらも夢の中へ逃避していることを表現しているようにも見える

(最初にパジャマに気付いた時、すごい発想だな…と思いました)

 

たしか『マイスリー全部ゆめ』って曲で、自分は(表現上で)自殺した、というようなことがどこかの記事で書いてあったか、配信で語ってたかしていて

つまりはそういうことなんじゃないかと

 

ちょうどちゅねは、ネット上から消えようとして自殺配信のようなことをしてしまったことがありまして

でも実体は生きてるわけじゃないですか

あれが正しく『るるちゃんの自殺配信』の再現だったんじゃないかと

(ちょっと違いますね)

 

youtu.be

僕の戦争の歌詞解釈↓はこちらに書いたのですが

tyune.hatenablog.com

3番の日本語歌詞の部分が、

学校には居たくないけど、でも家にも帰りたくない、という内容で

それ以外(1番、2番)は、妄想(想像)の世界と捉えることができるのも

『るるちゃんの自殺配信』と同じだ

 

るるちゃんのコンセプトは、

友達がひとりも出来ない、クラスで孤立してる子ですよ

 

↑現実のるるちゃん

↓るるちゃんが想像する、可愛いるるちゃん

(どちらかといえばスクールカーストの上位にいるようなイケてる女の子)

 

聖域ブロマガでも書かれてる通りに

休み時間、机で寝たフリして時間が過ぎるのをひたすら待っていた
昼休み、学校裏の誰もいない階段の陰で時間が過ぎ去るのを待っていた
放課後、悔し涙を流しながら夕暮れの帰り道を歩いていた

『るるちゃんの自殺配信』に登場する子は、こういう子であり

まったくもって歌詞通りだと思う

 

(ろろちゃんの件は知っております)

 

2023.5.12追記 歌詞解釈その2

 

『るるちゃんの自殺配信』のちゅねの歌詞解釈は、

 

るるちゃんが自分を置いて自殺配信してしまったことを悲しむ猫のストーリー

 

これは今のところ変わっていないのですが、

なぜなら、この解釈が気に入ってしまってる

ホラー要素もありますし

猫が猫語で一生懸命伝えようとしているのに、猫語だから人間には伝わらない

という所が特に気に入っている

 

けど、これはこれで、今回は脇に置いておきます

 

友達ができない帰り道
夕暮れは時々優しく
飛び交うデータの中で
街のBluetoothがあたしを壊した

 

「あたし」が「少女」の自殺配信を見た(聞いた)
ということなんじゃないかな?

 

という意見をコルクラボ内(一時期お世話になりました)で貰いまして、

しばらく考え込んで、「なるほど」と思った

ストーリーというか、着地点は同じ(人間どもはバカだにゃあ)です

でも、見える景色はかなり変わってくる

なんなら、ちゅねの解釈よりも辛辣かもしれん(^^;)

 

www.uta-net.com

ja.wikipedia.org

(元ネタ)

 

登場人物はネットアイドル(配信者)と、リスナーだったので

その関係を『るるちゃんの自殺配信』に当てはめた時に、ちゅねはリスナーを猫としたわけです

 

屋根の上で猫たちと
頭が悪い人間見下して
いつだって叫んでたんだって

この歌詞の部分が、配信者(るるちゃん=アイドル)と、アイドルの配信を楽しみにしていたリスナー(屋根の上の猫たち)と解釈したので

「あたし」=るるちゃん

「猫」=るるちゃんの友達

としました

 

んが、「あたし」がるるちゃんじゃなくて、リスナーのひとりと見ることも出来る

(目からウロコでした…)

 

とすると、

 

まず「あたし」には友達がひとりもいない、これは確定事項なので

sp.ch.nicovideo.jp

休み時間、机で寝たフリして時間が過ぎるのをひたすら待っていた
昼休み、学校裏の誰もいない階段の陰で時間が過ぎ去るのを待っていた
放課後、悔し涙を流しながら夕暮れの帰り道を歩いていた

そんな「あたし」の楽しみが、スマホの中に広がるネット世界

ということなのかもしれない

 

例えば飛び交う情報の中で、「あたし」は「るるちゃん」というアイドルを見つけた

「あたし」のアイドルだった「るるちゃん」が自殺してしまった

=街のBluetoothがあたしを壊した

 

この解釈の場合は、語り手は最初から最後まで「あたし」になります

「あたし」が「るるちゃん」のことを語っているので、「少女」や「彼女」という言いまわしになる

(ちゅねの場合は、「るるちゃん」と「猫」を明確に分けで、交互に登場させた)

 

↑地味で冴えない「あたし」

 

↓ネットの中で見つけた「あたし」のアイドル

可愛い可愛い「るるちゃん」

「あたし」とは違って、ネットのみんなの人気者

 

そんな彼女が、自殺してしまった

なぜ!?

 

ってところで、女子中学生自殺配信事件のwikiを読んでみると、

自殺配信の理由が

「自殺配信がしたい。私はそういうのにあこがれていました。いっそ死んじゃったらみんなびっくりするんだろうなぁ。(中略)自殺配信いきなりやったら伝説だ」

 

注目を浴びたいというか、みんなを「あっと思わせたい」みたいな感じですよね

 

以前からちょっと思ってたことなんだけど

神戸連続児童殺傷事件と似ているところがあるような気がするんですよね……自殺配信て

現実世界を使った「表現」という点が共通しているんですよ

 

で、ぶっちゃけちゃいますけど、神戸児童殺傷事件の学校校門に……ってニュースが流れてきた時のちゅねの心境は「あー、やっちゃったよ…(馬鹿だな)」だったのです

ちゅねはやりませんけど、気持ちとしては「わかる」

 

だからもしかしたら、

てか、もしかしなくても、自殺配信について、の子自身が抱いた率直な気持ちが「あー、やっちゃったよ…(馬鹿だな)」だったんじゃないだろうか

 

というわけで、ちゅねの解釈より、こっちの方が辛辣ですよね(^^;)

 

受験勉強が終わったら
ネコと話せる魔女さ
自殺配信してお墓でも立てよう
この最低なきもち無くなる前に

 

ここの解釈をどうしよう

よくよく見ると「猫」じゃなくて「ネコ」なんだな

るるちゃんじゃなくて、「あたし」の受験勉強が終わったらネコと話せる魔女さ、

自殺配信は、電脳世界でやる表現上の自殺配信で、「あたし」は「るるちゃん」になり切って中央線に飛び込んで自殺する

 

最低なきもち、ってのは、

「あたし」のアイドル「るるちゃん」が馬鹿な理由で死んでしまったので、

「あたし」の方がよっほど悲惨で辛いのに

だから今「あたし」はとっても最低な気持ちで、

この気持ちが無くなる前に、「あたし」は「るるちゃん」の姿を真似て電脳世界で自殺配信する、

 

(自殺配信妄想中)

(妄想終了)

 

みたいなことかな?

 

 

ネズミが象徴することについては…

ちゅね的には、ネットアイドルは猫(リスナー)の餌食になったという意味ではないかと思った

 

あと、マウスとマウス(コンピューターを操作するやつ)とかけてるとか

 

 

 

 

2013.5.10ライブ、猫語

「人間どもはバカだにゃあ」

 

続きはこちら↓(現在は終了しております)

 

perfectmusic.zaiko.io

 

youtubeにUPされてました

youtu.be

 

(聞き取れない(^^;)同士で苦しめ合って(?)(ちょっと聞き取れない)

人間社会は本当に なんでもないから

かわんないことは(?)

うちら猫は見てるんだから

ずっと(ごにょごにょごにょごにょ)

(聞き取れない(^^;

 

人間どもはバカだニャあ

 

 

tyune.hatenablog.com