【進撃の巨人】エレンとリヴァイの物語(その10)

※最終話までのネタバレあり

 

 

 

 

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「ありがとうございます、兵長

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「おかげで」

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「これ以上は、立ち止まらずに(足踏みせずに)すみそうです」

(※なんか変?かといって他の言葉が思いつけないちゅね(-_-;))

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「何だ……俺はてっきりお前がここに来た時からクソが漏れそうなのを我慢してるのかと思っていた」

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「一体なぜお前にクソを我慢する必要があるのか」

「理由を言え、エレン」

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兵長の言う通りです」

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「そうではなくて……進み続けるしかありません」

 

「巨人を操ってやる」

「地鳴らしも止める」

 

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「オレの居る場所を見つけ、そこから引きずり出して償わせる」

「ピクシス指令やみんなの死をパラディ島存続の功績とする……」

「それがオレのなすべき償いです」

 

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「…まぁ、以前のお前ならそう言うよな」

 

 

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「違うよ」

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「何してるの?」

 

 

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「忘れたの?」

「私の名前はマリア」

「エレン、世界を滅ぼしに、早く行こう」

 

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「ユミル(お母さん)を取り戻さないと…」

「早くしないとあっちに行っちゃうから」

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「エレン強い人でしょ!!」

「巨人の力でなんとかしてよ!!」

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「あ…!?(シーナちゃん急に吐き気が)」

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「オ、オイ…」

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(ゲロゲロゲロ)

 

「落ち着けシーナ」

「君は心も体も疲弊しきっている」

 

(※無尽蔵作り出された歴代知性巨人がマリア達の勢力だったが、思わぬ始祖ユミルの寝返りで反撃にあってしまいダメージを負ったと予想しました)

 

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「お前はあの時の……」

 

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「……そうか」

 

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「……イヤ、違う」

 

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「ユミルがオレに手を貸したせいで……」

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「エレン・イェーガー?」

「どうした… おまえらしくもない」

 

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「エレン・イェーガーは……もうやめた」

「もうどこにもいない」

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「エレン・イェーガーはオレが生まれ育ったパラディ島の人々を守るために与えられた役で…」

 

「たしか… 子供の頃、あの丘の木で居睡りしていた時に見た夢の――」

 

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「巨人を今すぐ一匹残らず駆逐すればいいんだよ」

 

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「オレならきっと大丈夫だよ、マリア」

 

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「オレの名はエレン・イェーガー」

「オレの目的は、みんなを守ることだ」

 

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「行くぞ、ミカサ!」

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「……」

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「早くしろ!!」

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「……あぁ」

 

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「いってらっしゃい、エレン・イェーガー」

 

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3話『解散式の夜』

 

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「待ってろよ、マリア!!」

 

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「……あの時に見た夢の中の、男の子――」

「だった…はず」

 

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「――待って、エレン・イェーガー」

 

 

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「…違う」

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「違う? 何がだ?」

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「男の子…じゃない…」

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「あなただから…、エレンだから…、ユミルは力を貸した」

「それはあなただから…」

 

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「…… って言ったから!」

 

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「……違うぞ」

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「違う? 何が?」

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「ユミルは奴隷じゃない、神でもない、ただの人だ」

「誰にも従わなくていいと言ったオレに手を貸してくれたんだ」

(※これ、ミカサに対してのエレンの返答かしら?→ミカサはオレが居たから強くなったわけじゃない)

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「…でも、オレにはよくわからねぇけど…」

「ユミルは最後」

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「私もそう思います…」

「ユミルさんはみんな(ミカサさん達?)を助けるために行ってしまったんだって…」

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「結局ユミルは…何だったのかわからないヤツだったな…」

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1話『二千年後の君へ』

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まともに会話したのもあの時くらいだった…

オレ達が初めてここに来た日の朝

 

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マリアが自分の生い立ちを話した時以来…

 

二千年前のあの日――

 

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私は王の領地内にある小さな村の牧場で私は生まれ育ったの

 

物心ついた時から牧場の手伝いをしていて

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私にとっては、それがいつもの生活だった

 

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109話『導く者』

 

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オレがあそこから戻ってきてからも、マリアはずっと

 

マリアのままだったらしい

 

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「(エレン、ミカサ、ルイーゼ)誰か教えて」

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「お母さんは…何で生きたまま身体を食べられたの?」

 

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122話『二千年前の君から』

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「ある日、派手に着飾った人が馬車で迎えに来て、私はそれに乗せられて街に行ったの」

「そこで私を待っていた人は、とても美しい人だった」

 

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「その時に、とても美しい人が私の母で、私は自分が王の娘であることを知ったの」

 

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「ねえ、教えて」

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「お母さんは…何で生きたまま身体を食べられたの?」

 

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「私達は何をすればいいの?」

(「お母さんは…一体何がしたいの?」)

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「お母さんは何をしたら私達の元に帰ってきてくれるの?」

(「何をしたくて二千年もの間ここに留まって王に従い続けてるの?」)

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「……許さない」

「何で…私達より…あっちの方を…選ぶ…なんて…」

(※ユミルがアルミン達の方に、エレンがリヴァイの方に行こうとしている、2つの意味があると思うが……?)

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「私達を置き去りにして行くなんて…」

「裏切り者…」

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「絶対に許さない…」

 

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「…?」

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「おかしいと思わねえか?」

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「え?」

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「俺達は何と戦っているんだ?」

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「島を守るために世界を滅ぼそうとしたお前と、島を根絶やしにしようとした世界の人々を楽園を捨ててまで助けようとする奇怪な存在が、こうして私服でのん気にお茶会してるんだぜ」

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「いっそここを抜け出して、上の反応(始祖?)でも伺いたいくらいだ」

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(ふと振出しに戻ったことに気付くリヴァイ)

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「……」

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「お前には何が見える? 敵は何だと思う?」

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「敵?」

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「…俺達の敵は……そりゃ言っちまえばし―」

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「……」


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そしてあいつらは、オレの前から去って行った……

 

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その後、接触したあいつらにオレはすべてを委ねるとソレを託し

 

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次に顔を合わせた時には もう手遅れだった

 

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果たして

 

他に選ぶべき選択肢があっただろうか

 

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すべては最初から決まっていたのかもしれない

 

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それでも…

 

考えてしまう

 

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あの時、もしオレが

別の答えを選んでいたら

 

 

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結果は違っていたんだじゃないかって…

 

 

 

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137話『巨人』

 

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135話『天と地の戦い』

 

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「…?」

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「あれは何だ…?」

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「……え?」

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「何もない場所から出現したように見えた、あれは……」

 

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「……」

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「アルミンの身体は、とげとげの取れたつるつるな巻き貝、或いは太った蛇みてーな斑模様のある舌でからめとられてヌルマゴ~と飲み込まれていった」

(※試される語彙力(-_-;))

 

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「……え? ………え?」

 

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「お前には何に見える?」

「あの巨人は、9つの巨人で言うと何だと思う?」

 

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 ↑あの巨人

 

 

つづく

 

 

 

 

【考察】

エレン……(笑)

 

回想が入り、過去未来を行ったり来たり、これをうまく再現するのがむずかしい……

 

前回の考察で触れたユミルの3人の娘たちが早速登場してくれました

こんなに早く登場してくれるとは思ってなかったです

 

マリア登場で、どうもエレンと偽ミカサ(エレンの子供で、死後にはミカサの孫となる女の子)が2000年前にタイムスリップしていたらしいことが分かった時、正直、ワクワクが止まらくなった(笑)

そこからどうしようもなく興味がそっちに移ってしまって、ここ数日ほど『ミカサの孫娘物語』に手を付けてしまったという…

といっても、『ベルトルト物語』同様、ざざっと触れるだけで終わりにしようとしたんだけど、『ミカサの孫娘物語』はエレンとの関係性が高くて本編に食い込んでくるため、ざざっとじゃ済まなくなってしまい切り上げました(^^;)

 

ざざっと説明しますと(笑)、エレンと偽ミカサ(ミカサの孫娘)は二千年前のあの時代に出会い、マリアと出会った

(ちょうどガビとファルコとカヤみたいな感じ)(物語もあんな感じ)(タイムスリップものだね)

偽ミカサの方は(エレンとハンジの子供でもあるので)名前が無くさまよってたかも?

そこでエレンに出会い、「ミカサ」と呼ばれたから「ミカサ」になったんじゃなかろうか?(偽ミカサは15~19歳のミカサの姿で、エレンは9歳)

偽ミカサが「道」を一人で漂っているのは、地ならしで踏みつぶされた後なのか?

それともミカサの孫娘の時なのか? 時系列はわからないけど、ミカサの孫娘ならば、ベルトルト同様にそこが元となりそうです

偽ミカサがはじめて二千年前に迷い込んだ時は子供で、もしかしたらそこで成長してエレンと出会ったのかもしれないし、そこはちょっとまだあやふや

 

本編中に出てくる設定範囲で説明できるとしたら、二千年前の世界でマリアにだけエレンと偽ミカサの姿が見えたとか?

 

マリアと別れた後、エレンと偽ミカサは離れ離れになってしまい、エレンは居眠りしている時に戻り(その前にとある場所に行ってる可能性も)、偽ミカサの方は地鳴らしで踏みつぶされた

 

二千年前から戻った直後に地鳴らしで踏みつぶされ、ミカサの孫として生まれる…

と、ここまで考えて、おや、これって、新聞に載った最終回嘘予告と似ていないか?……と思ってしまった(^^;)

 

マリアと二千年前に交わした約束も、リヴァイという存在も、エレンにとっちゃ両方ともロマンだよね、アイタタタ

でもリヴァイのいる調査兵団を選んだことで、マリアとの約束を泣く泣く諦めた

そこまでしてリヴァイを選んだのに! という(手前勝手な)感情があとで生まれそうだな

 

なぜミカサではなく偽ミカサであると断言しているのは、このミカサは、この後でエレンに“ジャン達を無垢の巨人にしろ”と脅するからです

 

これはさすがに、ミカサではないでしょ

138話『長い夢』の山小屋の幻想を作り出すためのタネにしたのが、エルヴィンや人類を救うことよりもミカサの笑顔を選んじゃったリヴァイの想いなので、そのリヴァイと入れ替わるには、エレンはリヴァイの気持ちと釣り合わないといけなかった(のかな?)

だから、一番大切なもの以外全部捧げろということになり、エレンはジャン達を無垢の巨人にしてしまった

 

偽ミカサ的には、エレンの一番大切なもの=ミカサであってほしかったんだろうけど(その上でミカサにエレンを連れて逃げだしてほしかった)

けれどエレンの目的は…要は…一生懸命要約すれば、自分のロマンという鳥籠の中にリヴァイを永遠に閉じ込めることだと思う

それに賭けるだけの理由がエレンの中にあったから(未来の記憶で見た「あの景色」)

エレンもエレンで、偽ミカサの計画に乗るふりをして、とりあえず延命して、自分の願いを叶える隙を狙っていたのでは?

 

ただエレンの場合は、たしかにそれが一番だったかもしれないけど、他にも大切なものがたくさんあって、わずかな差しかなかったんじゃないだろうか?

(まあ、そんなもんだよね…)

身近な例えでいえば、若い頃(10代くらい)の自分の器で想像してみて、自分の好きな芸能人(熱狂しているアーティストの方がいいな)が結婚してしまうという悲劇(ちなみにちゅねは幸運にもこれに該当することなく過ごせた)

想像するだけでゾッとしたもんだ

あとは熱狂アーティストの路線変更とか、いつまでも自分の神様でいてほしいから「見損ないました」とかいう感情は、割と身近だよね?

 

神様に路線変更させない鍵を、もし自分が握っていたとしたら……?というのがエレンの想いに近いのかもしれないです(違うかもしれないけど)

『傍観者』のキースに対するグリシャの気持ちがイマイチよくわからなくて、ずっと引っ掛かっていたけど、これが一番近いかな、と

 

『二千年後の君へ』という一話タイトルの意味が

 

マリアから二千年後のエレン・イェーガーへ

偽ミカサから二千年後のエレン・イェーガーへ

 

という可能性も出てきましたよね?

 

そのマリアに泣かれるエレンは、「ざまあ!」としか(笑)

あっちにもこっちにもイイ顔ばっかしてたら、にっちもさっちもエレン君になってしまった

マリアを子ども扱いして言い逃れしようとしたら、「違う!」と否定されるとこが結構気持ち良かったです( ̄▽ ̄;)

 

いや、これ、自戒も込めてますから(-_-;)

 

エレンの悪い所は、ちゅねなりに結論は出ている

要するに、エレンは自分自身が一番大事なんですよ(これはちゅねも同じなので)

フロックも指摘している通りですが

とにかく自分の感情が第一

自分が「そう思った」、だからそれを人に押し付けてくる

 

やっかいなのは、それで一貫してくれていれば、こちらも責め立てることができるのに、中途半端な優しさも持っていて、それが嘘じゃないもんだから憎むに憎み切れない、責めるに責めきれない

 

正真正銘の半端なクソ野郎

そんな奴が殺戮者になった(=ちゅねみたいな奴が殺戮者になった)

だからこそ怖いと思うのだよ

全体的に善意のみで動いているとも思う(にも拘らず、起きたことが大惨事という)

 

一応エレンのパターンは、分が悪くなると情に訴えてくるところがあるような気がする

始祖ユミルは、情にほだされてしまう人なんじゃない?(104期ユミルもそういうところあったよね)

 

智に働けば角が立つ情に掉させば流される?

夏目漱石の『草枕』、未読だわ……(-_-;)

ちゅねはこんなんばっかしだな

 

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6話『少女が見た世界』

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84話『白夜』

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122話『二千年前の君から』

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130話『人類の夜明け』

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65話『夢と呪い』

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138話『長い夢』

エレン自身は天然でやってる時もあるかもしれないけど、少なくとも作者は分かっててやってるよね(^^;)

エレンの場合は138話は確実に思惑があってやってる

 

 

【今回の解説】

前回の終わりから、オカピ巨人のことついて考えるエレンとリヴァイのシーンがあり、それの繋ぎになりそうなものを探すために51話『リヴァイ班』を読み返していたら、マリアを見つけました

 

「私の名はヒストリア」→「私の名はマリア」です

 

前回の時は分からなかったことが少しわかってきたし、予想とはちょっと違っていたところも判明した

 

マリアの姿見たらカヤにそっくりだったので、これはカヤの画を使えということだなと判断

108話『正論』109話『導く者』から、ガビとファルコと遭遇するカヤを引っ張ってきました

109話には、カヤの母が生きたまま巨人に食われるというエピソードがあるじゃないですか

これは、ひょっとして始祖ユミルにそのまま使うということかもしれない

ただ、カヤのセリフをそのままマリアにあてると、母が生きたまま食われている音を座って聞いていた、ということになってしまう

画では当然ながら、始祖ユミルを食べているのは3人の娘たちで……(^^;)

 

つまり…これは……どういうこと?(^^;)

 

ということで、しばし悩み……、生きたまま母親を食べている自分という現実が受け入れられずに、現実逃避が起き、(母を食べている→母が食べられている)という風に記憶改竄が起きてしまった、と解釈しました

「私は見ていた」とマリアは言うが、見せられた記憶の中で、始祖ユミルを食べているのはどう見てもマリア達だったので、エレンと偽ミカサとルイーゼはゾッとする

と同時にマリアに憐みも感じてしまい……、ということじゃないだろうか?

 

けど、この部分は解釈によっては違うことも考えられるので

たとえば、愛しのユミルが死ぬことが受け止められずに錯乱した王がユミルを食べ始めた、とかさ……(^^;)

 

何はともあれ、こんな気の毒な3人娘を裏切ってリヴァイの方につこうとするエレンに偽ミカサは冷やかな視線を送り立ち去っていく

 

そして、エレンはリヴァイの方を選んだにも関わらず、「敵はなんだ?」と訊かれて、マリア達のことが言い出せない

 

エレン、相変わらず、中途半端なクソ野郎継続中です(^^;)

 

うん、たしかにエレンは優しいのだと思う(リヴァイも同様に)

うーん、これが所謂、助けられる命には限りがあるというやつかもしれんし……

どっちつかずになっったことで「大事なことは特に教えない」ということに繋がっていくのかもしれない(エレンもリヴァイも)(ケニーも)

 

相手を完全に信用していない

うーん、けど、これについても一人の人間を信用しきってしまうというのも危険なことだろうし、良い所でもあり悪い所でもあるという風に捉えちゃっていいかしら?

けどエレンの隠ぺい行為は、ちょっとまずいと思うけど

 

エレンのために尽力しているリヴァイを裏切る行為……なんだが、その先にあるリヴァイがミカサと結婚したがっている(=調査兵団を抜ける)というエレンの許しがたいリヴァイの願望については……どうしようもない

そもそも“自分のロマン”が一番大切であるのなら、まずリヴァイを信用しないといけないのに、それすら出来なかったというのだから、そこに中途半端から脱却できなかった原因があったのだろう

 

マリア達が去って行ったところの流れは、123話『島の悪魔』のミカサの後悔部分を使用しております

脊髄液注射を貼り付けたのは、(その7)の件のことしか思い当たらなかったので

tyune.hatenablog.com

 

↑こちらのエレンとは違うのは「すべては最初から決まっていたとしても」の後の部分です

(その7)の時には遂に来るところまで来てしまった時のエレンなので「すべてはオレが望んだこと」だけど、今回のエレンにはまだ後悔があります

(マリアの件をリヴァイに打ち明けていれば、とか、そもそもマーレで失踪しなければ、皆の仲間でいられたかもしれない)

調査兵団というものに未練があるんだろう

(自分で壊しておいて)

でも、結局リヴァイがミカサと結婚して調査兵団を抜けようとしていると知った時には、エレンはそれを全力で阻止しようとするだろうから、どの道リヴァイと衝突することには変わりないんだろうというのを悟り、「すべてはオレが望んだこと」ということなのかもしれない

 

エレンは一時の激情に抗えなくて、さんざんそんなことをしてきたから、そういう自分のことも分かっているんだろう

だから「止められる結末がわかってなくても」、始祖を掌握する時のあの瞬間の激情がある限り、地鳴らしを選んでしまう、ということじゃないかなー

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121話『未来の記憶』

↑これね

それまでのジークとの兄弟対決の決着がジークの勝利に終わりそうな瞬間、エレンは絶対にジークに負けたくなかった

 

「止められる結末がわかってなくても」

この「わかってなくても」も、頭混乱ポイントだよね?(^^;)

一瞬「んん?」となった

「アルミン達に止められる未来がわかっていても、わかっていなくても、どっちにしろやってた」ということだから、「アルミン達を英雄に仕立て上げるために悪役をかってでた」というのは成り立たたなくなるんですよ

こういう矛盾点を忍ばせることで違和感を作りだしてるんだと思ってるけど

 

最終話冒頭のエレンはエレンではない

エレンだとしたら、エレンが嘘をついているということになる

 

あと、エレンは始祖ユミルを「道」から出して巨人の世界を終わらせようとしているのか?というのは、当初からちゅねが注目していたポイントではあったけれど、130話『人類の夜明け』で

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エレンがこう言ってたので、始祖を掌握した状態で島に帰ってくる気満々だわ、と当時に思いました

ここも矛盾ポイントなんだろう

→エレンは巨人の力を消滅させることは考えてなかった

まあ掌握しちゃえば遠隔からでも記憶改竄は可能でしょうが、ヒストリアとコソコソ密談している当時のエレンが、始祖の能力の詳細を知っているとは思えないし

 

まあ、ヒストリアにも嘘を言っていたとも考えられるけど、もしそうだったとしたら、エレンがそこらじゅうで嘘を織り交ぜているということになる

 

あー。

アルミン達が止めに来るであろうことを信頼してたから、エレンは殺戮を起こした、とかも解釈できるってわけね

手ごわいな(笑)

 

そうだとしたら、アルミン達が生き残ったのはたまたまなのだから、無茶苦茶無責任だと思うんだけど……

(結局は押し付け)

 

どうにか補完無しでも、ユミルの民みんなが記憶改竄されたという解釈もできるということを説明をしたいんだけど、なんだか頭が混乱してくるな

やっぱり物語の構造からアプローチするのが一番わかりやすいんだよな

 

巨人の力もまだ消えてないし……

『ベルトルト物語』で巨人の力が消滅するんじゃないかなーとは思ってるけど

だから、『ミカサの孫娘物語』の時代には巨人の力はないとは思うんだけど

でも「道」はずっとあるんじゃないだろうか

それこそ、あの世界の中の今でも

 

あと2.3回くらい、小出しが続くかもしれません

というわけで(その18)くらいまで増えそうだな

 

その前に『ミカサの孫娘物語』をざざっとしたものでも、とりあえず記事としてあげたい

エレンの死後の世界だけど、孫娘は島の英雄となったエレン・イェーガーに心酔していて、そのエレンを殺した調査兵団+他だった祖父(リヴァイ)祖母(ミカサ)父(コニー)、アニ(叔母)、ジャン、ガビに反感を抱いているのかも?

 

誰がエレンを殺したのか? っていう話にもなりそうだな

 

 

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